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我々は、子供に教える。ではなく、もっともっと子供から教わらなくてならない。

昨日とある小学生に対する授業をしていて、驚いたのは、もしもこれから、本格的にプロの道に向かうとしたら、挫折が沢山あるかもしれないし、直ぐに結果が出ないかもしれない。

例えば、芸大に落ち続けるかもしれないし、嫌な事もあるかもしれない、それでも好きでいられますか?ってきいたら、、

「別に芸大美大に入ってもプロになれる訳ではないし、他人に認められなくても、それは、ショックだけど、それで、描く事を嫌いになったりはしない。認められなくても自分の絵は好きで居続ける。」
と即答があった。

別にネットで知識積んだりしてる訳ではない筈なのに、基盤がしっかりしてる返答に驚いた。
同時に、昨今の若者批判をよく見るけど、人によるのがよくわかった。

この子の凄い所は、目先の事に振り回されないで、自分が最初何故始めたか?を自分で考える軸を大事に出来ている所です。
普通ならば、人より上手に描きたい!とか、あの子の方がフォロワーが多いのが悔しい!とか、売れたい!褒められたい!とか認められたい!芸大に受かりたいとかに心を持っていかれそうになるのが人間だし子供なら尚更です。

ですが、この子は違う。

子供を教えるではなく、もっともっと子供に教わらなくてはならない。

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