私というキャラクターは
私は人との会話が苦手である。
特に親しい人との会話は。
だって、何を話して良いのか分からないんだもん。
私は普段インドア派なので、人様に話せるような体験談や話題を数多く持っている訳ではない。数少ない体験談を話したところで、その話題は2回目に会った時には既に消化されているため使えない。
結果、話す事が無くなる。
何回も顔を合わせる人程会話が少なくなっていくのだ。
よく話術を鍛える系の本で聞き手に回れば会話は続くぞ👍と書かれているけれど、毎回聞き手に回るような会話ってそうそう無いと思ってる。
最近あった出来事や天気の話題を振ったところで私自身が面白いと思っていないため、相手にもそれが伝染してしまいすぐに沈黙が訪れる。
では、どうすれば良いのだろうか? 無理矢理テンションを高めて楽しそうに天気の話題でも話せば良いのか?
そんな気狂いピエロみたいなことをしたら人との会話自体が億劫になるわ。
以前、何かの本で人と親しくなるには下ネタか共通の知人の悪口を言えば初対面の人とも仲良くなれる。という記事を読んだ記憶がある。
過去の記憶を思い返してみると、確かに男女問わずそのような話題で盛り上がっている場面を見たことがある。
しかし、私はどちらの話題もあまり好きではない。それらの話題を無理矢理振ったところで、その後襲い来る自己嫌悪に押しつぶされるだろう。3日は口を閉ざすだろう。
ここまでの文を読んでいても面白くねぇやつだなぁ。と我ながら思う。でも、どんなに陽気に振舞っている方にも上記の中で共感出来る部分はあると思うんだ。
では、逆にどういう人とは会話が尽きないのだろう?私の場合、初対面の人とは会話が尽きることはない。
理由は、相手は私がどのようなキャラ(性格)なのか知らないからである。
学生時代の処世術の影響なのか、私は人をキャラクターとして分類する傾向にある。
読者好きなあの子は大人しいキャラ。自分の意見を堂々と言えるあの子は活発なキャラ。
など、その人の好み、喋り方から勝手にキャラクターを設定してしまう。そして、それは自分に対してもである。
自分は学生時代、本をずっと読んでいた。休み時間のほとんどは読書に当てていたし、クラスメイトが話しかけてくることもなかった。故に私のクラスでのキャラは読書好きで大人しい子だった。私に焦点が当たらない教室を心地よく感じていたし、とても心穏やかな時間だったと自負している。
故に、グループディスカッションが行われる授業では意見を述べると、いつも「パラさんって意外と喋るんだね!!」と言われていた。初めて言われた時は京都で言う「うるせぇなお前」的なことを言われているのかと思ったが、グループが変わる度に言われたので私のキャラと合っていない行動を驚かれていたのだと思う。
その授業をキッカケに、クラス内での私のキャラは読書好きな大人しい子から読書好きな野口さん(ちびまる子ちゃんの)に変化した。
その後、話しかけてくれるようになった子は何人かいたものの、私の話題数の少なさから沈黙が多くなり、卒業式が近づく頃には会話より沈黙の方が多かった気がする。野口さんと1対1で話すような話題……ある?
この経験から、キャラクターを定められることでキャラとしての役割を期待されてしまうことを学んだ。ちなみに、高校卒業後の私は野口さんから大人しい子へと復職した。
話を戻すが、
このような理由から、初対面ならばキャラが定められていないので好き勝手に話すことが出来るのである。
うーん、全部気にしすぎじゃない??
私もそう思う。
なんだか最近は嫌いな物事ばかり発信しているので次こそは好きなものについて発信出来ると良いな。
それでは、この辺で。