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【考察日記】なぜ、お菓子の名前は「パピプペポ」で、怪獣の名前は「ガギグゲゴ」が多いのか?

名前には
「意味」よりも「音の響き」が重要。

なぜなら
性格にポジティブな影響を与え
自己肯定感が増すからです。



どうも読書セラピストのタルイです。



突然ですが、
お菓子のネーミングって
「パピプペポ」が多いこと
ご存知でしたか?

ポッキー、プリッツ、パイの実
パピポ、パナップ、ピノ
ポテコ、ポリンキー、ぷっちょ
などなど


よくパピプペポが使われる理由は
可愛らしさや覚えやすさ
そして外国っぽさを
感じさせるからと言われています。

また赤ちゃんが
発音しやすい音でもあるので
子供向けのお菓子に
多く使われているのかもしれません。


例えば「ポッキー」

あのチョコレートをまぶした
ピンと立った棒状のスティック菓子は

食べるときの「ポキッ」
という音を連想させて

実際に食べる際の感覚と結びつき
食欲をそそります。

ポッキーポッキーだから
「美味しそう!」
「食べたい!」
と思うのであって

もしもポッキーが
「ホッキー」だったらどうでしょう?

棒は棒でも
ホウキ🧹がピン!
と立ってそうなイメージです。

これがもしも
ポッキーではなく
「ボッキー」だったら

棒は棒でも
ぜんぜん違う棒が
ピン勃ってそうです。


もう一つ
怪獣の名前
「ガギグゲゴ」が多いと思いませんか?

有名なところでは
ゴジラ、ガメラ、キングギドラ

カネゴン、バラゴン、バルゴンのように
名前に「ゴン」が入っていたりと

カ行の濁音は
重厚感や迫力のイメージがあって
耳に残りやすいのです。

怪獣の強さや恐ろしさを
効果的に表現してますよね🦖

もしもあのゴジラ
「コシラ」だったら

ミニマムな爬虫類のようで
弱そうです。


怪獣の名前だけでなく、
子供向けのアニメのタイトルは
濁音が多く使われてます。


あの「ガンダム」
「カンタム」だったら
おそらく熱狂的な人気は
出なかったでしょう。


世界中探しても
熱狂してるのは
クレヨンしんちゃんだけです。



さて、
これらの不思議な感覚は
音象徴(おんしょうちょう)
と言います。


言葉の音や響き自体に
特定の意味や
感情が込められている
現象なのです。


「キラキラ」という言葉は
誰でも音の響きから
明るくて輝くイメージを持ちます

「ゴロゴロ」という言葉は
重くて大きな音を表現しています。


これらの音象徴は、
聞くだけでそのイメージを
頭に思い浮かべることができるため


言葉の表現力を
高める役割を果たします。


もっと気になる方は
詳しくはこちら2冊の本を
お読みください。



さて、本題です。

今回考察したのは
音象徵を意識したネーミング
についてです。


なぜ、ネーミングなのかというと

私のお店のスタッフさんに
ニックネームで
お仕事してもらうことにしたからです。


最近はデパートの接客員が
偽名の名札で働く職場もあるそうです。

これは自身のプライバシーを
守るための重要な対策の一つです。


プライバシーを守るための工夫が
どの職業においても
必要になってきている時代なんですね


しかし、どうせなら
スタッフさんのネーミングにも
音のイメージと
その人なりをリンクさせたい
と思いまして

今回の考察に至りました。


ここからは
なぜ音象徴を重視するのか?
その理由と

50音別に音象徵をまとめてみました。

最後に私の名前の音イメージを
考察しました。


◆音のイメージで名前を選ぶ時代へ

近年の日本では
子どもに名前をつける際にも
名前の響きや音の印象を
重視する傾向が強まっている
このように感じてます。

伝統的に漢字の意味を重んじてきた
日本の命名文化ですが

その時代とともに価値観が変化し
響きの良さが
選択の重要な基準になっています。

「音がいい名前をつけたい」

そんな親の思いには
以下のような背景があるのでは
ないでしょうか

個性を引き立たせる:
漢字の意味よりも響きで印象を与えたいという意識。
国際化への対応:
外国人にも発音しやすく、日本らしさも感じられる名前へのニーズ。
現代的なセンス:
名前がその子どもの「第一印象」となるため、洗練されたイメージを求める親が増えています。

