まち子の隠れ家
去年の春、月に一度ほど会う人に恋をして、手紙を書いた。
好きになるとは全然思ってなかったのに、そうなるようなことするからぁ~
と私は思っていたけれど…
彼は何の気無しに長い会話に誘ったり、特段思うことがあるわけじゃないまま、言葉をくれたんだろう。
それは私の心を解き放った。
親切でやさしい言葉。
孤独だった私を救ってくれた言葉。
私だけが、その言葉を神聖なものにして、感化されちゃった。
四十半ば、突然始まった恋心はギフトだった。10以上も年下の人。
募る恋をして、実際自分から働きかけたのは
初めてだったかも。
私は旦那と付き合うまで誰とも付き合ったことなくて。
好きになった人との距離を縮めるのが怖かったんだよなあ。
その彼とは
徐々に近づいて(そう感じていた笑)…
メールも繋げられた…
お茶もして、2時間もあっという間で…
だけど何だか距離感じて
私も離れることにした
なのに、またメールで
「来年も…」なんて送ってきて。
結局、今年になって、月一度会える機会も、出勤してたはずなのに、いなかった。
メールもない。
友だちに、なりたかったよな。
私は既婚だし、めちゃ年上だし、心病みだしね。
全部知ってて、やさしいこと言ってきたけど。
だから、うれしかったんだけどな。
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十数年、旦那とセックスしてこなかった私は、彼に恋をして、人を愛しく思える幸福感が、自分を元気にして、家族にもやさしくなれたり、日常を前向きに過ごす力になることを知ってしまった。
思い出した、の方が合ってるのかな?
人を愛しく思うこと、終わりたくない。
子どもに対するそれとは違うくて…
愛しく思ったら、愛しく思われたい。
そのことが、心の支えになることで、
どんなに逞しく生きていけるだろう。
愛しさはそんなに強くなくていい。
いつも近くにいなくてもいい。
しばらく会わなくたって大丈夫。
その人は私の、私はその人の、幸せを願うし、
悲しいときはほっとけない位で。
飾り付けないで、まんまを晒して。
寂しいなら体も触れ合おう。
束縛なんかはしないから。
2人がわかってれば、それでいい。
体も寂しいから、男の人がいいんだな…
(結局か~い)
私は女として特に、自尊心がなかった。
男性不信、それから母親から女性性の嫉妬があったためか、恋愛を充分楽しめなかった。
好きになって、悲しい気持ちは幾つか経験したけど…
だからね、出会う機会を婚外アプリに与えてもらった。
出会った人と信頼しあうまで交流して、初めて会って、体を重ねることができた。
とても安心感がある人だ。
おもしろくて、人生経験もあり、
忙しいのにメールをくれる。
だんだん数は減ったけど、毎日続いている。
飾らなくて、正直で、当たり前のことを当たり前にできる人だ。
遠距離だから、会うことはそうできない。
だけど、存在が大きい。
いざこざがあったけど、その時にどれだけ大切な存在かわかった。
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たくさん整理したい気持ちがある。
吐き出したい気持ち、迷う気持ち、
普段は意識しないような正体不明な気持ち、
まとまらない気持ち、
正直な、何者でもない自分の気持ち。
noteはそれらを姿、形にするところ。
大切なところになった。
色々押し殺して過ごす日常から
逃れてきたような…💦
そんなまち子の隠れ家。
結婚、家族、愛情、信頼、絆…
これらの言葉に、ただ憧れていたけれど、
いやぁ…
予想していたようなものに、一筋縄ではならないものだな。
欲しいのはきっとこんなことだろうか。
心から、誰かを大切に思えるということ。
そしてきっと、その誰かからも、
心から大切に思ってもらえるということ。
両者には義務もなく、確認し合うようなこともない。
そうしたいんだ っていう気持ち。
もう少しだけ、探してみたい。