選挙広告 地球温暖化のメディア上の見え方(LastWeekTonight S1 ep.3)
プーチンがついに併合したクリミア セヴァストポリを訪問した週でしたぐぬぬ。今回のメインテーマはかなり日本人には縁が遠いもので、ちょっと手を抜きます(笑)
上院議員選挙でケンタッキー州に1億ドルが投入される
選挙戦でいくらつぎ込まれているかという話、そもそも日本では全然聞かないのですが今回のメインストーリーはケンタッキー州に当時のレートで合計100億円以上の資金が民主・共和両陣営から投じられているという話。
そもそも土地勘が無いからケンタッキー州がなんぼのもんじゃいなんですが
中東部にあり、2010年では8割以上が白人。州人口は2020年に450万人
最大都市ルイビルが130万人規模
そして当然のようにケンタッキーフライドチキンの本拠地
John Oliverもネタにしてますが、そこまでパッとしないこの選挙区、上院は1985年から共和重鎮のミッチ・マコーネルが押さえ続けてます。そうです、立て続けにフリーズしてから引退表明したマコーネルおじいちゃんです
その選挙戦のお金云々ではなく…候補者CMの悪ふざけ
日本じゃ政見放送以外でテレビで候補者の主張や宣伝を見ることってそこまで無い印象ですが、アメリカの政治広告は巨大市場で、とくにスーパーPACみたいな政治団体が金を唸らせて中傷合戦やるのは風物詩みたいになってますね
既に当時のケンタッキーの選挙広告がかなり収拾つかない荒れ模様になっており(本編参照)、かつケンタッキー州民にとっての選挙戦ではなくなっている状況はなるほどイビツなんですが、HBOならネットワークTVと違って過激な表現もいけるやでと悪ふざけするのは、これもまた風刺? なんですかね?
(ちなみにマコーネル、グライム両陣営がクソみたいなwebアドで殴り合ってる反面、ケンタッキー州民の3割近くはインターネット接続環境がないってのはなかなかゾッとしますね。マジで空中戦たる由縁ですな…)
で、出てくる悪ふざけ広告は色々と丸出しでこのクリップには年齢制限がかかるわけです。無臭! USA! USA!!
ご無沙汰してます、Bill Nye the Science Guy
実は公務員だった父の仕事の都合で、小学生の頃に10ヶ月ほどアメリカに暮らしてたんですが、その時にBill Nye the Science Guyなる科学教育番組やってたんですよ
このテーマソングがすぐフラッシュバックするくらいにはなかなか鮮烈でしたがもう30年近く前! 怖い!
そんな個人的懐かしキャラが巡り巡って偶発的にYouTube越しに現れたのでひっくり返りました。おじいちゃんになりつつあるのに、未だアメリカ市民の科学教育に懸命に取り組んでいるその姿には目頭が熱くなります。
なお、後年のエピソードでより一層過激なビル・ナイが観られて最高です