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2021年SNSで話題になった「トレンド料理ワード」、大賞は一大ブームの「マリトッツォ」

こんにちは。フーディストサービス広報の伊藤です。

今回は「2021年トレンド料理ワード大賞」を紹介します!
トレンド料理ワード大賞とは、「レシピブログ(ブログ)」、「フーディーテーブル(Instagram)」「スグレピ(Twitter)」の各編集部が、2021年の検索数や投稿数などを基に今年注目された料理関連ワードを選出。
各サービスに参加するユーザーを対象に2021年の料理トレンドを振り返るアンケートを実施しその上位の結果から決定したものです。

食や料理への興味関心があるユーザーはどんなことに興味関心が高かったのか、そこから見える傾向を含めて2021年を振り返っていきます。ユーザーコメントと合わせて5位から順に紹介していきます。

5位:折りたたみキンパ/四角キンパ

韓国のカジュアルフード「キンパ」の裏技的な作り方。2021年上半期に話題化し、テレビなどでの紹介が増えるにつれて「海苔をパタパタたたんでいくだけ」という作り方や具を自由に組み合わせる楽しさが共感を呼び、下半期はさらに人気を伸ばしました。Instagram上での「#折りたたみキンパ」の投稿数は656件(上半期)→1,600件以上(2021年11月30日現在)、「#四角キンパ」は392件(上半期)→1000件以上(2021年11月30日現在)にまで増えています。
Instagram:#折りたたみキンパ
Instagram:#四角キンパ

<ユーザーコメント>
・簡単で持ち運びもしやすく、お弁当にも最適
・何度もテレビで見たり、You Tubeで作り方動画を配信している人を多数見かけた
・特別な材料や調味料を揃えなくても簡単にできるから。

4位:低温調理器

4位

低温で時間をかけて加熱することができる調理器。放っておくだけでローストビーフやステーキ、サラダチキンなどが本格的においしく作れると話題になり、近年、BONIQ、ANOVA、貝印など様々なメーカーから製品が発売されています。2021年上半期トレンド料理ワード大賞では2位にランクインしレシピブログでの検索数も引き続き上昇し、昨対比4.2倍となりました。

<ユーザーコメント>
・チャーシュー、鶏ハムなどを作った時に肉質の柔らかさに驚きました、以来重宝し活用しています
・おうち時間が増えた今、待ってるだけで手軽にお店のような柔らかなお肉などができたり、家庭の食卓がすごくランクアップしてうれしい
・調味料と具材を入れるだけで技術いらず。コロナ禍で外食も飲みにも行けなかったけれど、お家バル気分で楽しめ気分転換出来ました

3位:志麻さん

3位

予約が取れない伝説の家政婦としてテレビや雑誌でも大人気。元フレンチ料理人の経験と技術をいかしながら、3時間で15品程度のおかずを作る豊かな発想力は幅広い世代を魅了しています。2021年は第13回ベストマザー賞・特別部門を受賞され、その生き方も熱い支持を得ています。

<ユーザーコメント>
・志麻さんのレシピは発想が多種多様で飽きません。何よりつくりやすいのでよく見ています。
・食べたい料理を、作り手のスキルを問わず、身近に感じさせてくれるお人柄で発信されている
・レシピはもちろん、生き方を目指す人も多くなったような気がするから

2位:オートミール

イネ科のオーツ麦(えん麦)を蒸してローラーでフレーク状にした食品。小麦のように精製せず、栄養豊富な外皮を残したまま加工するのでビタミンやミネラル、食物繊維が豊富でダイエット食材としても注目が集まっています。牛乳で煮込んでおかゆ状にする定番調理の他におにぎりやお好み焼き、ピザなど様々なアレンジがレシピブログでも3,000件以上投稿されていいます。

<ユーザーコメント>
・オートミールのアレンジメニューを見ない日はないのでは?と思うくらいあちこちで食べられているから
・以前はヘルシー思考な人向けなイメージがありマイナーな食べ物だったオートミールですが、このコロナ禍において一気に認知度が上がって、あまり食に関心のなかった層にも広く受け入れられたように思えたので。
・オートミールはそのまま食べたりアレンジできたり、色々なところで見かけるようになったので自分でも取り入れている

大賞:マリトッツォ/〇〇トッツォ

2021年上半期に話題化し、人気が爆発したイタリア生まれのスイーツ。2021年下半期は、丸いパンにクリームをたっぷり挟んだ正統派の人気に加え、「#タマゴッツォ」「#おにトッツォ」など日本らしい遊び心のあるアレンジも生まれ、さらに盛り上がりました。2021年6月時点ではInstagramの「#マリトッツォ」の投稿数は8万件でしたが、11月30日現在20万件以上にのぼります。 
Instagram:#マリトッツォ

1位_2
(参考:#タマゴッツォ)

<ユーザーコメント>
・「マリトッツォ」は、進化系もいろいろ出たし、どこでも見かけたし、買いました。
・マリトッツォは、自分でも手軽に作れて 見た目もインパクトあって美味しかったから。
・マリトッツォの見た目が可愛くて、インスタ映えするので、自分でも作ってみました。 簡単でおいしいスイーツなので、気軽に作れるのも魅力なのが選んだ理由です。

21年のキーワード:「マンネリからの脱却」と「アレンジを楽しむ遊び心」

1年半に及ぶコロナ禍の生活で巣ごもり消費やおうち時間の楽しみ方が成熟した2021年。やや自粛疲れが見えてきた今年、料理・食で注目された傾向は「マンネリからの脱却」と「アレンジを楽しむ遊び心」です。

上半期に続く大賞となった「マリトッツオ」はパンにクリームを挟んだ正統派に次いで、タマゴサラダを挟んだ「タマゴッツォ」やおにぎりをアレンジした「おにトッツォ」など進化系が続々と登場。その汎用性の高さからコンビニやスーパーが相次いで商品を販売し、Instagram上でも投稿が20万件を超え今年を象徴する一大トレンドとなりました。

また「低温調理器」や「おうちで専門店の味」「市販品アレンジ」からは自身の味に飽きた人が新しい味を求めて工夫を凝らす様子が見られます。調理機に材料を入れ放っておくだけでお店のような料理に仕上げたり、市販品の素を使うことでいつもとは違う味を楽しんだり、食卓を豊かにするための欲求が感じられます。

そして「オートミール」や「脂質制限」といった健康を意識したワードにも注目です。特に「オートミール」は水と混ぜてレンチンする新しい食べ方をする人が増え市場が急拡大しました。お米のような食感を「米化」と呼びおにぎりなどにアレンジして主食にすることでダイエットレシピとしても人気が爆発。店頭でもあらゆるメーカーのシリアル商品が並ぶようになりました。(総括:フーディストサービスリーダー 久永千恵)

(参考)5位~10位:新しい味を求めて工夫を凝らす料理関連ワードが多数

5位以下には、「おうちで専門店の味」「〇〇しないレシピ」「市販品アレンジ」など、長く続くコロナ禍で料理のマンネリ解消のための工夫を凝らすワードや食卓を豊かにするための欲求が感じられるワードがランクインしています。こちらからご覧ください。

【5位以降はこちら】
https://www.ai-land.co.jp/press/p-foodistservice/11483/

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いかがでしたでしょうか?
来年にはどんな料理が好まれどんな食スタイルの変化があるので、引き続きフーディストサービスでは注目していきたいと思います。

■2021年料理トレンドに関するアンケート概要
調査方法      :フーディストサービスにてユーザーアンケートを実施
回答者詳細    :10代~60代以上の男女/有効回答:432名
アンケート実施期間:2021年11月2日~11月12日正午



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