祝)初マラソンで初完走

10月27日、人生初マラソンである横浜マラソンに参加した。

申し込みは4月ごろ。上司に言われてマラソンに参加した。その頃は1〜2kmしか走れずにバテるため、ランニングが嫌いだった。

ランニングが楽しいと思えたのは8月過ぎ。ようやく長距離の走り方が分かってきた。最初の2kmを歩く感覚のペースで入ると、10kmでもキツくなかった。
6月中旬に赤れんがを走るイベントに参加したときのタイムが10km約1時間6分。その後走れないくらい疲れた。しかし、9月に普通に走ったら、10km約1時間5分で、全然ばてなかった。これだったら、マラソンも何とかなりそうな気がしていた。

そして当日。体調はそこそこ。気分は最高潮。
8時半にスタートのピストルが鳴り、約18分後スタート地点に着いた。ここから地獄の始まりだった。練習で15kmまで走っていたため、15kmまでは問題なかった。15km過ぎから歩くようになり、まだ体力はあったので、歩きと走りを両立していた。
19km手前で5時間半のペースメーカーに追いつかれた。ペースメーカーのペースが速くなかったので、ついて行った。2kmはいいペースで走れて、希望が見えた。
横浜マラソンの目玉は高速道路の上を走ること。21km付近から高速道路に上がるための登り坂にさしかかった。希望が絶望に変わった。ペースメーカーはヒョイヒョイ登っていくが、私は歩くしかなかった。一瞬でペースメーカーの姿が消え、走りのペースが分からなくなった。
高速道路からはマジで地獄だった。足の裏やアキレス腱は痛いし、道路が平でないために走りずらいし、地味に起伏が多いし、景色は大きく変わらないし……。高速道路を降りても体力と体の痛みは治らないので、地獄が続いた。
今までのスポーツの中で、とても辛い時間が約3時間半も続くことがなかったため、何度も心が折れて諦めようとした。ただ、途中の関門に引っかかって、バスでゴール地点まで送迎されるリタイアはどうしても嫌だった。そのため、次の1km看板だけを目指して歩き続け、一度も歩みを止めることはなかった。
山下公園、赤れんが倉庫と通過すると、残りが少なってきた。ゴールが近づいてくると、走る気力も出てきて少し走るようになった。前半みたいに速く走れないが、疾走感はあった。
結局15時終了のところを14時50分過ぎにゴールし、速報タイムが6時間20分だった。スタート地点に行くのに18分かかっているため、約6時間2分走った。足の裏の痛みと体力的なバテが一気にきた。マラソン後に普通に歩ける人を羨ましく見ていた。

ゴール到着


完走した達成感が一番強かった。人生の中でこんなに長く辛い時間が続くことをしたことがなかった。今回マラソンを乗り越えられたことで、今後どんな困難にあっても乗り越えられる気がした。 
目標タイムよりも遅かったので、今度は目標タイムを切れるように走りたい気持ちも出てきた。特に20km以降が課題だったので、距離を積む必要があることも分かった。今後ハーフマラソンを走ることも決まったので、ランニング人生はこれからも続く……

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