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【イモテラス】

飲み会に頻繁に顔を出していて、騒がしくしているので、上田を酒癖が悪いと思っている方が半分。
そして、上田がまったくの下戸であることをご存知の方が半分。上田自身は、酒呑みではないので人生の半分を損している感じを持っているのは事実です。
この連載を400回も続けてきて、お酒の話題が少ないのは確かだと思います。飲んでいないと書けませんよね。
8月の初めに、FSPROのメーリングリストで、宮崎県の霧島酒造が売上高584億円で焼酎の売上げ第一位を継続している、一方でサツマイモの基腐(もとぐされ)病がまん延して芋焼酎の出荷が減少、霧島酒造でも、主力の「白霧島」などを出荷調整している。
また、20年ぶりに、麦焼酎「霧島ほろる」米焼酎「霧島するる」を発売したと紹介しました。
このあたりは、さすがにNo.1企業だな、先見の明があるなと感心していたのですが、さらに進んだ活動を行っていました。
霧島酒造がある宮崎県都城市に、サツマイモの苗を育てる「育苗センターイモテラス」を建設し、基腐病にかかっていない苗を育て、契約農家に配って育てるプロジェクトを進行させています。
11月から苗の配布を開始、3月までに175万本の苗を供給する計画なのだそうです。
ますます、強い焼酎メーカーになっていきそうです。
『霧島さつまいも種苗生産センター「イモテラス」』 竣工
https://www.kirishima.co.jp/news/2023101301.html
 
最後に霧島トリビアをいくつか
ちなみに宮崎県で販売している焼酎のアルコール度数は20度です。5:5のお湯割りが丁度良い塩梅です。
よくテレビなどで、霧島酒造を鹿児島のメーカーだと紹介しますが、間違いです。
でも、都城は昔は薩摩藩だったので都城弁は鹿児島弁に近いです。
霧島には、黒、白、赤、茜、虎斑、などがあります。
でも地元の人には昔から造っている「霧島宮崎限定」が好まれています。
ふるさと納税を一番集めているのは都城市です。
だって、返礼品が宮崎牛と焼酎ですから。
https://www.kirishima.co.jp/brand/kirishima-miyazaki/
 
【プロフィール】
 
上田和久
 
kazz@studiowork.jp
 
スタジオワーク合同会社 代表
 
1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda
 
経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。
 

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