見出し画像

【狂犬ツアー特別編!】木下×岡崎の欧州報告会「パリの激変とフランスの村が豊かな理由」 〜参加しての学び〜

狂犬ツアー特別編に参加してのメモを備忘録的に残すのと、他の皆さんにもこれまでの木下さんや岡崎さんの発信の復習になればということで。

木下さんのパリ滞在記シリーズ

今回の学び(メモ)
昨日の振り返りと学びを確認しようと、上記の木下さんの記事を読み直しました。ほぼ、すべて言っているので改めて、上記に触れられていない点などで自分の受け取った点を書きます。(今思えば、先に上記記事を読み直して、報告会に望むべきでしたw、やはり準備大切)


■パリ

マルシェの充実
パリは曜日ごとにどこかでマルシェ(露天での生産者直売)が行われていて、スーパーで買うのでなく生産者の顔が見える場所で新鮮な食材を買うのがオススメ。地元の人で溢れていて、野菜や果物だけでなく、魚や肉といった生鮮食品も並ぶ。
駐車場は基本ないので、徒歩圏内の方が買いに来るとのこと。また決済システムはVISAタッチが利用可能で便利とのこと。

パリのトイレ事情
古い街なので、建築物を増設したりすることはできない。セーヌ川の川辺でたたずみ、まったりするライフスタイルイケてるらしいのですが、ワインやビールを楽しむのはいいが、トイレ問題がついて回る。
尿意をもよおすと、住んでいる場所まで行かないといけないらしく、非常に不便。膀胱との相談しながらビールを楽しむ。どうしてもとなると、橋の下の他人の視線が切れたあたりで済ませる方がいるらしく、橋の下は匂いがすごいことになっているとのことで。
街中も事情は変わらず、いろんなものがおちていて、端的にいって汚いらしいです。仮設の公衆トイレもあるらしいのですが、日本人の衛生観念からは使えるレベルではないらしいです。治安上も不安ですしね、
パリは遠目からひきで見ると素晴らしい。足元は大変らしいです。

私有財産の制限
古い街でその景観を厳しく守っている。そして15minutes cityとして歩いてまわれる都市をめざし、まちづくりではルールが作られると、個人的に反対とかは関係なく、自分の家や土地をふくめて私有財産の制限がかかる。ここは日本と大きく違う点。

ジャポニズムが再び
パリの日本料理店の写真で、ラーメン店などが紹介されました。日本食が増えているとのこと。また客層も若い人が増え、その方たちがお橋で食べている光景は数年前との違いだと説明がありました。
西野さんのVoicyでは、ブロードウェイまたはアメリカでも日本的なものが受ける、何か新しいものが求められていると話がありましたが、つながっているのかも知れません。おりしも、エミー賞でSHOUGUNが選ばれたことも作品のクオリティーも当然ですが、日本的な何か、ネオジャポニズムがきてるかもです。

パリの歩行空間化以外に緑化も
パリの歩行空間づくりがものすごいスピードで達成されていることは、木下さんのnoteにも、今回の報告会でも触れられていましたが、あわあせて、緑化も力をいれている。植樹が計画的に行われているそうです。

断熱と消費電力量規制
緯度の高い場所にあるヨーロッパの国々は、基本エアコンは使わない。家にクーラーがない。特にパリのような古い街の建物にはないらしい。
現在の市長の政策で消費電力を〇〇以下にしないと、家を貸し出したらいけないというルールが作られ、部屋の断熱効率を上げることが奨励されているらしいです。窓のシーリング、二重窓など断熱の処置がされている。結果的に音を遮ることにも繋がり、遮音効果も発揮されているとのこと。岡崎さんが数値で説明していたのですが、メモできず。
(追記)岡崎さんの下の記事に詳しい。


■オリンピック

岡崎さんはパリオリンピック開催中も再度パリを訪問し、バレーボール、レスリング、バスケットボール、卓球などの競技を観戦したそうです。そこでの気づきなどをシェアしてもらいました。

オリンピックはシティプロモーション
オリオンピックはスポーツの祭典であると同時に商業的に美味しいビジネスで巨大な利権が絡んでいるとよく言われますが、IOCの思惑とは別に、開催国にとっては自分たちの国を世界にアピールする場としてフランスは活用している。
街のつくり、セーヌ川での開会式(見てないけど)、歴史的資産を活用した演出などこれからの都市のあり方を世界に示しリードし用としている。スタンダードを取りに行っている。
そういう意味では、東京オリンピックは残念だった。コロナ禍もありましたが無観客で、プロモーションという視点、日本が今後何で食っていくのかが伝えきれていなかった。

エアビーアンドビー
オリンピック期間中のホテルの価格が高くなるのは予想できるが、パリ市民の多くはバカンス&オリンピックによる日常生活への影響を避けて、旅行に出かけ、その間民泊で観光客に部屋を貸し出す。合理的だとおもう。

それともう一つ初耳だったのは、エアビーがオリンピックのオフィシャルスポンサーになっていたそうだ。パリ市内にあるホテル業界は反対しなかったんだろうかと気になるが、背に腹だったのか。
また、アメリカ資本の会社がフランス地で従来の価値観を変えるシステム・プラットフォマーとして、私のフランスのイメージではプライドが許さないのではと思う現象だが、合理的なんだろうか。国民性。

施設は仮設
岡崎さんが観戦した競技の施設でアリーナはバスケットボールのみで、他の競技はすべて仮設の会場だったそうです。そういうところにお金をかけないということが徹底している。当然トイレも仮設。
お金をかけるところと、お金を落とさせるところが明確であると同時に日本の場合と真逆であるという点を指摘されていました。お客が来る前に金を使うのが日本(公共工事)、訪問したお客に丘を使わせるパリ。
それで成り立つんだというところ。

■リヨンと農村部

岡崎さんはパリを離れ、木下さんたち旅仲間はリヨンに電車で移動し、滞在したそうですが、リヨンよりももっと田舎に行こうということで、レンタカーを借りて、農村を回ったそうです。

農村のブランディング
農村の豊かさを写真で説明されました。日本の農村との違いを考えながら聞いていました。詳しくは木下さんのnoteでご確認ください。
フランスの歴史から生まれてきた農村の生存戦略と日本の農村(地方と置き換えても可)の共同体意識の違いなどもっと勉強ですね。

ワインのあれこれ
ワインのことがたくさん出てきましたが、ほんと素人でその広さも深さも理解できず、今後の課題。

もうちょっと考察なども書きたいですし、30年近く前にパリに言ったときのことなどもツラツラ思い出すのですが、またの機会にします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?