例えば
「ひなた」「ひより」といった
柔らかく明るい響きの名前や

「凛」「澪」のような
洗練された名前が人気ですね。


こうした名前は
ポジティブな第一印象を与えやすく
その人の性格や雰囲気にも
影響を与えていると考察します




メディアやSNSが命名を多様化

現代ではメディアやSNSも
命名文化に大きな影響を
与えているでしょう。

ドラマや小説に登場する
ユニークな名前が
実際に人気を集めたり

インターネットでの
名前ランキングや
口コミ情報が
名前選びの参考にされることが
多いのです。


◆50音別 清音


⚫️明るい音と暗い音


「あ」「い」「え」のような母音は
声帯を開放的に使い
口腔が広がる感覚があるため
明るい印象を与える音
として捉えられます。


例えば
「あい」という名前は

「あ」が開放的で、
柔らかく温かみがある音で

「い」軽やかで明るい音で
優しさや柔らかさを連想させます。

つまり愛らしい。


あくまで私見ですが、
世の中で「愛ちゃん」と呼ばれる方は
愛らしい方が多い印象です。

一方で、
「お」「う」は口腔が
比較的閉じ気味になり

共鳴が深く落ち着いた響きを生むため
暗い印象を与える音とされています。

例えば、
笑うときに「ははは」と言うよりも
「ほほほ」と発声すると
違った雰囲気を生み出します。


これはこの「明るい音」と
「暗い音」の影響が
反映されているからなんです。

このように、
音の持つ性質を理解することで
より効果的なコミュニケーションや
表現が可能になります。


以下に50音で並べました。

<あ行>
「あ」- 広がり、明るさ、大きさを表現。口を大きく開けることから生まれる印象
「い」- 鋭さ、小ささ、軽やかさを表現。口を横に引くことで生まれる印象
「う」- 暗さ、重さ、深さを表現。唇を丸めることで生まれる印象
「え」- 鋭さ、はっきりとした印象。口を開いて発音することから生まれる印象
「お」- 丸み、大きさ、重厚さを表現。唇を丸めることで生まれる印象


<か行>
「か」- 硬さ、カチカチとした音、切断するような印象
「き」- 鋭い切れ味、キラキラとした印象
「く」- 暗い、くぐもった、こもった感じの印象
「け」- 固さ、ケバケバしさを表現
「こ」- コツコツとした固い印象、小さな物を表現

<さ行>
「さ」- サラサラとした軽やかさ、清涼感
「し」- シューッという音、静けさや落ち着きを表現
「す」- スーッとした印象、素早い動きを表現
「せ」- 細さ、せわしなさを表現
「そ」- そろそろとした動き、静かな様子を表現

<た行>
「た」- タタタッという軽快な動き、たおやかさ
「ち」- 小さな物が散らばる様子、ちらちらとした印象
「つ」- 詰まった感じ、連続する動きを表現
「て」- てきぱきとした様子、手触りを表現
「と」- とんとんと進む様子、止まる印象

<な行>
「な」- なめらかさ、なだらかさを表現
「に」- にこにこした様子、柔らかい印象
「ぬ」- ぬるぬるした感触、しっとりとした印象
「ね」- ねばねばした感触、粘り気を表現
「の」- のんびりとした様子、伸びやかさを表現

<は行>
「は」- はっきりとした様子、パッとした印象
「ひ」- 光る様子、ヒラヒラとした印象
「ふ」- ふわふわとした感触、柔らかさを表現
「へ」- へばへばした様子、疲れた印象
「ほ」- ほのぼのとした様子、穏やかさを表現

<ま行>
「ま」- まろやかさ、まどろっこしさを表現
「み」- 見える様子、みずみずしさを表現
「む」- むくむくとした様子、膨らみを表現
「め」- めらめらとした様子、目立つ印象
「も」- もやもやとした様子、もたもたした印象

