個展始まる前にスタッフに伝えていた事
帰ったら疲れすぎて収益報告書く気力がなく、気づいたら最終日を終えていました。
気にかけてくれた人いらしてくれた人、購入してくれた方々本当に有り難う御座いました。
実は、僕は、毎回個展が始まる前にスタッフに伝えている事があります。こんな事いう人ってもしかしたら僕位なのかもしれません。
それは、メッセージよりマッサージを大事にしてください。
もう一つは、どの作品が売れているか僕は最後まで知らなくていいです。
です。
読者さんは意味分からないですよね。
メッセージとは、自分達の作品や画家先生の狙いやコンセプトや作品の魅力を伝える事を言っているのですが、メッセージは、最後の最後で大丈夫です。と伝えています。
それよりもマッサージ。厳密にいうと来られたお客さんの心のマッサージに集中して下さいと伝えています。
画廊にくるお客さんは、よっぽど小慣れたコレクターさんじゃない限りは、緊張しているものです。僕ですら緊張しますから、多くの人は絵をまともに見る前に緊張してリラックスしていない状態が殆どです。
もしかしたら売りつけられるかも?入場料がいるのかも?こんな服装で失礼じゃないか?お土産持ってかないと。私なんかが行って不釣り合いじゃないか?邪魔じゃないか?この価格は妥当なのか?先生は、神経質な人だったら褒めないと、、信頼できるギャラリーかしら、、
など、頭の中ではグルグルしてるものなんだと思います。
先ずは、その緊張を、ほぐす事から始めないと、せっかくの作品のコンセプトと受け取ってくれはしません。ましては、買うまで行く人は、更に僅かでしょう。
僕は16年間のドサ廻りの中で、一番の障壁は、アートへの信頼のなさだとが見えてきました。
僕の展覧会が人が増え続けて購入リピーターが増え続けているのは、自分のメッセージより、先ず来られた人、一人一人が人間というたった一つの作品が歩いてきたと捉えて、先ずそのアート作品のようなお客さんが、どんな思いできたのか、どんな思いで生きているのかを聞く事に専念しているからだろうと推測しています。
そうすると勝手に、作品の狙いや展覧会の趣旨や僕の過去将来について聞いてきてくれるのです。その延長に、次の日には絵を探しているお友達を連れてきてくれて購入にいたる。または、一日め似顔絵画集を買われた方が、次の日、原画を買いに来た。など、さまざまなパターンで口コミが広がり結局最終日には、思っていたより売れてたねで終わる事が多いのです。
僕の絵は元々、わかりずらくて通好みの作品なので、そもそも、伝える努力、聞いてもらえる雰囲気をしないと始まりません。
もう一つのどの作品が売れているか、抽選販売に何人入札が入っているかは知らなくていいですと言っているのは、いくつかの理由があります。
御免なさい固有名詞もあるので有料記事にさせて下さい。
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