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社会教育委員 ~県と市町村と~

沖縄県社会教育委員を拝命しております。1回目が平成18年・19年で、2回目にお声掛けいただいたのが平成31年・令和2年、続けて令和3年・4年、たぶんこれで最後の令和5年・6年(今ここです)となります。
一期2年ですので、これまでの取り組みで、個人的に感じている現状の課題と今後どうするかなどまとめてみます。

自宅のある名護市では、平成18年から30年まで名護市社会教育委員を務めていました。子ども会、婦人会、青年会などの社会教育団体の活動のあり方や色々と地域の様々な団体の皆さんと話しあったり、イベントに参加したり楽しく学びました。

社会教育とは、学校教育以外の教育活動のことを指し、なんでもありです。地域づくりこそとニアリーイコールだと思いますし、まちを元気にしようとすると教育大切だよなと日々思っているところです。

一方で、教育というと多くの人にとっては、学校での活動が教育で、または家庭教育として、個々の過程での教育が、きょういくでおまけのような扱いが社会教育の実情でした。

それが最近は、学校・地域・家庭と三者が協力して、子どもたちの学びを支えましょうという流れになっています。大きな枠としては。学校現場の教職員は毎日の膨大な作業で、なかなか俯瞰した教育活動へは気が回らない方が多かったりしますが、地域に開かれた教育課程、Society5.0というキーワードと教室の中での空気の乖離で、まあ大変だと思います。

地域の立場として、すこしでも負担軽減、質の高い授業ができるよう、サポートしたいとディスカッションを続けていますが、時代のスピードが速すぎて、一つの課題に取り組んでいる間に、また新たに3つぐらい新たな課題が生まれてくる感じです。

そういう状況にあることは、誰もがわかっているのに、組織として、行政としての対応は、2年かけて意見を出し合い、方針を考えたり、提言したりするのだが、実効性や主語の曖昧さ、だれもが腰かけ、掛け持ちでの議論上にはなかなか迫力のある、骨太のソリューション的なものは出てきません。

個人的に、これが最後の社会教育委員だと思っているのは、制度そのものが時代にあっていないのと、行政側も本気で、今そこにある危機、に対してみてみぬふりしていることに、結果的に加担している状況があるからです。

やはり個人的には、なんか少しでも、時代を前に進めたいので、小さくても自分の周りでできることと、システム・組織で解決できることをリビルドしていきたいなと考えています。

県レベルでは、ちと難しいですね。大きな課題としてマクロで傾向をみることはできますが、うち手は結局、自治体単位、または小学校区単位のきめ細かな個々の地域の実情に合ったやり方なので、自分の足で立っている場所を今一度、新しい枠組みで考えます。

そのためにも、今年一年は、県としてできること、出来ないことを明確にして、委員の皆さんと共有していきたいです。

来週あたりは、具体的な事例なども交えて、考えていきます。

やんばる時節
お歳よりの相手といったら怒られますが、外に出ることが減っていくということで、時々場をセッティングします。

子どもたちのことも、色々とやることはあり、地域でも学校でも。

コミュニティでの活動の大きな柱、公園や街路の草刈り。

やんばるだけでなく、地方ではこういうの当たり前にあると思います。
大変なこともあるので、何を止めて何を続けるか、しっかり若い人たちと話し合って地域づくりができるといいなと、思います。

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