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【子育て】意外とやっちゃてる子どもダメにするほめ方

元保育園の保育士、そして今は、小中学生の教育関係者のいっしーです。

子どもは褒めたほうがいい!(大人もね)

この意識は、今や当たり前に皆さんお持ちのことと思います。

ですがその褒め方に、一点注意事項があります。
意外とこのNGの褒め方をしてしまっているのではないかと思い、
記事にしました。

それは何でしょう?

結果ではなくて経過を誉める、こと?

そうです。その通りです。

結果である点数などを「100点、すごい!」と褒めるのではなくて、
そこまでの経過を「すごい努力したね!勉強のやり方を工夫したんだね!」
というように褒めることです。

そこには忘れてなならない重要な視点があります。

案外やってしまっているかもしれない、でのその重要な視点について
強調しておきます。

それは、

能力をほめる、のはNG

というものです。

例えば、
頭がいいね!
才能があるね!
運動神経が抜群だね! などです。

このほめ方はその子どもの才能や能力をほめています。
おそらく事実でしょうし、一見問題なさそうに聞こえますが、
そこには重大なデメリットがあるんです。

それは、

その子どもが、努力をしない子どもになってしまう恐れがある!

ということなんです。

なぜでしょうか?

成果が出た→あなたの能力はすばらしい!
と言われたらうれしいに気持ちになりますね。

しかーし、

ずっと問題なく成果が出続けることはあり得ません。
いつか必ず、壁にぶち当たります。

その時、どういう思考になるか?

この褒められ方をしてきた子どもの思考パターンを考えてみましょう。

成果を出せてきた、のは、→  自分に能力があるから、と思ってきた場合、
いったん成果が出なくなってしまうと

成果が出ない→自分には能力がない、足りない!

という発想になってしまうのです。

自分には能力がない、と自信を喪失して終わり。そこから行動に続かない。

そもそも能力自体がないと判断するので、この場面で、努力する、がんばるということにならないのです。能力がないのだから、がんばっても仕方ない、という考え方です。

だって、持って生まれた能力のおかげで今まで成果が出てきた、からです。

一方、「努力を褒められてきた」子どもだったら、どんな思考パターンでしょうか?

成果が出ない→努力が十分でなかった、努力のやり方がよくなかった!

あくまで、努力の方法や内容を考え直してみる、という思考パターンになるのです。

いかがでしょうか。

結果を褒めない、のはもちろんのこと

能力を褒めない。

その子どもが、努力ができること、
いろいろな壁にぶち当たってもそれを超えていく方法、工夫を考えることができること、
を褒めましょう。


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