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記事200本書いた無名のゲームライター

はじめまして、ふぉる絵と申します。趣味はビデオゲーム、特技はゲームレビュー、副業はゲームライターです。だいたい月2本ペースで記事を売り、2022年にメディア掲載記事が200本達成しました。わあすごい、おめでとう! この機会にゲームライター野村光さんのこと知ってあげてね!

「初投稿は自己紹介がオススメ」とnoteの助言に従い、商業デビューから掲載200本達成までのゲームライター活動を統計で紹介します。今回はゲームの話に絞りたいので、レポートやコラムを除外したゲームレビュー・インプレッションの約150本を扱います。


敬人尊野蛮! やっぱりウケるのはセクシー・バイオレンス・お気持ち長文

メディアの告知ツイートでRT数が多かった ≒ PV稼いだ記事は次の3本です。

3位から順に、セクシー! バイオレンス! お気持ち長文!
ツイートRT数は記事PVと正比例ではありません。Google Discoveryといったオーディエンス分類エンジンや、メディアサイトのトップページ掲載期間がPV要因に加わるからです。しかしPVの実値は社外秘で、フリーのゲームライターには知らされません。よって唯一参照できる「メディア公式アカウントの告知ツイート」をもって順位としました。


3位『ボンバーガール コナステ』インプレッション記事のあらまし。「コナステ版出たからボンガ書いていい?」って聞いたら、IGN JAPAN 編集部が「スクリーンショットに問題がなければOK」と回答してて、すごい!問題があるゲーム!! スケベゲーム!!! ってなりました。
ゲーム中のカットシーンがデフォルメキャラになる、期間限定入手のコスメパーツ《髪飾り(笑)》で“問題”を解決しています。結果、プレイ時間のファクトチェックとして機能したのでヨカッタです。


2位『The Friends of Ringo Ishikawa』レビュー記事のあらまし。「くにおくんリスペクト」で注目を集めた本作ですが、ストーリーの解釈が難しかったんでゲームを弁護しました。ツッパリの不器用さをいかに表現したか、を論点としてます。記事冒頭にツッパリマンガの極北『Let's ダチ公』を象徴する作中フレーズを使い、読者へ論調を暗喩できたのがヨカッタです。


1位『アンダーナイトインヴァース』インプレッション記事のあらましは次のツイートのとおりです。

『The King of Fighters '98』

書きたい記事とウケる記事が違うのはアタリマエ

記事ツイートRT数の4~20位はこんな感じです。

おおむね格ゲー、あと日本っぽいゲーム。知名度が高いゲームはPV稼げます。知名度が高いゲームのレビュー記事を編集部から執筆依頼いただけるのはうれしいですよ、めっちゃ緊張しますけどね。『R-TYPE FINAL 2』レビューは冒頭から趣味丸出しで、よくコレ通ったなあ。

日本で知名度低いゲームですが、8位『Phoenix Point』レビュー記事はムチャクチャ善戦できてます。メディア公式アカウントの告知ツイートで「クソゲー」という単語があったからでしょう。センシティヴ・ワードもPV稼げますね。そういう意味では、1~3位もセンシティヴなテーマが多いなあ。ふつうのスクショがNGなゲームとか。『ボンバーガール』、君のことだぞ。

その中でも1位がブッチギリにRT数稼いだのは、メディア編集部が作った企画だからだと思ってます。ゲームのプレイヤー層とライターの性質がマッチするのはもちろんのこと、編集部がコマース視点で時流を読んだからRT数を稼げたかと。得意分野があるライターは企画記事の依頼をもらいやすいと思ってます。その専攻ジャンルを示す一番良い方法は、やはり「数の積み重ね」でしょう。
じゃあ実際どんな記事を書いてたのか分類したのがこちら。

4Xゲームとはいったいなんだったのか。


ゲームジャンルよりも大きな分類での円グラフはコチラ。プレイ中に問われる素養で分類しました。ここでいう素養はプレイング定石の把握や波動拳コマンドの習得じゃなくて、ゲーム中に意味がわからない単語が出てくるかどうか、という意味での素養です。

1/3がSF!
あのさ、PVの役に立ってない4XとかSFとかやめたら?


とまあ、レビュー・インプレッション記事の約150本を俯瞰するとこんな具合になりました。ウケる話題を書きまくったんじゃなく、書きたいゲームで記事を書いたウチの数本がウケた、ってトコでしょうか。
幸い、いまのところPV単位の稿料で記事を書かずにすんでます。発注書をもらったあとは自分で納得できるレベルの記事を書くことに専念できてます。そして、おカネもらったあとは深く考えないようにしてます。

なので、統計を取ってゲームライター業を振り返ったのは今回がひさびさでした(最初はけっこー気にしてた)。モチベーションが8年続いたことよりも、記事の卸先が8年も続いたことに驚いています。
これもひとえに、記事を買ってくれる編集部と、RT/FAVくださるみなさんのおかげかと。なんか楽しいゲームを見つけたらメディアに記事を書きますので、今後ともごひいきに☆


ほら、みてみて! 貴重なコラム枠だよ!

以上で紹介していなかった、レポート・コラムについてちくとお話します。PCメーカーからのPR案件やイベントレポートなど、本数は少なめですがたまーに書いてます。お正月やお盆の編集部休業期間に掲載する、穴埋め記事ではエッセイっぽいのも書いてます。個人ゲームオブザイヤー記事なんかがソレですね。そのレポート・コラムから気に入ってる記事を紹介します。


ぼくがゲームレビューを書くときに使う「テンプレート」を披露しました。ゲームレビューを書くのに慣れないときは参考にしてみてください。ゲームメディアに掲載してもらえてる記事の実践論ですから、そうそう的は外れてないでしょう。書くのに慣れてきたら自己流を編み出してみてね。


EVO JAPAN 2020 の参加レポートです。ゲーマーコミュニティが主催するサイドトーナメントに主眼を置いた記事で、イベントを俯瞰し格闘ゲームのコミュニティにまで話を広げてます。格ゲーの友達をはじめ、いろんな方から褒めていただけたのでヨカッタです。

上記の2本はビデオゲームと向き合うとき、ゲームコミュニティと向き合うときの考え方が色濃く出てます。「じゃあソレが自己紹介なんじゃね?」ってなりますけど、いきなり思想を投げつけてもデッドボールどころかビーンボール魔球ですし。まずは「記事200本書いた無名のゲームライター」として知ってもらえたらソレでいいです。

あ、モチロン。「いつも記事読んでるよ~☆」ってお言葉いただけるとうれしいです。いつも読んでいただき、まことにありがとうございます。

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