素人がデジタルで漫画を描いてみる(1):描けるかな?
最近は生成AIで漫画を描いてみる、というのがちょっとしたブーム(?)みたいですね。noteでもいくつか製作手法を話題にした記事を読みました。
これらの記事を読んで思ったのは「AIすげー」って事ではなくて、デジタルで漫画製作して公開することのお手軽さです。昔はもっと大変だったと思います。いい時代になったものです。
デジタルで絵を描く?
子供の頃は漫画家になるのが夢だったので、描くのは自分で描きたい。上手くはないけど絵心はあるつもり。随分描いてないけど…。
アナログで製作してデジタルに取り込む手法もありますが、どうせならフルデジタルで。そう考えたときに何が最初に必要かというと「デジタルで絵が描ける」ことでした。
実は過去、2018年ごろに一念発起して挑戦してみたことがあるんですが、見事に挫折していました。当時は「全然向いてねぇ~」と思っていました。そもそもイラスト自体を長らく描いてなかったというのもありますが。
このときに用意したのは、
デバイス: ヤフオクで入手したワコムの中古ペンタブ
ツール: GIMP
公開先(晒し先): pixiv Sketch
でした。ちなみにまだこのときはスマホを持っておらずガラケーユーザーでした。スマホになるのはこの2年後、コロナ禍が始まる2020年です。
つまりpixiv SketchにはPCからしか公開できず、アナログで描いたものをカメラで撮って公開するにはものすごく面倒くさい状態だったのです。
ツールについても、基本PC脳でケチな性格なので、クリスタでなくGIMPを使っているという感じです。Photoshopなんてとても買えません。
「やっぱりものにならんかー」という閉塞した状況に転機が訪れたのが2023年春でした。コロナ禍も落ち着きを見せ、個人的な環境の変化もあって、ちょっと気持ちに余裕が出てきたんだと思います。
スマホでpixiv Sketchアプリが使えるようになったので、
落書き帳を再開。アナログで描いたものをカメラで撮って公開
スマホに指で描いたものを公開
PCでペンタブを使って描いたものを公開
という練習を始めました。
それぞれ、地の画力リハビリ・撮影技術向上、指で描く技術向上、ペンタブ技術向上、というねらいがあります。あと、漫画を描くことを目標にしているので着色はあまり重視していませんでしたが、得意技術ではないのと、pixiv Sketchに公開したときに映えない(笑)ので、同時に練習してみることにしました。
使っているスマホの物理サイズが比較的小さいのもあって、指で描くのがいちばん難度が高かったですが、今回はあきらめずに描き続けました。
3ヶ月ほど細かい実験を交えながら練習を続けていると「なんか描けそうな気がする」という気持ちになってきました。
そう、この時は…。