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中3に読んでほしい 高校の理数科でやってはいけないこと(1年前半編)

天文からはちょっと外れますが、
私の、高校生活の話を少し紹介したいと思います。

私は今年の4月に、いわゆる、理数科がある高校に進学しました。
入学からまだ半年ほどしかたっていないのですが、いままでたくさんの困難に直面してきたので、この経験を皆さんと共有できればと思います。

私自身、あの時にこうしておけばよかったなー、というのが、今でもたくさんあります。

これから理数科への進学を考えている中学生の方は、よければ参考に読んでもらえればと思います。

炎上覚悟でこの記事を書きました。
本記事が、高校のマイナスの面をさらす記事として受け取られるのではなく、未来の理数科生が新たな一歩を踏み出すための記事となることを願っています。
また、表現がまだ荒いところがあるため、反響が大きければリメイク版も投稿したいと考えています。


①研究プログラムの掛け持ちはするな

いわゆる理系の高校に入ると、大学等が実施している高校生向け研究プログラムの案内なんかも来たりします。

例えばこういうの↑

もし、やりたい人がたくさんいるような環境だったら、気が付いたらクラスメイトが参加してた、
みたいなことになるんでしょうが、…
そんなことはありません。

私の場合は、先生からいくつかお誘いをいただいて、参加しました。

多分、最初の自己紹介の時に、
「私は○○が好きで、今まで頑張ってきました。」
って言ったので、いろいろ持ってきてくださったんだと思います。

結果、信頼してくださっているのだなあ、という使命感と、
面白そうだなあ、という好奇心に駆られ、2つ掛け持ちで、研究プログラムに参加してみました。


結論から言うと、この結果、私の生活が大変なことになりました

研究プログラムはもちろん楽しいですが、それと同じぐらい大変です。

そのことを、身をもって体験しました。
そして、プログラム掛け持ちは、よほどやることがない人でない限り、やめた方がいいのだと痛感させられました。

特に、複数人で参加するものの場合は、最悪、人間関係の破壊も招きかねないので、要注意です!

学校の先生に熱烈に薦められたとしても、
「中途半端になるのは嫌なので…」
などといって断るのが無難だと思います。

また、研究プログラムを選ぶ際のアドバイスとして、できるだけ大きな、実績のあるものに参加するのが良いと思います。そういうところでは、研究の基礎をしっかりと固めることができるようになっています。

②文化部はきちんと見極めよ

高校の部活を楽しみにしている人も多いかもしれません。
しかし、文化部は特に、選ぶときに細心の注意を払った方がよいです。

すごい文化部は本当にすごいのですが、そうじゃない部活も結構あるからです。

私の場合、地域でも結構有名な天文部に入ったはずなのですが、中身は
"形式上の部活"で、雰囲気が合わず(中学校の時はガチ部活だったので)、迷った末、この前退部しました


もし、本当にやる気を持って活動したいならば、サークルのようなものを探して入ってみるのがいいのかもしれません。

↑こういうやつ

③必ずしも「理科好き」ばかりではない

理数科は、必ずしも理科が好きな人が集まっているとは限りません
個人的には、数学好きの方が多い印象です。
また、理科にも数学にもあんまり興味のない人一定数います。
(学力的に、はいれちゃったらしい)

理数科のメインの取り組みの1つである、課題研究をやりたくない、と言っている人もいました。

☆ユニークな人の例
ゲーム中毒者、スマホ中毒者、エナドリ中毒者、…
うん、カオスです。

私が応募したような研究プログラムも、私のような理科好きにはたまらないのですが、興味がないせいなのか、だれも応募しようとはしていませんでした

こんな環境でなければ、私の生活は、
もう少し楽になっていたのかもしれません。

そして、これらの特徴が特に顕著に現れたのが、この前の東京研修

行程を比較的自由に組むことができたのですが、空いた時間で、普通に観光している人と、追加で博物館を見に行っている人とがいて、
圧倒的に前者が多数でした。
(私はもちろん後者です)


