fondeskのサービス名とロゴを考えた時のこと
こんにちは!fondeskのイハタです。
今日は、fondeskの名前の由来についてお伝えしたいと思います。
私はfondeskリリースから約半年後にチームに参加したので、お恥ずかしながらどのようにしてサービス名が「fondesk」になったのか知りません……
「なんでfondeskなの?」「なんでロゴはペリカンなの?」と疑問に思う方も少なくないはず。
ということで、今回は私が代表して執行役員の脇村にインタビューしてみました!
実はfondeskの元となるサービスが存在した
井旗
本日は、「fondesk」というサービス名の由来について教えていただきたいです!よろしくお願いします。
まずは、事業の成り立ちから教えていただきたいのですが、どのようにしてサービスが始まったのでしょうか?
脇村
fondeskのサービス自体は2018年の9月頃から構想を始めていて、正式に事業化に向けて動き出したのが2018年10月くらいだったかな。
構想するもっと前の2017年12月から、Chatworkさんと「Chatwork電話代行」を運営していたんだけど、Chatwork電話代行に着想を得て構想したんだ。
この取り組みで、「チャットツールに電話の履歴を送る」っていう本当にシンプルなサービスでもニーズがあることがわかって。
例えばSlackとか、Microsoft Teams、LINE WORKSを使っているユーザーにもニーズがあるんじゃないかと思って、うるるとしてやってみようということになったんだ。
構想を始めた時には、「フレックスコールONE」という名前で開発とか進めてたかな。
(当時の郷愁を感じながら語るfondesk執行役員・脇村)
井旗
なるほど、フレックスコールONEの由来はなんでしょうか?
脇村
同時期にやっていた「フレックスコール」っていう、アウトバンド架電の代行事業の名前が由来だよ。
フレックスコールは、受注もあったけど運営が結構複雑になってしまって、、fondeskの立ち上げを境に撤退を決めたんだ。
悩んだ結果、サービス名を再考することに
井旗
そんな過去が…! フレックスコールONEからfondeskに名前を変えたのはいつですか?
脇村
2018年の11月30日にチームのみんなには相談したかな。
リリースが2019年2月だから、、リリースの3ヶ月前だね。今さら感めちゃくちゃあったけど(苦笑)
理由は以下の3つ。
・名前を初めて聞いた人から、ぱっとなんのサービスかわからないっていうフィードバックがあった
・カタカナはロゴなどブランドデザインを作りにくい
・ブランドラインナップを今後展開していく上でネックになりそう
もちろん、皆にも意見は聞いたし、めちゃくちゃ対話をして変える理由を理解してもらった。
(当時のSlack投稿)
井旗
リリースに向けて皆さん開発や運営の準備の真っ最中で大変ですよね。でも覚悟を決めて変更したんですね。
脇村
そうそう。そのあと急いで命名会議をチームのみんなとしてね。バーっとサービス名の案出しをして、投票で決めたんだ。
案だしの基準は以下のような軸を設けていたよ。
1. 言いやすい、覚えやすい、サービスの内容を想起できる
2. ブランドラインとして使いやすい
3. ドメイン、競合重複しない
井旗
fondesk以外には、実際どんな案が出たんですか?
脇村
本当にいろんな案が出たよ。 コオロギとかもはや意味わからんなw
(当時の案出しシート)
サービス内容を想起できる名前、ペリカンはロゴに
脇村
さっきの基準に照らし合わせてみんなで投票を行った結果、fondeskに決まったんだ。
英語で電話を意味する「fone(=phoneのスラング)」と、従来の電話の取次みたいに自席に伝言メモが届く(=desk)みたいな。
言いやすいし、覚えやすいし、サービスの内容を想起できるよね。
実は、投票の時に「Pelican(ペリカン)」の案もあったんだ。
この時に、名前はfondeskがいいねってなったんだけど、ペリカンはロゴに使おうという話になった。
fondeskのロゴの成り立ちについてはこちら
由来に書いている、ペリカンは「お手紙を運ぶ動物」っていうイメージから着想を得て、電話の伝言を運ぶ象徴としてキャラクターに採用したんだ。
井旗
ONE PIECE、ドラえもんの映画なんかにもペリカンっぽい鳥が新聞や手紙を運んでいますよね。ペリカン、なんか手紙を運んでくるイメージわきます!
結果的に変更して良かったと思いますか?
脇村
すごい良かったよ。
やっぱり、「言いやすい、覚えやすい、サービスの内容を想起できる」名前っていうのは大事。
実際にみんなに親しんで呼んでもらえているし、すぐ覚えてもらっていると思う。
ペリカンも好意を持ってもらえてる大切なパーツだよね。
ノベルティ渡したときに喜んでもらえるし、 SNSにアップしてUGCを作るきっかけにもなっている。
単に字だけのロゴよりも、ペリカンで得られるメリットは多かったよ。
他のBtoB向けサービスで動物キャラクターを採用している企業って少ないけど、僕は結構オススメしたい。
井旗
サービス名決定の背景、ロゴとUGCの関係など聞けて面白かったです!ありがとうございました!
まとめ
新しくサービス名を考えるとき、参考にできる重要な観点を聞くことができた気がします。
「覚えやすい、呼びやすい、サービスの内容を想起できる」競合しない名前というのは、fondeskが重視してきた「第一想起を獲得する」マーケティングにも通じる大事な観点ですよね。
fondeskのマーケティングについてはこちら
知られざるfondeskの成り立ちから、いい示唆を得られたインタビューでした。
これから新規事業を立ち上げる方は、ぜひご参考にしてください!