【書いてみた】短編|CROW Frenzy!~From ザ・ヴィランズ・ハロウィーン “Into the Frenzy”~
【どうもありがとう!また、この魅力あふれた最高にエキサイティングでフレンジーなパーティーにいつでも起こし下さい!お待ちしていますよ⋯】
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「⋯あー⋯今日も終わった。」
「今日もアタシ達の姿を見て心奪われる、哀れな人間を沢山感じたわ。」
「アタシ達も当然美しかったけど、でもそれ以上にマスターも美しかったわね⋯」
「あぁ、せっかく人間の姿をしているのだから、一度観客席からマスターを見てみたい。」
「舞ってる時はマスターの事、しっかり見れないもんな。」
「この羽も⋯慣れれば悪くはない。」
「えぇ。美しくマスターにご挨拶出来るもの。この姿だってそうよ。指先、体幹、視覚⋯全てのパーツを使ってアタシ達の美しさや妖艶さを突きつける事が出来るの。」
「暴力的に⋯ね。」
「そして感じるの、アタシ達にはマスターが着いてて下さってるって!」
「俺たちを包み込んでしまうくらい、マスターの愛は大きいからな。」
「マスター⋯ワタシ達を助けて慈しんで下さったあの日から⋯」
「ちょっと、今は人間がいないからって」
「ん?」
「影。影もちゃんと人間に」
「今から夜だし、別に誰も気づきゃしねぇよ。」
「それに今はハロウィーンの時期。何が起きても」
『ドウシヨー、ハヤクニゲナキャー。』
「はぁ?」
「ちょっと何よ、ジャファーマスターんとこのオウムじゃない。」
『そこ。そこから聞こえた。』
⋯
「⋯そこね?」
⋯
ひっ⋯あ⋯あ、あの⋯
「人間⋯キャストじゃなさそうよ?」
「じゃあゲストだよな?でも何でこんな場所に⋯」
「だってここのキャストには⋯というかココに来る人間には全て⋯」
あっあたし!あた、あた⋯し⋯
「ふふっ⋯ねーぇ?」
うっ⋯
「人間だろうが何だろうが⋯別にどうでもいい。」
「さっき膨大な人間達のエネルギーも頂いたけど⋯お前のエネルギーも頂くわ⋯」
「愚かな子⋯心から感謝するよ⋯」
「もう何も恐れるものなんてない⋯ふふっ⋯あははははは!」
⋯
⋯
⋯
あの子、まだ来てないの?
昨日ひと足先にインパするって興奮してたのに。
んーまだ既読付かないや。
何してんだろ?あんなに張り切って衣装も
【皆さま、大変長らくお待たせ致しました。今日は、ここにお集まりの皆さんを、あっと驚かせ⋯】
あ!はじまる!
やばっ動画回さなきゃ!
きゃー!もうワクワクしちゃう!
【パーティーはお気に召して頂けてるかな?さぁ、ここからが、ホントのハロウィンパーティーの始まりだ⋯】