Vol.42 東大思考とは?
西岡壱誠さんが書いた
『「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考』
という本を読みました。
なるほどーという内容が満載。わかりやすくは書かれていると思うのだけど、あまりに内容が濃くて、私にはキャパオーバー。
でも、このままキャパオーバーで終わらせてしまうのは、あまりにももったいないので、私なりの理解を綴っておきます。
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東大生は、ひとつの事象に対して「なぜ?」「どうして?」を深く考える。
→ 日常の出来事の「解像度」が高い!
まずはここが大前提!!
その上で以下の5つの思考が身についている。
1.原因思考→「たくさんのことを一度に記憶」できる。
「覚えることを最小限に」絞り込む。そのために「原因」を探す。
「なぜそうなのか」を理解するから忘れない。
「関連づけ」で記憶の棚に整理する。
2.上流思考→「難しいことを超わかりやすく要約」できる。
「物事の背景」から考える。
「そもそも」=上流から考えて、下流とつなげる。
下流のことばかりを話しているから、わかりにくくなる。まずは上流を考える。
3.目的思考→「どんな人にも必ず伝わる説明」ができる。
「何のために」を明確にする。
目的が大切。「目的探し」で「何を話せばいいのか」が明確になる。
その後「手段選び」で、「相手にとって一番わかりやすい」説明を考える。
目的を相手の既知と結びつけることが、わかりやすい説明になる。
「目的」と「手段」両方伝えるから確実に伝わる。
4.裏側思考→「普通は思いつかないひらめき」が湧く。
「複数の視点」で考える。
「一を聞いて十を知る」とは、1つのことから10個のものの見方ができるということ。
敢えて「反対の意見」を考える。
物事の裏側を考える。
5.本質思考で「どんな問題もスラスラ解決」できる。
問題解決には、伏線を見つける能力が大切。
「ミクロの視点」と「マクロの視点」を両方持ち、それらを行き来する。
そうすることで、もっとも大切なこと=本質を見つけられる。
本質を見抜いたら、それをどう日常とリンクさせるのかを考える。
「ミクロ」と「マクロ」の話が出てくる本質思考以外の4つの思考も、「ミクロ」と「マクロ」で説明できる。
・原因思考:マクロ→ミクロ
(結果というマクロな物事から、原因というミクロな事柄を見出す行為)
・上流思考:ミクロ→マクロ
(見えているミクロな事柄から、物事の流れというマクロを知ろうとする行為)
・目的思考:マクロ→ミクロ
(手段というミクロなものを、目的というマクロなものから逆算する行為)
・裏側思考:ミクロ→マクロ
(見えているミクロな事象に対して、マクロな見方を考える行為)
この本を読んで、一番大切なのは、『「ミクロ」と「マクロ」を行き来する思考』だと思いました。
今見えている事柄の、原因を考えたり、上流を考えたり、目的を考えたり、裏側を考えたりするにあたり、大きく捉えたり小さく捉えたりを頭の中で試行錯誤することで、本質にたどりつくことができ、問題解決ができる。
うーん、やっぱり難しい… これは日々トレーニングするしかないな。
物事をなんとなく捉えて理解した気持ちになるのではなく、些細なことでも、「大きく考えてみよう!」「小さく考えてみたら?」これをいつも頭の中で繰り返し、習慣化していこうと思います。
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