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【読書記録】スモールワールズ
一穂ミチさんの作品を知ったきっかけは『光のとこにいてね』だった。
あまりに面白くて止まらなかった。体はきついので寝る直前まで読んだが、夢の中でも続きが気になった。
夜ご飯を煮込んでいる間、キッチンの隅っこに座って黙々と読んだ思い出。
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ついていたしおりが透けてオシャレだった
そこまで私を虜にした一穂ミチさんの本『スモールワールズ』を読んだ。読み始めたのは今年の始めくらい。
一篇目。妊活している女性が出てきて、そのときの私には刺激が強すぎた。
(登場人物に共感し、とてもしんどかった)
そこから読み進めることができず。
今日ふと読みたくなって二篇目から進めた。
もう、止まらず一気読み。
一つ一つの篇の重みがずっしりで、でも、光が見えるような。心が綺麗になるような。
もちろん、どっかーーーん!!と私の中で爆発した篇もあった。
(驚きすぎて、怖すぎて、一旦本閉じた)
それでも。
登場人物の言葉、間から伝わる心情、空気感。
全てに心動かされた。
特に四篇目『花うた』 号泣した。
登場人物の、全て削ぎ落とされた中に宿るものが私にとって清かった。
さすが、素晴らしい。一穂ミチさん。
好きーーーーー!!
元々語彙力なんてないけど、あったとしても表せないほど。
一穂ミチさんの作品は繊細なものが多い分、HSPの私に突き刺さって辛くなるときもある。
だから直木賞を受賞した【ツミデミック】を読む勇気がなかった。
今なら踏み出せるかも。と思い、早速ポチり。
楽しみが一つ増えた。