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ROM専読者だった私が、初めてSSを書いた話

タイトル通りだ。
私は、生まれて初めてちゃんとした物語を創作した。

小学生のとき、国語かなにかの授業で「物語を書いてみよう」というような単元が無かったわけではない。もはや何を書いたかすら思い出せないが、そのときに創った話なんか、文も稚拙で構成もめちゃくちゃだろう。当時の私のはちゃめちゃ具合から考えれば、そんなことは物語の内容を思い出さずともわかる。

そんな私が、まさか二次創作をしようとは。
推しCPへの愛と妄想はとどまることを知らない。これらを何らかの形で発散したいと常々思っていた。

まず初めに思いついたのは「イラスト」だ。
イラストや漫画は、多くを語らずとも登場人物の表情などで見た者にあらゆる情報を与えることができる。
ここで、私が描いた猗窩座を見ていただきたい。

大葉・絵 「鬼滅の刃」より猗窩座

いや、絵描きは無理だろ。

これでも、本物を見て描いた。所謂「目トレス」だ。それで、このクオリティ。チョークだから描きにくかった、で誤魔化せるレベルではない。小学生の方がよっぽど上手い。
絵描きは諦めざるを得ない。

というわけで、文章を書いてみることにした。
幸い、レポートなどで文章自体は書き慣れはじめてきている。
だが、ここで問題が発生する。
レポートというのはあくまで事実や考察などをつらつらと述べる文である。それに対して「物語」というのは時系列はもちろんのこと、登場人物の心情や言動など、ありとあらゆることを書かねばならない。それも、淡々と書き連ねるのでは面白味が無くなってしまうので、文学的に表現しなければならないのだ。
難しすぎだろ。

先人たちはどういう文を書いているのか、とりあえず読んでみる。
誰々が何々をした、という事実ひとつを述べるのに、どうしてそうも文学的にできるのか。
なぜ言い回しがそんなに洒落ているのか。
どこからそんな語彙を学んだのか。
「人より多く本を読んできた」などでは到底理由もつかないのではないか。すごすぎる。

私には力及ばない。そう思って創作を諦めようとしたとき、Twitter(現:X)で私と同じような悩みを抱える人が送ったマシュマロへの返答を見かけた。

「いいから書け!!!」

はっとした。そうだ。力及ばないヤツは物語を創作してはいけないなんてルールはない。必ずしも文学的に表現しなければいけないなんてルールもない。書くだけタダなんだ。

それからは早かった。
とりあえず書いてみた。お試しに、ということもあり1000字程度の短い話を書いた。
せっかくなら、ということで、某サイトに投稿した。自分が書いた話に、反応が来た。純粋に嬉しい。いいね1つでも、こんなに嬉しいとは思わなんだ。
他の人に比べれば、淡々としていて面白くないかもしれない。それでも、最後まで読んでくれた人がいることに、私の感情が爆発した。

というわけで、興奮冷めやらぬうちに事の顛末をnoteに書いてみた。
ROM専読者だった身として、すべての創作物読者に伝えたい。

感想を送れとまでは言わないから、作者にいいねで思いを伝えてくれ!!!!!!
できれば感想をくれ、あとお題も欲しい!!!!!!!!!!!

これに尽きる。
あなたの1タップで救われる人間がいる。本当にありがとう。反応をくれるすべての人に、毎日小さな幸せが訪れますように。

そして、ROM専読者から創作者になった身として、すべての創作者に伝えたい。

あなた方本当にすごいですね!?!?!?!?
どこでそのセンスを培っている!?!?
本当にすごいです。すべての創作者を尊敬するレベル。

何かを創作するって、本当に難しい。それをつくづく感じた。
けれど、それ以上に自分の創作物を誰かに読んでもらえることが嬉しいことに気がついた。
先人たちのように、1人でも多くの人に面白いと思ってもらえるように、これからも文章を頑張って書いてみようと思える出来事だった。



おまけ

大葉が高校生のときに描いた絵です。
何の絵か、考えてみてください。

上の絵と下の絵で違うテーマを描いています。
わかるかな?






正解は……



上の絵:跳び箱
下の絵:顎クイ

でした!

跳び箱はともかく、顎クイは「脅迫」やら「絞首」やら言われます。どうして。

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