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生きる力とは

生きる力がほしい。

具体的には健康的で文化的な最低限度の生活を送るために必要な力、知恵、考え方。
それってなんだろう。
これまでのどの時代、これからのどの環境でも共通するもの。

毎日本を読む中で、これから変化が大きい時代に漠然とした危機感を持っている。
その危機感を明確にするため、本を読み続けている。
変な無限ループと化している。

漠然としている危機感は、どれだけ本を読んでも完全に明確になることはないと考えている。
だからこそ、汎用性の高いスキルや知識、経験が必要だと感じた。
それが「生きる力」ってことかと思った次第。

外部環境

自分が死ぬまでのあと70年やそこらで資本主義という体制ががらっと変わる
ことは考えにくい。
しかし人新世の資本論で述べられるように、このペースで発展を続けて地球の資源を取り尽くす行為は続かないとも思う。

ポスト資本主義のどの案に近いものが採用されて世界が変わるかは未来になるまでわからない。
ただ、これまでの歴史が示すように、いくつもの職業が生まれては消えていくことは確かだ。

今給料が高いから、人気だから、といったような理由だけから必死にプログラミングやファイナンシャル・プランニングなどの知識を身につけたり資格を取ったりしても不要になる可能性は大きく孕んでいる。

なので、知識じゃなくて、もっと根源的なものに注目したい。

生きる力とは

人が生きていくためにあらゆる本で提言されていること。
結局それがどの時代でも通用する生きる力なのでは。
例えばどういったものか。

  • コミュニケーション能力

  • ストレスマネジメント能力

  • 自己理解力 などなど…

だが、これは読めば読むほど出てくる気がする。
正直考えだしたらキリがない。
切り口も粒度も星の数ほど存在する。
そして、人によって優先順位も必要とするものも変わってしまう。

なので、楽して見つかるものではないし、人による。
ということは自分のことをとことん理解すること、そもそもどういった自分になりたいかということが生きる力に通ずる気がする。

今の結論としては、自己理解すること。自分で自分の強みややりたいことを自覚し、必要に応じて前向きに行動すること。

ヒント

依然生きる力は模索中だが、見つかったヒントになりそうなものは下記の通り。

  • 社会人基礎力

「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。

経済産業省HPより

この概念の存在は下記動画を見て知った。
Fラン大学就職チャンネルは熱意を感じる。
5年ぶりに見たら研ぎ澄まされていて夢中になってしまった。

  • 生活改善運動

日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。 タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。 これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。 それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。 淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。 やがて、澄んだ水が田に満ちていく。 ――ひとりよがりの贅沢ではない。 それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。 それが“私”の「生活改善運動」である。

安達茉莉子(2022)「私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE」より

お気に入りのポッドキャスト「チャポンといこう」の中で紹介されていた「私の生活改善運動」という本の中で触れられていた考え方。
この本の中では著者がこれまで体験してきたことがなかったDIYや水筒を持つというライフスタイル、服を作るなどの活動を通じて自分自身の生活に向き合って向上させていく。

初めてやる・自分でやる・体験するといったようなことの中に生きる力のヒントがあるのかもしれない。

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