プロセスチーズの特徴【日本安全食料料理協会】
プロセスチーズとは
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化させて作られるチーズです。複数のナチュラルチーズを溶かし、乳化剤をつかうことで分離させずに混ぜ合わせます。
乳化剤にはクエン酸塩やリン酸塩が使われ、チーズの用途に合わせて植物油や着色料などの添加物が用いられることが多くあります。保存性に優れ、安定した品質を維持できます。また、安価で大量生産することが可能なので、一般家庭にも多く普及しています。
栄養
加熱して作られるプロセスチーズは、ナチュラルチーズと栄養価が異なります。加熱によって乳酸菌や酵素は減ってしまいます。しかし、タンパク質やカルシウム、ビタミンなどは多く含まれています。
そのまま食べる
プロセスチーズには、そのまま食べる「おつまみ」「おやつ」のタイプが作られています。簡単に食べられる6Pチーズやキャンディーチーズや、チーズ本来の味わいのもの、変わった食感のものなど様々な種類があります。
料理につかう
プロセスチーズには、調理用のチーズがあります。代表的なものではスライスチーズやダイスカットチーズ、ピザ用チーズやカットされていないブロックチーズがあります。プロセスチーズは一度加熱されているため、熱を加えても柔らかくはなりますが、溶けることはありません。溶けるタイプのプロセスチーズは普通のプロセスチーズより熱の入れ方が少なく、加熱すると溶けますが、ナチュラルチーズと溶け方は異なります。
原料のナチュラルチーズによって味が違う
プロセスチーズの原料となるナチュラルチーズには様々な種類があり、使うチーズによって味や風味が異なります。
「ゴーダチーズ」が原料のものは、クセがなく、チーズがあまり得意でない方でも食べやすいチーズです。そのまま食べるおつまみチーズなどによく使われます。
「モッツァレラチーズ」が原料のものは、とてもマイルドでミルキーさが特徴で、さっぱりした味です。ピザやグラタンなどの料理に使われます。
「チェダーチーズ」が原料のものは、オレンジ色が特徴で、少し酸味があり濃厚な味わいです。ハンバーガーなどに良く使われます。
日本安全食料料理協会にはチーズソムリエ資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。
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