ゆっくり朗読 「ホームズの霊」「時空警備員」2016年 #1
朗読動画
記録
1月15日
シャーロックホームズの霊と仲良くなる。彼は何かをしたいらしく私も何か使命があったが何故か余暇を楽しんでしまおうとしていて市場でなますを4.8キロ買おうとするので止める。付け合わせの紅茶もあるから…とリュックの中を弄るがそうじゃないだろ!?と思う。しかし英語が上手く伝わらない。ホームズとは人差し指と中指だけで握手した。ホームズはこの方法で手をつなぎたがるが、持ちにくいのはわかっているのかすぐに普通に手をつなぎ始めた。
詩「ホームズの霊」
1月15日
シャーロックホームズの霊と仲良くなる。
彼は何か未練があり何かを成し遂げなければならないらしい。丁度私も何か使命があったのだが二人で余暇を楽しもうと言う事になった。
ホームズは築地に行きたいと言うので連れていく、市場で膾を4.8キロ購入しようとするので止める。
付け合わせの紅茶もあるから買いたいと言いながらリュックにぎっしり入ったティーパックを見せてくれる。必死で諭そうとするのだが英語がうまく伝わらない。
軽い口論になってしまって店員さんも苦笑いだ。
それでも何とか買ってはいけないというのは解ってくれたらしい。
しょんぼりしたホームズを連れて人込みを縫っていく、彼が迷子になりそうだったので手を繋いだ。
ホームズは人差し指と中指で挟むように手を繋ぎたがる。
普段と違い人が多すぎて解けてしまうので直ぐに普通に手を繋いだ。
記録
1月22日
トイレに行こうと部屋を出ると下の階へ行く階段の踊り場で同僚2人が口論している。未払いの給料でもめている様だ。それを横切り下の階へ行くと真っ暗だ。警備員が懐中電灯を持って歩いているのがぼうと照らされてわかる。引いて回すタイプのドア(非常階段とかに使ってあるアレだ)のトイレがあってそこに手をかけると前が全く見えなくなった。警備員さんに掴まれている。引っ張られるがままに進むと浮遊感があり滑り台にでも乗っている様にツルツル進む。警備員さんが落ちない様に気をつけてと言う。足を閉じて空気の抵抗を減らしてという。両脇の警備員さんに掴まっていると一階についた。一安心。さっきの世界は何だったんだろうと思う。
一階ではまだ同僚たちが給料の催促をしていた。
詩「時空警備員」
1月22日
トイレに行こうと部屋出ると、下の階へと続く階段の踊り場で同僚二人が口論している。
なにやら未払いの給料で揉めているようだ。
二人を横切って下の階へ行くと真っ暗だ。
警備員が懐中電灯を持って歩いているのか遠くの壁がぼうと照らされている。
停電か、ここではよくある事だ。
防火扉のような重い扉を開けるとトイレがある。
取っ手に手をかけると視界が完全に黒くなってしまった。
目をつぶった時とも違う完全な闇だ。
ハッとすると二人の警備員さんに手を掴まれている。
引っ張られるように歩いているのだが、妙な浮遊感があり滑り台でも滑っているかのようにツルツルと進む。
何も見えない。警備員さん達が「落ちないように気を付けて」「足を出来るだけ閉じて空気抵抗を減らして!」と言う。
ふわっと足元に風が吹く、まるで落ちているかのようだ。 彼らにしがみつく、視界がだんだん戻ってきた。
ここは、一階だ。
気づくと警備員さん達はいなかった。
さっきの世界は何だったんだろう。
踊り場ではまだ同僚たちが給料について口論していた。