理科好きに囲まれて生活したい、と思っても、ギャップがあるかもしれない、というのは頭に入れておいた方がいいでしょう。

中学校生活と違うこと

やってはいけないこと紹介の途中ですが、1コーナーはさませていただきます。中学校時代と比べて、今の生活がどうなのかということについてになります。

中学時代の私もかなり忙しかったわけですが、今の生活との間には1つ、大きな違いがあります。

それは、いろいろな仕事を同時にこなさなければいけないこと。
一言でいうならば、会社員のような生活、です。
(会社員を経験しているわけではないのであくまでイメージですが)

中学時代は部活がとても大変で、毎日練習に打ち込むのが日課になっていました。

しかし、高校に入った途端、勉強、サークル、研究プログラム、ボランティア…、といった仕事がたくさん襲い掛かってきて
(まあボランティアに関しては自分で入れたものですが)、
何か一つに熱中するというのは不可能になりました。

別に楽しくないわけではないのですが、ストレスに感じることも多くなってきているのが現状です。


理数科に入ったら、暇になることはまずないと思うので、中学生の間に、何か一つのことに打ち込む、という経験をしておくのが良いと思います。

④(天文をやりたい場合)地学

高校を選ぶ段階でも、一つ注意しておいた方がよいことがあります。

通常、理数科に行くと、「課題研究」といって、自分でテーマを決めて研究に取り組む機会があるのですが、学校によっては、やりにくい分野があったりもします。

天文に関してはそれが顕著で、履修科目に「地学」があるところを選ばないと、おそらく、まともな研究ができません。

地学の先生がいないと研究ができない、というわけではないのですが、サポートが十分に受けられない可能性が高いです。


結論からいうと、私の学校も、地学がないんですよね…。

先輩方の発表を聞いたりする機会もあるのですが、班一覧を見ても、

天文が……ない!!

天文部の名が知れ渡っていたので、何かしらできるんじゃないか、と期待してたわけですが…

現在計画を進めている、ですが、結局、天文についての研究はあきらめ、研究プログラムの方で行えないか、検討しているところです。

おわりに

ある日、授業の最初の雑談で、先生が私たちに、こんなことを尋ねました

「この学校に来たことに対して、後悔はある?」

他の人が、なんとなく来たけど後悔はない、みたいな趣旨の発言をしているのを聞きつつ、頭の中で、自分なりの答えを探していました。

「後悔はないけど、反省はたくさんある」

これが、自分なりの答え。

上に書いたように、私はつらいことを何度も、半年間で経験してきました。
あの時こうしておけばよかった。今でも、そう思うことがあります。

しかし、今までやってきたことが決して無駄だとは思っていません。
やはり失敗から学ぶことも多かったからです。

特に、人間関係のトラブルからは、学ぶことがたくさんありました
真正面から向き合うのはとてもつらかったですが、
(一時期うつ病的な状態に陥りました)
いろいろな人のいろいろな価値観を理解するのに役立ちました


この記事をみて、研究プログラムって怖いんだなぁ、と感じた中学生の方もおられるかもしれません。

しかし、もちろん楽しい面も数えきれないぐらいあります
失敗を恐れず、いっぱい反省する3年間を過ごせたらいいのかなあと思います。

まだ、課題研究等も始まっていないので(今計画中)、またお伝えできるだけの内容がたまったら記事にしてお伝えできればと思います。

最後に、
この記事が、高校の負の要素としてとらえられるのではなく、新たな挑戦を生み出すきっかけになってくれることを望みます。


自分の半年間のすべてを詰め込んだため、記事が大変長くなってしまいました。

現在中学生の方、
質問等あれば、気軽にコメントしてくださいね。

高校生・大人の方、
皆さんの、高校での体験談も、コメント欄でお待ちしております

皆さんお忙しいかと思いますが、お互い頑張りましょう!!
それでは。

自分の文章にどれだけの価値があるのか知りたい、という思いでnoteを始めました。もし、この記事に価値を認めてくださる方がいらっしゃいましたら、サポートいただけると嬉しいです。