Recording with Focusrite - アコースティックギターの録音方法
プロから愛好家まで、世界中で何百万人もの人々が毎日Focusriteのオーディオインターフェイスを使って音楽を制作しています。このシンプルな赤いボディの録音機材は、クリエイターに自分たちの音楽を世界と共有する力を与えてくれます。オーディオインターフェースが技術的に優れていることはとても重要ですが、それよりも大事なことは、機材はあくまでもクリエイター自身を輝かせるためのツールだということです。
どんな楽器を録音するにしても、録音のテクニックには常に大事となる基本原則があります。Focusriteは、ユーザーの方々がこれらの原則を守りながら簡単に録音できるレコーディングツールの提供を目標としています。世界中に愛好者のいるFocusrite Scarlett インターフェースは、ユーザーの知識や経験を問わずに、様々な場面で良い音の録音を実現できるよう設計されています。このRecording with Focusriteの記事シリーズでは、具体的な楽器やシーン別の録音方法を入門的に解説しています。これらの記事がユーザーの方々のクリエイティブな旅路のガイドとなり、音楽制作の手助けになることを願っています。
アコースティックギターの録音方法
アコースティックギターを良い音で録音するための出発点は、オーディオインターフェースのクリーンな入力段です。Focusrite Scarlettインターフェースは、クリーンで色付けのないゲイン、高性能なA-Dコンバーターを備えており、自分の好きなトーンをそのままの音で録音することができます。
アコースティックギターをクリーンなサウンドで録音するのに最適なマイクロフォン
Scarlettインターフェースのクリーンなサウンドの恩恵を受けるには、高品質なマイクを選ぶことが重要ですが、マイクにはさまざまな種類のものがあります。ダイナミック・マイクは最も安価な選択肢であることが多く、音質面でもまずまずの結果を得ることができます。一方で、コンデンサー・マイクはダイナミック・マイクよりも高価ですが、よりクリアな音の録音に適しており、アコースティック・ギターの録音ではプロのサウンドエンジニアにも最も選ばれているマイクです。
アコースティックギター録音のコツ
アコースティックギターの録音は、モノラルでもステレオでも可能です。モノラルはハッキリとした豊かなサウンド、ステレオはよりワイドで立体感のあるサウンドが得られますが、注意しないと位相の問題に直面する可能性があります。アコースティックギターをモノラルで録音する場合、マイクをブリッジから数センチ離し、ギターのトップに向けて設置するのが始めのセッティングとしてはおすすめです。ステレオの場合は、ギターの周囲に2本のマイクを設置する必要がありますが、始めのセッティングとしてはブリッジ付近と12フレット付近に1本ずつ設置するのが一般的です。室内の反響音をより多く取り込んだオープンなサウンドにしたい場合は、マイクをギターから離してみてください。
録音を開始する前には、ヘッドフォンでマイクで拾ったサウンドを確認しておくとよいでしょう。ギタリストに演奏してもらい、マイクの位置を少しずつ動かしながらチェックできると理想的です。一人で録音する場合には、事前に複数のマイク位置でテスト録音を行なっておけば、最も良い結果を得られたセッティングで本番の録音を行うことができます。
音にちょっとした味付けをしたい方は、Focusriteのインターフェイスに搭載されているAir機能を使ってみてください。高域を持ち上げることができ、アコースティック楽器をさらに輝かせることができます。
録音中の演奏をモニタリングする
Focusriteのインターフェイスは、クリーンなサウンドのコンバーター、低ノイズのプリアンプ、そして優れたA-D/D-A性能によって、アコースティックギターの録音にとても適しています。クリーンでパワフルなヘッドフォン出力も搭載しており、Focusrite Controlのカスタムミックスと組み合わせて使用すればアコースティックギターの録音にとても便利です。ギターとDAWから再生するバッキング・トラックのバランスを演奏者が聴きたいレベルでミックスし、インターフェースのヘッドフォン出力に送ることができます(一般的にキューミックスと呼ばれます)。これは、エンジニアが聴きたいミックスと演奏者が聴きたいミックスが異なる場合に便利な機能です。iOSデバイスを使ってFocusrite Controlを操作できるので、演奏者がエンジニアに「もっと音量を上げてくれ!」と頼むことなく、自分自身でミックスを調整することもできます。
アコースティックギター録音のその他の注意点
クリーンな音を録音することはとても重要ですが、以下のような点にも気をつける必要があります:
ギターのチューニングが合っていること
空間の音響がギターの音と調和していること
バックグラウンドノイズを最小限に抑えること(特にコンデンサーマイクを使用した場合、外の騒音や椅子の軋み、換気や機材の音など静かなものでも拾ってしまいます)
世界中で何百万人ものユーザーがFocusriteのScarlettインターフェイスに信頼をおいて音楽制作を行なっています。この記事を参考に、皆さんもアコースティックギターの録音に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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