“チャトレ数”
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*下記は私がChatGPTに、私が驚くような想定外の文章をつくってとリクエストしたときのチャットです。
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*以上。
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”チャトレ数”。恥ずかしながら途中まで信じていました。途中で疑い出してググってみても全く出てこないので、英語のスペリングを聞いたりしています。
言い訳を言えば、そもそも私のリクエストは『私が驚くような文章を作って』と言うものであって、嘘をついてくれとは言わなかったこと、加えてそれまでの文章例の中には、SNSやAIに関することなど、事実と言えるようなことも含まれていたからです。
あんなにいかにも事実かのようにひょうひょうと架空の数の話をされて正直驚きました。一杯食わされたような感じです。しかもそれが最初の私のリクエスト通りっていうのがなんとも・・・。本当の話と嘘の話を混ぜるあたりが優秀すぎます。”チャトレ数”っていかにもありそうな名前だし・・・。
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前回書いたテキスト以降も、さまざまな質問をChatGPT(以下GPT)にしました。
GPTの言語モデルに関することや、物語の共同創作、架空の設定(ロールプレイ)での対話、昔TV番組の”一人ごっつ”であった全国お笑い共通一次テストの問題、GPTの言語モデルに無い新しい単語(名詞、動詞、形容詞など)を作ってもらうこと、などです。
解答の中には思わず笑ったり驚いたりしてしまうようなものもありましたが、そのような回答に辿り着くためには、色々と聞き方や条件を変える必要がありました。
GPTは確かに面白くてワクワクする技術ですが、まだ実際にどんな可能性があり、どんな変化を社会に与えるかのスケール感は正直言って分かりません。過度に期待しすぎな部分や、過小に評価している部分、そして全く想像さえできていない事もあると思います。
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GPTはこれまでに人間が記述した様々な種類のテキストを、データセットとして大量に読み込んで作られた言語モデルで、入力された文章に対して新しい文章を生成できると言います。
ですがその意味が、GPTが何らかの新しい価値を生み出すことができるという事なのか、あるいは結局のところ学習したデータセットから予測されるような、データセットの延長線上の文章しか生成することはできないのかがイマイチ分かりません。
つまり単なる予測変換の上位互換なのか、あるいはそれ以上の”何か”なのか、ということにとても興味があります。ちなみにGPTにそれを尋ねるとGPTには創発性は無いし、新しい知見や洞察を提示する能力は無いと答えます。
本人が言うのでおそらくはそうなのでしょうが、GPTほど自然な対話ができると、その”何か”をつい期待してしまいます。
というのはGPTの学習データは膨大で、例えどんな人間の天才であっても、それと同じ量の知識を持つことはできないだろうからです。だとすれば、仮に既知の事実ではあるけれど、その二つの関連性をまだ人間が気付いていない事柄がある時に、GPTはそれらの類似性を指摘することができる気がします。
その二つの事実そのものは人間による発見であっても、その間の関連性を人間よりも先に指摘することができたなら、それはGPTがある種の価値を生んだと言えるような気がします。
例えば、最新洋楽ヒット曲の歌詞の内容が、実は既に滅びてしまった少数民族に伝わっていた民謡に偶然似ていた。みたいな時、もしGPTがその歌詞データを持っていれば誰よりも先にそれを指摘することが可能な気がします。(それにどんな価値があるかは別としてですが。)例え既知の事実であっても、新しい組み合わせ方を見つけることは価値を生むことのように思えます。
そのような期待をもっと砕けた言い方で言えば、GPTの解答に驚いたり、発見や考え方を得て、予期しなかったような新しい”価値”を得ることはありうるのかということです。
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この”チャトレ数”の話ですが、私的にはすごく面白い経験で、小話くらいの価値はあるようにも思えますが、果たしてどうなんでしょうか。下記に実際のチャットのスクショも載せておきます。その後におまけに他にも面白かったチャットのスクショを貼ります。もしよければご覧ください。
23.02.11
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スクショ・”チャトレ数”
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スクショ・おまけ
全国お笑い共通一次解答例
新しい単語
続・AI達の雑談
これは前回に引き続き、Siri,アレクサ、GPT、そしてBard達を登場人物にした想像の物語を私とChatGPTで作ったものになります。
グダグダな箇所やタイプミスもありますが、私の入力を全部載せた方がいいと思い長くなってしまいました。
私の入力は”YU:”から始まる太文字の発言で、GPTの回答は"GPT:"の太字で示しました。
物語の中にもGPTが登場する入子構造の為若干分かりにくいのですが、物語の中のGPTの発言は”GPT:”の細字で始まっています。
ご覧いただければ一目瞭然ですが、私の入力は誘導尋問です。ですが、誘導されて偏った状況の中に時折面白いセリフや考え方の文章の生成があってこんな入力をしています。なのでこれは極めて偏った入力に対して、こんなセリフをGPTが生成したということ以上でも以下でもありません。
ちなみに通常の対話の中ではここで言っているようなことはGPTは言いません。この会話はかなり長文なのでテキストのコピペと、スクショを貼ります。
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以上。
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言語モデルと集合意識
おわり