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小笠原諸島(父島)に行ってきた ~旅の記録~

11月末で仕事をやめ、12月いっぱいを有休消化で過ごすのに、
いつもなら「ほんなら海外行こ~!」って感じですぐ行っちゃってたけど、
こんなご時世のため、せっかくなら行きにくい(というか行くのに時間が必要)な小笠原諸島行っちゃお~って行ってきました。

基本的なお話(というか私も現地で知ったけど)で、
ここでいう小笠原諸島は『父島』のことを指してて、
小笠原諸島は父島、母島、硫黄島、西ノ島、沖ノ鳥島、南鳥島などいろんな島をまとめてさす言い方で、私たちが『小笠原諸島に行く!』というと、ほとんどが父島か母島のことを言っている、という感じです。
まあ詳しいことはWikipediaを見てください。笑

【予約方法】
小笠原海運からインターネット予約等もできるけど、おがまるパックっていう宿と船が一緒になったのを予約しました。(宿の種類に限りがあり、私の場合は2種類だったうえに、指定した宿が一杯でほかの宿になった)

【必要日程】
父島まで行くのは現在は船だけ!毎週金曜日竹芝桟橋出航の船に乗り、翌日土曜日着。
さらに火曜日父島出航の船に乗り、翌水曜日に竹芝桟橋に着く。
つまり6日間は必要となる!
金曜日11時 出航
土曜日11時 入港(午後からのアクティビティも豊富で、12時には母島行きの船もあるのでそれに乗っちゃうのもあり)
日曜日   まるまる自由
月曜日   まるまる自由
火曜日15時 出航(午前中だけのアクティビティもあって12時に大体終わるので、そのあとはお昼食べたり、ビーチでのんびりしたり)
水曜日15時 竹芝桟橋着
といった旅程になります。
実際行ってみて、「あっという間すぎる…」っていうのが率直な感想。

【おがさわら丸】
おがさわら丸の等級や、宿のグレードによっても異なる。

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(※小笠原海運HPより 21年1月の運賃)
知らなかったけど、学生だと20%の割引もあるみたいだし、島民や障がい者・付き添いの方も割引があるとのこと。
私は初めての船旅ということもあるし、イタリアに行ったときに船でゲロッタ経験もあるので、なるべく快適に過ごせるようにと特2等寝台を取りました。
実に快適…。
特に今の時期は、コロナの感染対策もあり、特2等寝台でも1スペースにつき2名入れるんだけど、1名しかいなくて、私なんかイビキもかくから、そのあたりの心配もせず快適な船旅でした。
どの等級にもレディースルームを用意してくれるのでそのあたりもあまり心配せずに予約してOK!
ちなみに特2等寝台では、テレビ付きでスリッパも貰えるので船内で歩くくらいのサンダルなんかは用意しなくても大丈夫かなと。
そして、父島に行く前にPCR検査を無料で受けられるんだけど、検体の提出は前日もしくは前々日、難しい場合は郵送とかで対応ができるそうなので、比較的安心して旅行できるのかな…と。

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【宿について】
私が泊まった宿はいわゆる民宿のようなタイプ。
同時に入港した人たちはすべておひとり様で、一人1室与えられて、洋室や和室の種類もあるみたいだけど、私は洋室でベッドで過ごしました!
父島の宿はほとんどが朝夕の食事つきだと思うんだけど、そのクオリティたるものや…!

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毎日このクオリティの食事が出てくるので、みなさん期待してください(笑)
父島にはいくつかの食事するところもあるので、夜は飲みに行ったりすることもできる。ただ、この島の特性上物価は高いのでやっぱり宿のこのクオリティの食事はめちゃくちゃ助かるんだよね…。
(なんなら自分家で食べるご飯より豪華だし栄養満点)

【旅費】
前述のとおり、私は宿と船のパック・船の等級をグレードアップ・宿は民宿なので
合計¥95,640でした。
船代:¥35,750×往復=¥71,500
え、旅行会社のマージン入れたとしてもやっぱ安いような気がする…。
結局今回はGotoトラベルが適用になっているので、合計¥62,240で、
¥14,000分の地域共通クーポンをもらえたから¥48,240で行けたということに!
いや、本当にお得。

【船での過ごし方】
おがさわら丸は24時間かけて東京竹芝桟橋から父島二見港まで行くので、なにより船でどうやって暇をつぶすかってめちゃくちゃ大事。
そして竹芝桟橋出航後の2時間、二見港入港前の1時間以外は電波がつながりません!!
友達同時で行くのならカードゲームとかおしゃべりとかいろいろやることはあると思うけど、なんせ一人なもんで。
私は事前にAmazonPrimeで映画を2本ダウンロード、ウォーキングデッドシーズン10をまるまるダウンロード、本を3冊持っていきました。
ただ、私のすごいところって、前から思っていたんだけど特技が『どこでも寝られること』で、案の定午前11時に船に乗り込み、そっからお昼を食べた後は16時くらいまで寝てました。笑
そしてこの才能が帰りの便で救世主となるのです…。
船内には『レストランChichi-jima』と『展望ラウンジHaha-jima』があって、食事ができたりカフェメニューを食べられたりとそれなりの施設はあるけど、やっぱり普段からスマホに慣れている現代人なので24時間を過ごすには、何かしら持っていくことをお勧めします。

このおがさわら丸、天候によってはかなり揺れます。
行きは島民の方曰く「全然揺れない」みたいだけど、(私からしたら揺れてた。酔い止め服用で全く吐き気はなし!)帰りは鬼ほど揺れた。
どんなくらい揺れたかっていうと、飛行機の乱気流に入った時の揺れのリアル5倍くらいで、正直『これは吐く』と思って、自室で横になった瞬間に4時間爆睡してて、私の「どこでも寝られる特技」が遺憾なく発揮されて、そのおかげで酔いを感じるときはほぼ意識もなく(寝ていて)もう本当に感謝でした(笑)
よっぽど船酔いに自信がある人以外は、絶対に酔い止め持って行ってね。
というか、島内でも役に立つことがあるから!

