「こんな事をする為にアートを作ってない。」
「こんな事をする為にアートを作ってない。」
こう、信頼を強くおいている同世代の作家親友に言われたのを今でもありありと覚えている。
キッカケは、アートに対する向き合い方の違い、スタンス、価値観の違いだった。
その親友にとっては、アートは、哲学で、アートとは何か?人が絵を描くとはどういう事なのか?が一番大事なテーマだった。
僕は、アートは生き様だ、絵で死ぬまで食ってやる、世界で一番上手くなりたい。絵を描く事に理由なんていらない、好きだからやる、泥臭くて当たり前、そう信じでやってきた。
共同で作品を作った事があった。
インスタレーションともいえる作品だった為、親友は、最初から売る気もなかったし売れるとは思ってなかったように思う。
だけど、僕は、どんな風変わりな作品も必ずそれを欲しいと思う人がいる事を知っていた為、積極的にお客さんにプレゼンをしていた。
その内のとあるお客さんが買ってくれる事になった。
当然親友も喜んでくれると思って知らせるとそうでもなかった。
何故⁈
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