<や行>
「や」- 矢のような素早さ、やわらかさを表現
「ゆ」- ゆらゆらとした動き、揺れを表現
「よ」- よろよろとした動き、弱々しさを表現

<ら行>
「ら」- らんらんとした様子、明るさを表現
「り」- りりしさ、凛とした印象
「る」- るんるんとした様子、軽やかさを表現
「れ」- れろれろとした様子、だらしなさを表現
「ろ」- ろうろうとした様子、はっきりとした印象

<わ行>
「わ」- わくわくした様子、和やかさを表現
「を」- をろをろとした様子、もじもじした印象
「ん」- 余韻、響きの残る印象


次に濁音についても考察します。

◆濁音

濁音(゛が付く音)は一般的に
より強い、荒い、大きい、重い
などのイメージを持ちます。

特に擬音語・擬態語で顕著に使われ

日本語の表現を豊かにする
重要な要素となっていますよね。

漫画やアニメーションなどの
表現媒体でも
これらの音象徴が効果的に
活用されています。

これは私見ですが
歌い手のAdoさんは
名前としての
響き、イメージ、独自性を
考えたときに
非常に理にかなっていると思います。

もしも「アト」だった場合
「ト」の音が柔らかく、
余韻が薄い印象を与えるため

Adoさんの
アーティストとしての鋭い個性が
薄れてしまったかもしれませんね。


<が行>
「が」- ガタガタ、ガチャガチャのような強い衝突音や粗雑な様子
「ぎ」- ギラギラ、ギザギザなど鋭く強烈な様子
「ぐ」- グルグル、グニャグニャなど回転や変形の様子
「げ」- ゲンナリ、ゲホゲホなど不快感や疲労感
「ご」- ゴロゴロ、ゴツゴツなど重々しい様子や粗い感触

<ざ行>
「ざ」- ザワザワ、ザブザブなど騒がしい様子や水しぶき
「じ」- ジリジリ、ジメジメなど持続的な不快感や湿った様子
「ず」- ズルズル、ズキズキなど引きずる動作や痛みの様子
「ぜ」- ゼイゼイ、ゼロゼロなど息苦しさや粘り気
「ぞ」- ゾロゾロ、ゾワゾワなど群れの動きや不気味な感覚

<だ行>
「だ」- ダラダラ、ダバダバなど液体の垂れ流しや粗雑な様子
「ぢ」- (使用頻度は低いが)ヂリヂリなど焦るような感覚
「づ」- ヅキヅキなど脈打つような痛みの感覚
「で」- デンデンなど鈍い音や動き
「ど」- ドンドン、ドタドタなど強い衝撃音や大きな動き

<ば行>
「ば」- バタバタ、バラバラなど激しい動きや散乱
「び」- ビリビリ、ビクビクなど震えや恐れの様子
「ぶ」- ブルブル、ブヨブヨなど震動や柔らかすぎる様子
「べ」- ベトベト、ベロベロなど粘着性や舐める様子
「ぼ」- ボロボロ、ボヤボヤなど崩れた様子や曖昧さ


<ぱ行(半濁音)>
「ぱ」- パラパラ、パタパタなど軽い動きや音
「ぴ」- ピカピカ、ピョンピョンなど明るい様子や跳躍
「ぷ」- プカプカ、プリプリなど膨らみや怒り
「ぺ」- ペラペラ、ペチャペチャなど薄さや饒舌
「ぽ」- ポチポチ、ポカポカなど小さな動作や温かさ

# 半濁音(中間的な印象)
ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ



◆「タルイタケシ」の音象徵は?


複数の生成AIを使って
「タルイタケシ」という名前を
音象徴的に分析してみました。

「タルイ」の部分:
- 「タ」は力強い印象を与える破裂音で、はっきりとした響きがあります
- 「ル」は流れるような柔らかい印象の音で、優しさを感じさせます
- 「イ」は小さく明るい印象を与える母音です
「タケシ」の部分:
- 「タ」は前述のように力強さを感じさせます
- 「ケ」は硬質な印象の子音で、勢いを感じさせます
- 「シ」は静かでシャープな印象を与える音です

