教員あるある?学校「3つのガチャ」

 こんにちは、ラマです。
 今回のテーマは、学校の先生なら「あー、あるある」と言ってもらえると思う「学校3つのガチャ」についてです。


1.保護者ガチャ

 これは私自身はあまり感じなかったことですが、他の先生をみていると保護者対応に苦慮されている方も結構いらっしゃったので挙げてみました。
 例えば、

  • 夜遅くにクレームが入り、対応させられる

  • いくら電話をかけても繋がらない

  • 理不尽な要求を突きつけ、気に入らないと「教育委員会に言うぞ!」と脅してくる

などなど…列挙するときりがないですね。

 このうち2つ目の電話については私も経験しました。私の場合は単に保護者の携帯が料金未払いで止まっていたので連絡がつかなかっただけ、で済みましたが…

 私が知っている中でひどいな、と思ったのは子ども同士のトラブルに対して20時以降になって親が怒鳴り込んでくるパターンでした。
 当該の先生はすでに退勤していたのですが、保護者は「今から呼び出せ!」の一点張り。管理職がどうにか落ち着かせてご帰宅されましたが、あれ、仮に全員退勤していたら保護者さんはどうするつもりだったのでしょうか?多分職員室の明かりがついているのを見て来たのだと思いますが…。

 私が思うのは「教員も人間で、家庭もあるし、休息も必要」ということです。その大前提が崩れてしまっているのかなあ…。

 …こういった「要注意な保護者」はクラス編成の時に考慮に入れられて、分散するようになっています(少なくとも私の勤務先ではそうでした)。しかし何軒もそういう家庭があるとさすがに分散しきれなくて1クラスに複数入ってしまうことが往々にしてあるのです。結果その学年はだれも持ちたがらないので、ベテランや異動してきた人が持つことになるのですが、特に異動してきたばかりの人は大変苦労されていました。

2.職員室ガチャ

 次に職員室の雰囲気。これは私も結構やられたことがあります。
 一番つらいのは

「ミスを許さない空気」


これに尽きると思います。当然仕事で給料をもらっているのだからミスはないのが一番なのですが、同僚も人間です。ミスすることもあります。

 問題はミスを槍玉にあげ「こいつがミスしたからこうなった(うまくいかなかった)」としてしまう職員室の雰囲気です。これがあるところはダメだと思います。
 
 私は結構ミスが多いほうだったので、特に堪えました。そんなこんなで参っていた私を救ってくれた管理職がいたのですが、それはまた別の機会に書こうと思います。

3.管理職ガチャ

 最後に管理職。私にとってはこれが一番大きかったです。

 個人的には

「これだけ給料もらってるんだから」
と言う管理職はハズレ

だと思っています。
 教員の給与は管理職からもらっているわけではなくて、各自治体の教育委員会からもらっています。それも民間よりはちょっといいくらいです。
管理職がこのセリフを伝家の宝刀のように持ち出すのはお門違いなような気がするのは私だけでしょうか?

 これは私の経験なのですが、給料の話をする管理職に限って仕事を減らす努力や職員が置かれている環境の考慮をしません。給料の話をする前に職員の労務管理をするほうが先なんじゃないの?と思います。

 先の2.の話にもつながるのですが、管理職のこういった姿勢が「ミスを許さない空気」を生んでいるのではないかと、現場を離れてみて感じていることです。

まとめ

 以上「3つのガチャ」について書いてきました。公立校の教員は働く環境を選べません。よく「人は巡りあわせが大事」と言いますが、本当に良い巡りあわせになるためには「誰かを悪者にしない」ことが大事なんじゃないかなと思います。人それぞれ能力や環境は違います。お互いの人となりを受け入れて仕事にチームで取り組む姿勢が「働きやすい」「職員一人一人が輝ける」ことにつながると思っています。


 あなたの職場が素敵な職場になりますように。それでは!


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