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カタンの序盤の盗賊論「騎士を使わせようとする人に騙されるな!」

今回はカタンの序盤の盗賊の動かし方についてお話ししていきます。私のこの攻略法に異を唱える方もいるらしいのですが、日本選手権3年連続決勝進出した実績と決勝進出ランカーを多数輩出している実績からお話をさせて頂いておりますので、どうかこの考え方が世に広く広まり、この盗賊論が世に浸透することを願います。
気を悪くする方もいるかもしれませんが、本音で書かせて頂いておりますのでご了承下さいませ。


①基本、序盤の盗賊は伏せカードがある人を止めない!

私がお伝えしたいことはほぼこの件についてです。
序盤、1人だけ伏せカードを引いていて他がまだ何も発展していない時、発展カードを引いている人が1人だからその人を止めるという考えを持っている方がいますが、これは悪手です。特に下家(次の番手プレイヤー)の場合には最悪です。
そのカードが騎士で結局すぐに自分に戻されると自分がただ損をすることになるからです。
「騎士は使わせた方が良いから、伏せている人を止めるべきだ!」と論じている人がいますが、それはそのプレイヤーの我儘です。自分が騎士を持っている人を止めて、騎士を持っているプレイヤーに返されると損するのは自分で、騎士を使ってもらえた論者はただ得をするだけです。
「伏せているカードが騎士じゃない可能性もあるじゃないか?」とおっしゃる方もいますが、騎士である確率が50%を超える以上その可能性を否定することは何の意味もありません。なんなら、騎士じゃなかったら何なの?という事です。序盤なので騎士じゃない他のカードが強力にゲームに影響することはないです。ちょっと飛び抜けているのが伏せありのプレイヤーというだけです。最悪なのはその人に騎士を使われて自分が序盤ずっとキー資源を封じられることです。そのデメリットの可能性がある以上は、序盤伏せカードがあるプレイヤーを止めるというアクションは最低最悪です。
どうかこの考えが広く広まってくれることを願っております。

②序盤伏せカードのあるプレイヤーを止めるケース

まずは前章のことをしっかり分かって頂けた上での応用ケースをお話しします。伏せカードプレイヤーを止めるケースは確かに存在します。

伏せカードが騎士でないことが判明している時

何らかの方法でその伏せカードが騎士でないことが判明している場合はもちろん止めて良いです。交渉が自由に聞く伏せカードを言及しても良いというルール下においてはこのケースは頻繁に登場します。

自分の上家(前番手)であり且つ重要な資源である時

自分の前番手は騎士であったとしてもすぐに返される訳ではありません。例えば6で鉄と麦が両方入るような配置の場合や、鉄がうすく6でしか鉄が入らないようなケースに関しては止める価値が生まれます。仮に自分に盗賊を返されるリスクがあったとしてもそれ以上の価値があるならばOKです。

騎士を使われない場所を止める時

騎士を保有していたとしてもその騎士を使ってまでどかしたくない場所であれば、止めても良い場合があります。例として、上級者の試合の場合での1コマを紹介します。
A(盗賊を動かす人)「下家の方は伏せカードがあるのでまず除外ですね」
B(伏せカードある人)「まぁすぐ返されたくないですもんね」
C「でも、さすがに我々2人は発展してなさすぎてBさんは唯一発展カード1枚と街道を引いてるし、手札もあるから絡めてはほしいですけどね」
D「ここはAさんお願いしますよ。騎士怯えのお気持ちは分かりますがどうかご慈悲を」
A「という事らしいのでBさん!この12の麦くらいならどうでしょうか?5の麦もあるし、ここなら騎士使わないということでいかがでしょう?

こんな感じです。この流れからAさんがいや!それでも返されると怖いんでとC・Dさんを止める事はしにくいです。逆にそんな中でBさんも「いやどこ止められたって返しますよ」みたいな脅しをしかける事もしにくいです。
これは上級者の試合では良く見られるケースですね。

③どこまでが序盤なのか?

今回の盗賊論を語る上でもう1つ重要なのがこのテーマです。
OK!伏せカードを持っている人には盗賊は置かないんだな!という考えを持って頂けたことは非常に嬉しいんですが、ゲーム中いつまで経ってもこの考えでいるのはいけません!もうさすがに下家伏せあり状態だろうと盗賊を使って止めろよ!という状況はあります。それはゲームが進んで序盤が終わった場合です。
序盤が終わった場合とはどういう状態か?対象プレイヤーと2ポイント以上の差がついた時です。自分はまだ2点、相手は4点の時はもう伏せカードがあろうとなかろうと関係ありません。どうせそのプレイヤーにおいてもすぐに自分が止められる事はありません。自分より発展している他のプレイヤーを止める事になるからです。
今回お伝えしたい事は序盤の盗賊論なのですが、いつまで経っても伏せ騎士に怯え続けるというのは訳が違います。
得点状況をしっかり把握して最善の盗賊アクションをしていきましょう!

まとめ

以上がカタン序盤の盗賊論となります。他にもカタンにおいて盗賊の動かし方の差が手順に関しては1番差がでるポイントなので、序盤以降の盗賊論も機会があれば是非お話しさせて頂ければと思います。ご質問や気になる事があればコメントはDMを下さいませ!
YouTubeでも動画で紹介していますし、東京・池袋にあるボードゲームカフェでは実際にカタンを遊んだりレクチャーすることもできますので是非お近くの方はご来店下さいませ!
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