AUDが難しすぎてUSCPA試験出願そのものを後悔した話

一生受かる気がしないAUD

勉強期間:3か月、400時間弱
勉強方法:倍速で講義を視聴してテキスト1周後、問題集を周回しつつ監査報告書その他のサンプルを精読・音読
特記事項:沼に怯えてFARを失効させる悪夢で目が覚めた時ちょっと泣いた

FARの時点で「とんでもない試験申し込んでしまったな」と思ってるタイプの人間の戯言と言うか泣き言だけどAUD難しすぎない?
USCPAの試験対策におそらく完璧はないんだと思う。思うけど、それにしても勉強してもしてもしても「これで良いのか……!?」「試験で通用するのか……!?」と手応えがまるで解らないあの感じ、AUDを100時間くらい勉強した人だけが理解してくれそうなあの感じ。五里霧中、暗中模索。FARではA校を妄信して受験科目の順番も神様の言う通りくらいのノリでアビタスの言う通りに選んだ僕にもある疑念が芽生える。
「本当にこのテキストと問題集だけで受かるのか?」と。
何か良い勉強方法とかあるんだろうか、そうだ、先人の知恵を借りよう。助けを求める為に繰り出したネットの海で僕はあの嫌な言葉に出遭った。「AUD沼」
2023年の僕が知りたくなかった言葉堂々一位はこいつです。

AUDは沼なのか

結論から言うと僕は沼にはハマらず済んだけど、一歩間違えば沼だった。
AUD沼の四文字を目にした瞬間の何とも嫌な感じを忘れられない。勉強中の体感、前述の手応えの無さと自信の無さはまさに沼りそうな要素そのものだよね。
だって手応えが解らないから自分の習熟度が解らないし、勉強のやり方もこれで良いのか解らないから、落ちたとしても何をどう引き上げて良いのかわからない、まさしく沼に溺れる未来が見えた。AUDのことなんて調べなきゃ良かった。
完。
とはいかない。何とか沼を回避しなくてはならない。
それであれどこで見たんだったか思い出せないんだけど先人の有難い導きにより最終的に僕は自宅で独り延々と監査報告書とかを読み上げるアレな人へと進化した。
仕方なかったんだよ……。

各種報告書のサンプルを読み上げる

でも実際、これは非常に良かった。音読が必要かどうかは自分の記憶力との相談になるので別に全ての受験生が監査報告書読み上げマシンになる必要があるとは思わない。僕は声に出した方が覚えられるような気がした。
試験では「以下のうち監査報告書に含まれない文章はどれか」みたいな感じの出題が割とあると共に、監査とレビューと検証と調整の差みたいなジャンルを問われた時にも報告書がある程度頭に入っていると「ははぁ、レビューでこんな報告するわけないだろ」みたいな感じで役に立つので読んでて良かった報告書。
英文に慣れていない場合など(僕のことだけど)いきなり読み込み始めるにはちょっと抵抗感がある可能性があり、その場合、問題集を2、3周ほどしてから読み始めるのをおすすめしたい。「おっ、こないだの問題で訊かれてたとこだ」とか「こんな当たり前すぎること誤答選択肢に入れて来てたんだ」とか考えながら読めるので何となく楽しくなるという理由。

すっごい余談

FAR→AUD→BAR→REGと受けた。
よく推奨されている順番だとAUDが3番目のものを見るけれど、沼の恐怖に序盤で打ち勝てたと言う意味で僕は2番目がAUDで良かったと思っている。
場合によっては合格科目の期限を意識しなければならない後半戦であの恐怖を味わうのは蚤の心臓の僕にはたぶん無理な気がする。骨なしチキンの同志にはAUDが2科目という提案をしてみたい。


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