ゆっくり夢日記 「カンボジア人と家」20年4月13日
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4月13日
何もかもが嫌になり、既婚のフォロワーさんと駆け落ちする。彼女は仕事が嫌で逃げてきたらしい。走って逃げ回る途中フカさんと出会ってフカさんが逃げるのを手伝ってくれる。タクシーでとにかく逃げようと案をくれたがどれも満員だ。フカさんがカンボジア人がタクシーに乗る所を見つけ引き止める
相乗りしてもらおうという算段だ。金を払ったら載せてくれた。ボロボロの我々を見てカンボジア人が事情を聞いてくる。すべて話すとカンボジア人がうちで匿ってやると行ってくれたので甘えることにする。カンボジア人の家には家の中央にデカイ木が生えていて
それを中心に生活している。階段は全て紐で出来ていて人妻のヒールを絡め取る。中々上手く歩けないがカンボジア人達は優しく登り方のコツを教えてくれる。少し落ち着いてきたところでフカさんにお礼を行ってタクシー代を渡す。本当にありがとうと感謝する。
突然何が嫌になったのか思い出す。私は謎の施設で天才を作る実験に参加させられていたのだ。同じ施設に暮らしている人達は個性的な人ばかりで一人一人に部屋が与えられている。美味しいご飯と快適な生活、知的好奇心をくすぐる話をする先生がいる。
ただし1日に3時間は何か読書をしなくてはならないという決まりだ。その生活の何が嫌だったのだろうかと考える。ボンヤリと同居人たちを思い出す。美人だが正確に難があるお姉さん、太っているが他人に優しすぎる女性、眼帯で坊主頭の少年(彼は発明が趣味だ)、それから…
隠し扉に隠された部屋にすむ発狂した美少女。彼女は興奮すると人を切り刻みたいという欲望が抑えられなくなるのでカラオケルームののうな部屋に閉じ込められている。皆彼女を恐れているが私は彼女が優しいことを知っていたから不憫だと思っていた。
彼女は誰よりも他の人がどんな音楽が好きだとか好みを先取りしてこれ好きだよね?と教えてくれるいい子だったと思い出す。彼女を助けたいのか?と思うがそうでもないらしい。私は何故ここに逃げたのだろうと考える。
カンボジア人と毛糸を編む。自分の服を自分で作るというのは思ったよりも楽しいことだった。ある日先生が来て尋ねる。「施設に戻ろう此処より君の為になる。ここに居ても半分眠った様な状態で毎日無為に消費するだけだよ。」先生の言うとこは最もだったが、迷っていた。
詩「カンボジア人と家」
4月13日
何もかもが嫌になり、既婚の知り合いと駆け落ちする。彼女は仕事が嫌で逃げてきたらしい。走って逃げ回る途中Fと出会ってFが逃げるのを手伝ってくれる。
タクシーでとにかく逃げようと案をくれたが長蛇の列ができている。
Fがカンボジア人がタクシーに乗る所を見つけ引き止める相乗りしてもらおうという算段だ。
金を払ったら一緒に乗せてくれた。
ボロボロの我々を見てカンボジア人が事情を聞いてくれた。
すべて話すとカンボジア人がうちで匿ってやると言ってくれたので甘えることにした。
カンボジア人の家には中央に巨大な木が生えていてそれを中心に生活しているようだ。中々の大家族で子供たちやお婆さんもいる。
階段は全て紐で出来ている。人妻のヒールを紐が絡めとってしまって上手く歩けない様だ。それに気づいた子供たちが彼女に優しく登り方を教えてやっている。一息ついて、Fにお礼を言ってタクシー代を渡す。
本当にありがとうと言って見送った。
突然何が嫌になったのか思い出す。
私は「天才の家」と言う施設で天才を作る実験に参加させられていたのだ。
そこでは一人一人に部屋が与えられていて、美味しいご飯と快適な生活、知的好奇心をくすぐる話をする先生がいる。
基本的には自由だが、1日に3時間は何か読書をしなくてはならないという決まりだ。
その生活の何が嫌だったのだろうかと考える。
同じ施設に暮らしている人達は個性的な人ばかりだった。
ボンヤリと同居人たちを思い出す。
美人だが性格に難があるお姉さん、ふくよかで他人に優しすぎる女性、発明が趣味の眼帯で坊主頭の少年、それから……
隠された部屋にすむ発狂した美少女。
彼女は実験のせいで、興奮すると「人を切り刻みたい」という欲望が抑えられなくなるので監禁されている。
窓のない真っ白な防音室に閉じ込められている。
皆彼女を恐れているが、私は彼女が優しいことを知っていたから不憫だと思っていた。
そうだ、彼女は誰よりも他の人がどんな音楽が好きだとか好みを先取りしてこれ好きだよね?と教えてくれるいい子だったんだ。
彼女を助けたいのか?と思うがそういう気は不思議と湧いてこなかった。ただ、不憫だと思う。
私は何故施設を逃げだしたのだろうと考える。
カンボジア人と毛糸を編む。
自分の服を自分で作るというのは思ったよりも楽しいことだった。
カンボジア人は私達を邪険にするでもなく置いてくれ続けた。
皆でご飯を食べて、幹挟まって眠る。何もない日常だ。
だが、幸せだと思った。
ある日先生が尋ねてくる。
「施設に戻ろう此処より君の為になる。ここに居ても半分眠った様な状態で毎日無為に消費するだけだよ。」
先生の言うとこは最もだったが、私は迷っていた。