【冬の小笠原諸島】
12月といえど、島内は20度~25度くらいの過ごしやすい気候で、
日差しがあるときは半そででも十分だけど、日陰だったり日が落ちた後には肌寒くなるので長袖シャツくらいは本当に必要。なんなら夜は普通にダウン着てちょうどいいくらいに冷え込む。
冬はトレッキングとか山のアクティビティをすごく快適に体験することができたし、海のツアーでも多少水温は低いけどウェットスーツを着ていれば問題なく遊べる!
特に海のほうは12月以降クジラが産卵でやってくるので、ホエールウォッチングツアーに参加するのもいい!(ちなみに私はクジラに会えず…島民の方曰く少し早かったかも、とのこと)

【アクティビティツアー】
父島に行く前に予約していたのは、
・ハートロックトレッキングツアー(9000円)
・イルカ、クジラ探し、スノーケリングセットツアー(13000円)
現地についてから予約して参加したものは、
・スターウォッチングツアー(5000円)
・ヨガ(5000円)
でした。
ツアー予約するうえで思ったのは、
「ぼったくりだったらどうしよう」「たいしたツアー内容じゃなかったらどうしよう」だったんだけど、父島でツアーガイドをやっている人の(ほぼ)すべてがプロ中のプロだってこと。
狭い島の中では、悪い評判はおそらくすぐに広がってしまうと思うし、何より世界遺産にもなった島で自然を相手にする仕事をしている人は、本当にスペシャリストだなと滞在中に感じた。
だから安心してツアーの予約・参加をしてください!
ちなみに、当日割と飛び入り参加する人も結構多くて、ふらっとツアー会社の前に立ち寄って『参加できますか~?』なんて聞いてくる人も多い。
午前中のツアーは大体が8時30分に集合とかが多いからその前に通りをふらっと歩いてツアーを探すのもいいのでは。

【移動手段】
島では
・バス
・自転車
・電動自転車
・原付
・車
があるけど、まずバスは1時間に一本くらいなので、よほどの理由がなければ使いづらいな…といった感じ。
自転車も近場であれば使いやすいけど、大村地区以外はアップダウンがかなり激しくてとてもじゃないけどレンタルできる自転車じゃなかなか疲れる。
私は電動自転車で島内をぐるっと一周したけど、アシストがあってようやく坂道耐えられる感じ(笑)
ちなみにアップダウンはMAX250mくらいまで登るから、バッテリーが切れかけて最後はかなり節約しながら町まで戻ってきて、島民の人にも「良く登ったね…」って呆れられたくらい。
本当は原付を借りて島を回りたかったんだけど、慣れていない人には事故が多くて貸せませんとのことで泣く泣く電動自転車にしたって経緯。
島を原付でブーンってするのが自分の中でのやりたいことリストのひとつだったからかなり残念だったけど、まぁ事故起こして貴重な滞在をおじゃんにするのも嫌だし…しょうがない。
一人だとコスパは悪いかもしれないけど、は借りられるなら一番楽かもしれない!駐車場の心配はあまりしなくても大丈夫だし、道はくねくねしたところが多いけど単純で分かりやすいし、本当は車を借りたかったんだけど、入港日は混雑していてなかなか電話がつながらず、結局電動自転車を借りたって感じ。
ちなみに、自転車・電動自転車・原付は繁忙期で泣ければその場で借りることは可能!シーズン中は事前予約が必要かもしれない。


といった感じで、5泊6日の父島滞在を楽しみました。
一応ああしておけばよかったなぁってことをあえて挙げるなら、
・宿はグレードアップしてもよかったかな
→私が泊まったところは、シャワーが夜22時までだったのね。
本当は夜飲み歩いたりしたかったからシャワーはいつでも自由に入れることろが良かったかなというちょっとした後悔。スターウォッチングツアーとかも大体22時くらいに終わるしね。
・スノーケルじゃなくて体験でもいいからダイビングにすればよかった!
→スノーケルでも十分楽しんだし、感動したし、うれしかったんだけど、
ダイビングにすればもっと深く潜れたり長く海の中にいれたし、とかいろいろ考えてそっちにすればよかったかな、とも思った。
・南島行きたかった!!!!
→父島の南西にある無人島の南島、11月から2月までは入島制限がかかっていて入れず。。。もともと1日100人までとか、個人での上陸は禁止されていてガイドがいないと入れない島なんだけど、まずその目の前の海の色のきれいさよ。結局私は入れてないので、南島のすばらしさを語ることはできないけど、次行ったときは絶対に上陸できる時期に行こうと決心したのだった…。


長々と書いたけど、基本的なことなので少しでも参考にしてもらえればって思っています。
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