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【ひばり工房】

阿蘇は、東西18キロ、南北25キロの世界最大のカルデラ火山です。世界遺産になれないほど、先史以来ヒトが暮らし開拓をし、草原では牛を飼ってきました。
草原で放牧されるのは、あか牛と呼ばれる、在来種とシンメンタール牛の交配によって改良され昭和19年に登録された和牛です。
春から、秋にかけて、広大な阿蘇の原野に放牧され草だけで育った赤身が美味い肉牛です。
 
そんなあか牛を育てるところから、調理、加工する工房が、阿蘇谷の真ん中にありました。
 
ひばり工房
http://hibariko-bo.com/
 
正面に阿蘇のシンボルである、阿蘇五岳がそびえる田んぼの真ん中にあります。
周囲に建物がないので、空が広い広い。そんな場所に、こんもりと木に囲まれたカフェと、何やらバイクのガレージらしい建物、レストラン、ソーセージ工房が並んでいます。
 
僕らが訪ねた数日前にテレビの番組で取り上げられていたため、開店の11時には満席、60分待ちという状況でした。
さすがに待てないので、ガラガラのカフェに座り、ホットドッグとコーヒーを注文しました。待っている間は、田んぼの緑越しに、朝方の霧が晴れていく阿蘇高岳を眺めていました。のんびりして良いものです。
ホットドッグは、自家製のソーセージをパンで挟み、赤うしのソースを掛けたもの。パリっとしたソーセージは嫌な味もなくとても美味しいものでした。
ということで、ソーセージ工房で、フランクフルト、ウィンナーソーセージ、ベーコンを購入して帰りました。
 
自然に囲まれて、原料になる牛を育て、手の届く範囲で加工し、調理して提供する。空いた時間には趣味のバイクをいじる。良い感じだなあ。
 
次回は、満席で食べそこねたハンバーグを食べにくることにします。

【プロフィール】

上田和久

kazz@studiowork.jp

スタジオワーク合同会社 代表

1959年熊本県生まれ、京都、福岡で暮らし、都城の単身生活を終え福岡に戻っています。
国際HACCP同盟認定リードインストラクター、JHTC認定リードインストラクター
上田和久 facebookは
https://www.facebook.com/kazz.ueda

経歴と仕事分野
 厨房設備施工会社、電機メーカーで冷蔵設備の設計施工営業を担当後、食品メーカーへ転職し、品質保証の仕事を経て、2016年コンサルタントとして独立。
 主に、HACCPの認証取得が目的ではない、あるいは安全安心な食品を提供することを目的にした企業に対して、HACCPに基づいた衛生管理の取り組みを支援している。
 具体的には、食品工場に対し、これまでの計画施工から現場運営まで経験を生かした新築・増改築についての助言を行う他、製造現場に対して、クレーム対応、異物混入の原因の究明と対策、再発防止の仕組み作りの提案を行っている。
 食品工場の抱える問題やこれからますます厳しくなる要求への対応、それらを一緒に解決していくことを使命とし、精力的に活動している。

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