学食の夢食堂
冬になり乾燥もしています。コロナ以前に風邪が流行しやすい季節ですから、皆様お体にはお気をつけて。
おはようございます。
全国の飲食店による子ども食堂のプロジェクト『夢食堂』の運営をしています。
今日は「学食の夢食堂」というテーマで記事を書きます。
桃山学院大学の学食にて
『桃山学院教育大学 学食 La pêche』オーナーの米田勝栄さんは、初期の段階から夢食堂に参加してくださっておりました。
兼ねてより大学側と連携を取りながら、子ども食堂の実施に向けて取り組んでくださっています。
それで、ついに大学とのコンセンサスも取れて、スタートができそうだということで、先日ご連絡をいただきました。(オミクロン株が収まったら)
#sugoi
学食での夢食堂開催は、本部としても待ち望んでいたところです。
何といっても学生さんがたくさんいらっしゃる所での開催ですから、若い世代にも活動に触れていただく機会が生まれます。
今は世の中的に社会貢献がトレンドになっているようですし、若者の意識もそっちに向いているという情報がよく入ってきます。
これは妄想の世界ですが、
夢食堂を知った学生さんがインターンとして一緒に活動してくれたり、学生団体を立ち上げて自発的な活動を始めたりするんじゃないか。
なんてことを考えていたりします。
まだどうなるのか未知数ですが、学生さんと子どもが交流する機会が増えたら、夢食堂のビジョンを実現する上ではきっと追い風になると思っています。
学食ならではの課題も
学食で夢食堂が実施されることのが非常に楽しみではある一方で、学食だからこその課題も想定されています。
これはオーナーの皆さんとも先日のミーティングで共有させていただきました。
実際に米田さんから報告していただいたことを、ここでも紹介させていただきます。
・学食の営業時間はランチタイムで終了する
・学生さんに夢チケットを支援する経済力がないかもしれない
主に上記の二つです。米田さんは、それぞれについての対応策を提示してくださりました。皆様にとっても参考になればと思いましたので、共有させていただきます。
学食の営業時間はランチタイム
一つ目の課題が、「学食の営業時間はランチタイムで終了する」ということでした。
「毎日やってる子ども食堂」が夢食堂の特徴であるのに対して、お昼の時間でしか開催できない学食では、平日にやっても子どもは来ないんじゃないか、ということでした。
かといって夕方まで時間を伸ばして受け入れてしまうのは、人件費や設備維持などのコストを考慮しても、明らかにサステイナブルではありません。
そこで米田さんは、「一旦土曜日のみの開催でオペレーションのテストも含めて様子を見てみる」という打ち手を提案してくださりました。
ありがたいことです。
本部的には全然OKで、3月末もしくは次の夏休みの時期に毎日開催を始められるよう、やってくださるとのことです。
一応本部の考え方も共有させていただきますと、「平日昼に子どもが来ないなら、尚のこと毎日開催を推奨したい」という所があります。
本部的には、子どもが来ないことよりも、子どもが来すぎてお店の運営そのものが圧迫されてしまう方がリスクです。お店の経営状況に差し支えのない取り組みでありたいと思っています。
あとは、もしかしたら未就学児のシングルマザーだったり、不登校の子どもにとっては、平日昼でも需要があるかもなぁとか、来なくてもやっていれば学生さんにも知ってもらえやすくなるかなぁとか、そういうことは思っています。
学生さんのお財布事情
二つ目の課題は「学生さんに夢チケットを支援する経済力がないかもしれない」でした。
学食って一食400円くらいで提供されていたりするので、200円の夢チケットを学生さんが支援できるのか懸念が残るということですね。
たしかになぁと。
学生さんは一食400円を出すのも結構大変というか、お金事情はみんな苦しんでいる現状があります。
ちょっと調べてみたら、日本では「若者の貧困」ということで、問題視されている側面もあるようです。ただ今日のテーマではないので割愛させていただきます。
学生さんが果たして夢チケットを購入したりするのか?
これは確かに分かりません。ということで、米田さんはまたしても具体策を2つ提示してくださりました。
①米田さんが経営されている五反田のお店を「学食への夢チケット寄付専門店」にする
五反田では夢チケットの販売だけを行い、それを『桃山学院教育大学 学食 La pêche』に送るというやり方です。あらかじめ五反田のお客様には趣旨を理解していただいた上で支援していただきます。
②『桃山学院教育大学 学食 La pêche』が実施している出前館やUbereatsのデリバリーサービスで夢チケットを販売する
コレすごいですよね。どうやら大学周辺におられる一般の方向けに、学食を提供されているそうなんです。ここでも、夢チケットの支援ができるようにしていけるとの提案でした。
楽しみです
素晴らしいアイディアが生まれ、それがお店の個性になっていくのが本当に楽しみで、ありがたいことだと感じます。
学食での夢食堂、楽しみですね。
学生さんも夢チケット買うんじゃないかと、やや楽観視しているのは僕です。
米田さんが運営されている『桃山学院教育大学 学食 La pêche』には行ったことがないのですが、別でオーナーをされている東洋大学の学食には足を運んだことがありまして、学食のレベルを凌駕していました。
東洋大学の学食は美味しいということで有名でして、他の大学の学生がわざわざそれを食べるために集まってくるくらいなんです。僕もその1人でした。
#今考えてみたらありえない
それをまさか米田さんがやられていたなんて!
と非常に驚いたのですが、桃山学院大学の学食にも、コロナが収まったら参りたいと思います。
今日はこちらで失礼します。
いつも本当にありがとうございます。
ではまた。
【追伸】
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夢食堂プロジェクトの運営費として使用させて頂きます。
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