海外のおもしろ新商品(食品)と原材料について
こんにちは、らびです。
仕事で海外の加工食品を調べて販促資料を作成する事があるのですが、いろいろ調べていると結構面白いものが出てくるんですね。
今回は、最近調べている中で、「へーおもしろい!」って思った海外の新商品3つと、おもしろい原材料についてご紹介しますので、ぜひご覧ください:)
1. Custom Candy Bento Box (アメリカ)
原材料:ダークチョレート、コーンシロップ、砂糖、生クリーム、サステナブルパーム油、食塩、ひまわりレシチン、天然香料、タピオカシロップ、タピオカ澱粉、グレーズ
販売国:米国 ($16.5)
世界で大人気「任天堂」
Sugarfina社とSurper Mario Bros社のコラボ製品です。割と日本ではありそうな製品ですね。こちらはチョコレート・キャラメルとチョコレート・エッグという2種類のフレーバーのチョコが入っている製品です。コンセプトが「ノスタルジー」なので、米国人のおっちゃんもこのファミコンのコントローラみて「Soooo nostalgic!」とか思うなんて、感慨深いですね。
原材料
日本の製品でも少しずつ増えてきました、サステナブルパーム油。こちらはRSPOという団体が認証している、持続可能なパーム油となります。パーム油の原料となるアブラヤシは伝統的な手法で栽培された場合、熱帯雨林の伐採、森林・汚泥火災、子供の労働問題など様々な問題を抱えており「持続可能」では無いんです。
そんな状況なので、かつては「じゃあパーム油購入をボイコットしよう!」という人たちも出てきたのですが、それって原産国である途上国にとっては悲惨な話ですよね。そこでRSPOは、「パーム油そのものが悪なのではなくて、その産業構造自体に問題があるんだよね?よし、持続可能な行程を決めて、それが市場標準になるように認証化しよう!」という理念のもと発足(意訳です・・・)。認証を受けた企業の原料にRSPOマークを付与しております。
日系企業では花王さんが、2020年までに一般消費者向け製品のパーム油をすべてRSPO認証の製品にする事を公約として掲げております。
2. Yogurt & Skyr Blue Spirulina Bowl (デンマーク)
原材料:スキール、ヨーグルト、キウイ、ブルーベリー、メイプルシロップ、ざくろシード、スピルリナパウダー、ココナッツ、ヘンプシード、ココナッツフラワー
販売国:デンマーク
こちらはデンマークのセブンイレブンで販売されているスピルリナ・ボウル。デンマークって結構セブン多くて、コペンハーゲンの街にも各駅ぐらいの頻度であるらしいです。
原材料
スキールというのはアイルランドで1,000年以上前から食されているヨーグルト(正確にはチーズ)の一種で、ギリシアヨーグルトに似た食品です。日本でも昨年日本ルナさんから販売された実績があります!国内外問わず、現在は高タンパクブームですから、ヨーグルト界隈は高たんぱく製品増えましたよね。
スピルリナはご存知の方も多いと思うのですが、藍藻類に属する微細藻類の一種で栄養素を多く含んでいる観点から、近年では「スーパーフードの王様」としても広く知られております。食品業界では、赤城乳業の「ガリガリ君」に使用されている青色色素の原料としても有名です。
スピルリナ・ブルーに染まったヨーグルト・・・。青は食欲減退色として有名ですが、うまく使えばおしゃれで映える色になりそうです!
コペンハーゲンの会社員も、朝セブンイレブンに寄ってオフィスでオシャレ・ボウルを食べたりするんですね・・・。
3. Coconut Rum Punch Liquor-Infused Cream (ベルギー)
原材料:マンゴー、ブラウンラム、食物繊維、ココナッツエキス、砂糖、グルコース、ライスシロップ、ライム果汁、オーガニックココナッツオイル、乳化剤、安定剤、ライスエキス、植物性たんぱく、マルトデキストリン、酸味料、甘味料
販売国:ベルギー (€6.99)
ココナッツ・ラムパンチ・リキュールアイス・・・。
パワーワードのオンパレードですね・・・。おそらく、カクテルのラムパンチを意識したアイスクリームなんだと思います。この製品、欧州のビーガン認証を取得している、ビーガン食品です(乳製品不使用)。
なんと、アルコール3.8%!!
まさかの「ほろよい」超え・・・。
私の場合、まるまる1個食べたら間違いなく上機嫌にほろ酔います。。
原材料
ビーガンアイスの場合は植物ミルクや植物油脂が主要原料となっております。ビーガンアイスの設計って結構難しいんですよね。。乳成分が使用できないので、食感や口どけもイマイチですし、豆乳、ココナツミルク、アーモンドミルクなどはどれも癖があって、青臭かったりするのです。
本製品には通常のアイスクリームと同様に、乳化剤(油と水をきれいに分散させてくれるもの)と安定剤(長期の冷凍や流通段階で溶けてしまっても、おいしい食感をなるべく保てるように入れるもの)を使用しております。どちらも世界的に認証されている食品添加物で安全性が確認されているもの(しかも添加量は微量)なので、無理して忌避する必要はない、と言うのが私の考えです。
ただし、食の嗜好・思想は合理性だけでは決まらないので添加物フリーのような製品が選択肢としてある事が望ましい、とは思います。
また、白砂糖(上白糖、グラニュー糖)は精製段階で牛由来の原料を使用している場合が多く、ビーガン原料ではないものが多いので本製品では精製糖ではない非精製糖を使用し、甘味料(この場合はステビア)を使用しているのではと思います。
以上、海外のおもしろ新商品と原材料についてでした!
今後もおもしろ商品見つけたらシェアしていきますので、ぜひご覧くださいませ。
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