全体として、「タルイタケシ」という名前からは:
- 頭の「タ」の繰り返しによる力強さと安定感
- 「ル」による柔らかさと「ケ」による強さのバランス
- 「イ」「シ」という明るく軽やかな音による親しみやすさ
という印象を受けます。力強さの中にも優しさを持ち合わせた、バランスの取れた印象の名前だと言えます。


タルイ:重く、鈍い印象。ゆっくりとした動作や、落ち着いた雰囲気を感じさせる。物事を深く考え込むような、内向的なイメージも。

タケシ:力強く、男性的。積極的で行動派な印象。正義感が強く、リーダーシップをとるようなイメージも。

組み合わせによる印象
「タルイ」と「タケシ」という対照的な響きの組み合わせは、興味深いコントラストを生み出します。
* 内と外: 内向的な「タルイ」と外向的な「タケシ」が組み合わさることで、複雑な人物像が浮かびます。
* 静と動: 静的で落ち着いた「タルイ」と、力強く動的な「タケシ」の対比が、魅力的な個性を感じさせます。
* 深み: 重厚な「タルイ」が、力強い「タケシ」に深みを与えているように感じられます。
全体的な印象
「タルイタケシ」という名前は、一見すると対照的な要素を含みながらも、奥深い魅力を持った名前と言えるでしょう。 この名前を持つ人は、内面的な深さと外向的な行動力、そして強い意志を持った人物である可能性が感じられます。


**タルイ**:この音は「タ」と「ルイ」で構成されています。
- 「タ」:力強い音で、まっすぐな線を連想させることがあります。
- 「ルイ」:柔らかい音で、少し流れるような感じがあります。
**タケシ**:この音は「タ」、「ケ」、「シ」で構成されています。
- 「タ」:再び力強い音。ここでは、しっかりとした土台をイメージさせます。
- 「ケ」:中間音で、少し柔らかさを持ちつつも明確な音です。
- 「シ」:しなやかで細やかな音、鋭さや繊細さを感じさせます。
全体的に「タルイタケシ」という名前は、力強さと柔らかさを兼ね備え、バランスの取れた響きがあります。これにより、名前の持つ人物像が、堅実でありながら柔軟で繊細な一面も持っているような印象を与えます。


なるほど。

「タルイ」と「タケシ」は
対照的な音の響きの組み合わせなんですね。

音象徴による分析は
名前だけでなく
苗字とのバランスで考えるのが
良いと思いました。

みなさんもやってみてください。


◆〈まとめ〉音象徴の課題と可能性

ここまでを読んで
音の響きを重視する
命名文化が広がると

「漢字の意味を軽視するのでは?」
という声もあるかもしれません。


調べたところ
最新のトレンドは
「キラキラネーム」よりも
「スターリーネーム」だそうです。




「スターリーネーム」というのは
光り輝く漢字を使用した
名前のことを指してます。


たとえば、


灯莉(あかり)
明莉(あかり)

「あかり」の音象徴のイメージは
温かく優しい光が広がるような
希望や安心感を与える響きを持ってます。

漢字でみると
「灯」は光を灯す意味があり
温かみや安心感を象徴。
「莉」はジャスミンの花を指し
清らかさや優雅さを表す。

灯莉は優しく照らす光のような
存在感
を持ってます。

明莉(あかり)は「明」は明るさや知性
「莉」は可憐さを意味し
聡明で華やかな雰囲気を象徴していて
希望や前向きな印象を与える響きです。

星那(せな)

星那の「せな」は
爽やかで流れるような心地よさと
優しく包み込むような温かみを
併せ持つ響き
が特徴です。

「星」は輝きや夢を
「那」は広がりや優雅さを表し
広い宇宙に輝く星のような
ロマンティックな印象
です。



こんな感じでしょうか

この新しいトレンドは
親の自由な価値観を反映しており
個性豊かな名前が生まれる
きっかけにもなっていますね。


まとめると
名前の選び方は、
音の響きと漢字の意味の
どちらか一方に偏るのではなく

両方をバランスよく楽しむことが
大切に思えます。

多様性が広がる現代において
子どもに名前を贈るという行為は
親からの一生のメッセージです。

その響きと意味が共鳴し合う名前は
きっと子どもの人生を
より豊かに彩ってくれるでしょう。




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タルイタケシ@読書セラピスト
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