3つのセンターグルーピング
食物変遷オクターブからみた3つのセンターグルーピング
基本
三の法則により割り当てられた各センターの頂点を私はそれぞれ9を存在、3を情動、6を思考と呼んでいます。これは人間を構成するこれ以上分割できない3つの要素で、本質の持つ3つの力です。
エニアグラムでは、正三角形の頂点の両隣の力も同じ性質の力を持っています。その理由をまずは図形の数字のみに注目してみてみましょう。なお、便利上存在に赤、情動に緑、思考に青を割り当てています。
食物論
頂点9「存在」から始まり、右回りに1、2と進む。2は頂点3「情動」の力を使い4へ進む。5は頂点6「思考」の力を使い7、8と進む。そうして最後に頂点9「存在」に戻ってくる循環の図形として見ることができます。
これは食物オクターブの変成の形です。グルジエフは人間は3つの食物を摂取し変成していると言います。3種の食物とは[食物・空気・印象]で、これが[存在・情動・思考]に対応しています。3種の食物内にある食物は普通に口にできるあらゆる食べ物の事を表します。用語が混じってしまうので私の説明ではこの”普通に口にできる食べ物としての食物”を「餌」と表すことにします。それぞれの食物にはそれぞれのオクターブが存在しています。餌オクターブ、空気オクターブ、印象オクターブと3つのオクターブあり、この3つのオクターブをまとめて食物オクターブというのです。
性格類型としてのエニアグラムが3つのセンターを分類している根拠は3つの頂点が違う食物を摂取している所にあると思われます。また、食物オクターブでは頂点9「存在」の裏には神秘が潜んでいるとされています。
オクターブというからにはそれぞれの頂点に音階が割り当てられています。音階をあてはめた図を見てください。頂点9のドから始まり、右回りにレ、ミ……と進んでいく。頂点9の裏に神秘があるのは、低いド(Do(Ut))から始まり高いドに移行する事を表していると考えられます。通常の人間は餌オクターブの変成を頂点8シで終わらせ放出してしまう。この放出が生殖です。
頂点8シから頂点9ドに向かうには正しく変成された空気オクターブと印象オクターブの力が必要になるのですが、詳しくは本筋から離れるので割愛します。
食物変遷オクターブの図のとおり、2は3の力を使って(帯びて)4へ進む、5は6使って(帯びて)7へ向かう。頂点9の後ろにある神秘に向かう8は変成途中の存在であり9を帯びている。これを分かりやすくすると力の性質図となります。これが3つのセンターでのグルーピングです。
以上の3つのグルーピングを用いて自己診断をするツールを作りました。
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