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投資?貯金?アーティストにとって最適解は、、実をいうと、、

アーティストとお金の問題は、全然関係ないようで実は、密接な関係があります。

世間で語られるアート都市伝説は、本当なのか?間違えているのか?リアルに綴りたいと思います。

先ず、アーティストは、食えない?問題ですが、全然そんな事ないと感じています。ですが、フェーズによってマネタイズの仕方も違う気はするので、自分が20代の時にどうやって食い繋いでいたかを記したいと思います。 

結論からいうと、学生時代の時にコンペに出しまくり、副賞+バイトで600万を貯めてそこから、学生じゃなくなり、展覧会で売れたお金+個人オーダー+奨学金などで食い繋いでいました。

すぐに底がつきると思っていたのですが、意外とそうでもなくて、自分は、というかアーティストは、結局の所、貧乏も楽しめる生き物なので、たしかに、みっともない生活をしていたんだと思いますが、意外と、楽しく暮らしていた気がします。生活費7万位家賃5万円と画材費4万位は掛かっていたかもしれませんが、逆に言えば贅沢欲が全然ないのです。

今思い返せば、貧乏過ぎてフラれたり、職質受けたり、歯医者に行けなかったり、余りキラキラはしてなかったとは思いますが、それでも、別に周りの人達も似たりよったりだったので全然不公だとは思いませんでした。

当時mixiが流行っていて、画家のリアル日記のようなのを書いていたら、興味持ってくれる人がチラホラ出てきて、実は、展覧会の売り上げの次に多かったのは、mixiのマイミクさんへの売り上げでした。

画材以外は、全然お金を使わない性格な為、意外と貯金の目減りが激しくなく20代は過ごす事ができました。

その時の作品の価格帯は、確か10号で7万くらいだった気がします。多分、相場より安く、プチバブルだった事もあって、完売が珍しくない状態だったと記憶してます。

ですが、単価がそもそも安いと実入も少ないので、沢山描かないと収入は少ないのです。ですが、価格を上げると今のお客さんは、そっぽを向いてしまうでしょうし、不安を抱えていたのもあって、お金を使えませんでした。

貯めていたのではなく、使うのが怖かったと言うのが本音だった気がします。

だって28歳で仮に600万持っていたとしても、奨学金返済400万を払ったとしたら200万しかないのと同じだし、1年も暮らせないと考えると怖かったのです。

お客さんやギャラリストさんの中には、そのお金で外国に行けだとか、ホンモノを見に行きなさいとか、高級な額を買いなさいとか、好きに言ってくるけれど、
本当に生活の責任をとってくれる訳ですし、、。

目的もなくお金を貯金する事が自分には、明日の作品を作る為の最高の投資だったんだと思います。
今思い返せば、、。

また、もしイイねをつけてくれる人がいたら続きを書こうと思います。


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