ITパスポート 「システムの信頼性設計」

こんばんわ、マチルダです。

今日も「ITパスポート」の本を読んでいます。
システムの信頼性設計、「システムの一部が故障した時に、どういう対処をする設計をするか」という内容でした。

①「信号機」故障を感知したら、交差点の全ての信号機が「赤」になる。
  →安全重視の「フェールセーフ」設計
②「公衆電話」停電時でも、硬貨なら通話可能。
  →継続重視の「フェールソフト」設計
③「電子レンジ」扉が開いた状態では、動作しない。
  →誤操作にはやり直しをさせる「フールプルーフ」設計

公衆電話が、停電時でも使えるなんて、知りませんでした・・・。スマホ社会になり、公衆電話を使ったのは、何年前なのでしょうか。この本を読まなければ、いざという時「公衆電話」という選択肢が、浮かばなかったことでしょう。
公共のシステムのセーフシステム、調べておいて損はなさそうです。

耐故障技術(フォールトトレランス)設計

①フェールセーフ(安全重視)・・・システムの一部が故障した時、システム全体に影響を与えないように、安全な状態に移行する設計。
②フェールソフト(継続重視)・・・システムの一部が故障した時、システムの機能を低下させてもシステムの運転を継続する設計。
③フールプルーフ(誤操作を許容しない)・・・誤操作をした場合(意図していない操作が行われた場合)、やり直しをさせる。

フェールセーフ設計

・「踏切」は通電して、遮断機をあげるので、停電字は、踏切が開かない。
・「電車」は、空気圧をかけづづけなければ、スプリングでエアブレーキがかかる仕組み。

フェールソフト設計

・「飛行機」は、片方のエンジンが故障した場合、故障したほうのエンジンだけ燃料遮断し、もう片方のエンジンだけで飛べる。
・「車」は、タイヤの表面がパンクしても、タイヤが破裂したり、急激にしぼんだりせず、正常に走行し続けられる(ランフラットタイヤ)
・「コンピューター」は、停電しても、補助電源により安全にシャットダウンさせるだけの電力をまかなう。
・「エアコン」「テレビ」は、リモコンの電池が切れても、最低限のオンオフ操作は本体で出来るようになっている。

フールプルーフ

「車」AT自動車は、安全スイッチを押しながらでないとP(パーキング)から移動させることができない。
「パソコン」「スマホ」の電源を落とす場合は、長押しなど、特殊な操作が必要。
「火災警報器」「消化器」は、カバーやピンがあり、安易には動作させられないようになっている。

調べてみて、意外と情報がまとまっていないような印象でした。
例えば、EV(エレベーター)。停電時や地震時に閉じ込められる、というような事例を聞きます。

近い階に止まるEVが、CMで流れていました。新築建築物のEVは最新式かもしれませんが、古いビルが新しいEVに交換しているというのも少ないように感じます。

「閉じ込められた時は、非常ボタンを押し続け、管理会社と連絡をとってください」という表示がありますので、停電時でも、非常ボタンと通信機能だけは、つながるようになっているのかもしれません。

なんにせよ、身の回りの耐故障技術設計を、意識して探してみるだけでも、非常時の選択肢が増えそうですね。

(マチルダ)

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