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【野球少年2人が異例の兄弟創業?】【目指すはカレー界のハーゲンダッツ】(♯6)

それではラスト!
COVID-19による食意識変革編についてお届けします!

■Section1【兄弟起業編 兄弟起業という僕らのユートピア】
https://note.com/foodcorner2020/n/nd0e591ac0e78
■Section2【事業選択編 アイデンティティとの対峙、そして唯一無二との出会い】
https://note.com/foodcorner2020/n/nf32cb56dc660
■Section3【完全受注生産型D2Cモデル苦悩編 世の軋轢と闘う若輩者】
https://note.com/foodcorner2020/n/n8d6cbca6fa7e
■Section4【カルチャーショック編 角田憲吾(弟)運命の変わり目は、異世界から】
https://note.com/foodcorner2020/n/n3d67fd6688a0
■Section5【カルチャーショック編 角田光史(兄)憧れの国で見た、憧れの1シーン】
https://note.com/foodcorner2020/n/n970efca64233

【食意識改革編 COVID-19という偶発的事変】

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【角田憲吾(つのだ・けんご)】1995年生まれ。千葉県野田市出身。野球部。大学時代オーストラリアに留学、20か国の渡航をし、本場のソウルフードを食べ続けた。そこで各国での食事価値の違いに衝撃を受ける。その後、一部上場IT企業の営業、ITベンチャー企業(株式会社ネモフィラ)経営企画室(新規事業立ち上げ、資金調達、人事評価制度の刷新に従事)を経て、2020年7月に株式会社フードコーナーを起業し、代表取締役社長に就任。

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【角田光史(つのだ・こうじ)】1993年生まれ。千葉県野田市出身。野球部。学生時代にアメリカを中心に数十カ国への留学、渡航を経験。様々な文化と触れ合う中で、"人生 の在り方(生き方)”、“組織の在り方”、“食体験”のギャップに強い関心を持つ。帰国後も被災地ボ ランティアなどへ積極的に参加し、多様な視点・価値観を取り入れることに重きをおいている。
大学卒業後、メディアスタートアップ企業、商社、スタートアップPMの経経験を経て、Seven Rich Accounting 人材事業部の事業部長を務める。(同時にFoodCorner代表取締役)

コロナで再認識した、美味しさは食べる前の体験から始まるということ、
そして現実的にその時間が確保できない矛盾

- Masa
 ここまででだいぶ話したけどどうですか?

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- Kengo
 だいぶ話しましたね!お付き合いありがとうございます。
 まあここまでと長々と話しましたが、簡単にまとめると僕らがカレーD2Cにて兄弟起業したトリガーはこんな感じですかね。

・実家が51年続く食品会社で父が経営者
・ベンチャーで働く中で気づいた食のマンネリ化と作業化
・海外でのカルチャーショック
・コロナで再認識した、美味しさは食べる前の体験から始まるということ、
 そして現実的にその時間が確保できない矛盾

- Masa
 そうだねえ。3つは話してくれてよく理解できた!コロナのパートについてはまだだから聞ききたいんだけど、これから話してくれる認識で大丈夫?

- Kengo
 OKです!最後ですね!
 まあ先ず大きかったのはコロナによる緊急事態宣言。必然的に在宅勤務が推奨され、おうち時間が増えましたよね。結果的に自宅で料理をする機会が増えました。一時期はコンビニ行くことさえも敬遠されてましたからね。

- Masa
 確かにね、みんなスーパーで買いだめしてたよね。

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- Kengo
 ですよね。僕らもそうしていました。
 そうなると僕らだけではなく世間も料理をする時間が増えました。実は僕らは暗黙のルールで料理を作る時は2人前作るというものがあります。まあ暗黙のルールというよりはお互いの心遣いですが。そうすると作る人と、待つ人の2種類に分類されるわけです。

- Masa
 なるほど。

- Kengo
 スーパーから帰ってきて、ビニール袋から仕分けをしている音。
 冷蔵庫を開け閉めする音。
 鍋やフライパン包丁やスプーンなどの調理器具がぶつかり奏でる金属音。
 包丁でトントンと野菜を切る音。
 フライパンで野菜やお肉を炒める音
 そして、料理の工程が進むほど香る、匂い

 この時作る方も、待っている方も、食卓に料理が並ぶずっと前から夕飯を想像し始めていることに気がつきました。すでに食体験は始まっていて、その体験が実は重要なのではないかと仮説を立てました。

- Masa
 ああ、なるほどね!確かにイメージできるね!

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- Koji
 そうなんですよ、実家をでてからこういった体験が消失してしまい、気づいた時はハッとしました。実家では母が晩御飯を作っている時、すごくワクワクして待っていたことに気付いたりね。今日は何だろうなと想像したり、晩ご飯が好きな物だと嬉しくて、苦手なものだとショックで(笑)でも野球をやっている自分らのために栄養素を考えて作ってくれていた母。様々な要素が結合し、1つの食事に詰まっていたなと。何より重みや温かみが違うなと、そうひしひしと感じるものがありました。

- Masa
 まさに、食を通して創りたい世界観に繋がっていきそうだね。

- Kengo
 おっしゃる通りです。こうやって半強制的に食と向き合うことができました。

- Koji
 でも1つだけ欠点があったんですよ。

- Masa
 欠点…?とは?

- Koji
 毎日は時間が取れないんです。あと正直めんどくさいんです。(笑)
 基本的に野菜切って、肉炒めるだけでも45分くらいはかかるんですよ。(購入して、作って、食べて、食器を洗って)

- Masa
 はいはい、そういうの嫌いそうだもんね。

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- Koji
 好きな人いないでしょ、多分(笑)
 時間があるときにたまに作るのは楽しいんですが、毎日となるとね。。。
 仕事が忙しいと現実的に時間が足りないし、ただただ時間が勿体無い感覚に陥ってしまいました。

- Kengo
 スタートアップあるあるですが、ランチの時間も片手におにぎりやサンドウィッチ、片手にiPhoneで調べ物とかは当たり前。
 ただそれだけでは、僕らが疑問に思っている食の作業化に近づいている。
 なので手間がかからず、食事前からの体験も作れ、さらに美味いもの作れたら、これ以上ない贅沢だよね。という思考から完成したのが「クラフトカレー」でした。美味しいもの食べた時に、心身ともに回復できる感覚は十分に感じていたので、あとは現実的問題となるその手間をいかに軽減できるか、がキーでしたね。

- Masa
 なるほどね。じゃあそういうネガティブ要素もクリアにしたカレーになっているんだね?クラフトカレーは!最高じゃん!

- Kengo
 もちろんです!その点には自信しかありません。
 なぜかと言う……//

- Masa
 あ、待って!それ以降のクラフトカレーの真髄てきな話はまた別の機会を儲けさせてもらうから!

- Kengo
 あ、了解です。じゃあまたの機会に。

- Masa
 うん!では、お話ありがとうございました!これでみんなもクラフトカレーの生まれた背景や想いをしれたんじゃないかな。これだけ素敵な商品だからきっと共感してくれる人がいて、応援してくれるんじゃないかな。今後の活躍に期待してます!

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