乳腺炎になったパートナーにできること

【乳腺炎になったら~パートナーにできること~】

前回は乳腺炎になったご本人が乳房をどう触るかについて書きました。
今回はパートナーができる“手当て”について書いてみます。

妊娠、出産の過程で、二人の関係が思わしくなくなっていることもあるでしょう。
しかし元々は『肌が合って』一緒にいる相手です。
お互いの疲れや環境の変化でうまく疎通できていないかも知れませんが、そんな場合でも相手と自分に癒しとなる触れ合い、スキンシップ、手当てはやってみる価値があります。
ぜひ、思い遣りの言葉とともに、苦しむ相手に施してみてください。


・ 相手が触られて嬉しいところに手を当てよう

難しいことはあまりありません。
揉んだり、強く押したりはしません。
掌全体を当てて、圧とはいえない力、添えるぐらいの気持ちで大丈夫です。
さすってもよいですが、そのスピードで気持ちよいかは相手に確認しましょう。

背中
とくに肩甲骨の間、上、両脇です。
胸の裏側にくるあたりが、授乳の姿勢もあって緊張している可能性があります。
相手が望まない限り、授乳中は避けましょう。
(授乳中に触られることは不快な人もいます。)


足首周りや脛の外側。
乳房に向かっていく経絡も流れているところです。
冷たいな、と感じたら、締め付けのない靴下などを渡してあげてもいいでしょう。

男性の手は女性よりも大きく温かいことが多いです。
西洋の素肌に行なうマッサージは、施術者に男性が就いていることも多いようで、それだけ、優しく丁寧に行なえば、男性の手は相手に心地よさを与えられる素晴らしい素質があるということです。
マッサージというとぐりぐり強くやるイメージがあるかも知れませんが、相手にとって心地よい加減でしようという気持ちでやってみてください。


・ おまけ

乳腺炎になると、痛みや熱で苦しみます。
できるだけやれることは代わり、ゆっくり休ませてあげるのもやれることの大切な一つです。
家事全般はもちろんですが、おむつを替える、抱っこであやす、授乳後のげっぷは率先してやるなど(授乳が終わったら交代して抱っこ)、負担を減らしてあげましょう。
なかなか申し出るタイミングが掴めなかったり、今なにをすべきかわからない、または良かれと思ってやっても相手の気に入らないところになってしまうこともあります。(授乳期の女性は子供を一所懸命に守っていて気難しいです。ちょっとしたことでも、思い遣ってやったことでも、気に障ってしまうことがあります。)
そんなすれ違いを防ぐには、「言ってくれたら必ずやるから、言って欲しい」と予め伝えておくことです。
面倒かも知れませんが、二人の関係の踏ん張りどころだと思います。

また、病院に行く際の付き添いなどもできれば万全でしょう。
赤ちゃんと留守番でも構いません。
病院に行ける時間、環境を作ってあげてください。

はち

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てだの ふあ×みつの はち
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