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共通テスト英語、子供の頃から英語多読をやっていればかなり有利

英語の多読を始めて6年になる、いっしーです。

共通テスト英語は、
子供の頃から英語多読をやっていればかなり有利だと
思いました。

1 多読と出会って変わったこと

私の英語多読との出会いは図書館でした。

難易度別にたくさんの英語の本が揃っていました。
なんでも、
簡単な英語をたくさん読むことで
自然と英語力がついていく

という説明をスタッフから受けました。

本当かなー、そんなことあるかなー、と半信半疑でしたが
まあ、騙されたと思ってやってみるか、と軽い気持ちで始めました。

ミイラの話
熱帯雨林の話
恐竜の話
など、読んでいて知識がつく内容の本から始めました。

ミイラをなぜつくったのか?どうやって作ったのか?
熱帯雨林の生き物の話し
恐竜のなぜなに?
へー、そうなんだ!という知る喜びがあり
スラスラと読めました。

それで、興味のある本だけ10冊くらい読むうち、

英語の文字、英語の本が嫌でなくなったのです。

それまでは、試験の延長みたいで
英語の本は読む気になれませんでした。
見ただけで嫌になる感じでした。

これが私の多読との出会いです。

それ以降は読んだり読まなかったり
それほど熱心さはないけれど細く長く続けていました。

図書館の多読用の本は
読みやすさレベル別に分類されているので
自分のレベルのあった本を簡単に選べます。

そのうち、ペーパーバックも読むようになり
かなりの分量があっても
あまり気にならなくなりました。

今では自分の英語力に合っていれば
日本語の本を読むのとほぼ同じです。

2 今年度始まった共通テストの英語

それで、今年始まった共通テストですが

参考までに英語を解いてみました。

ほとんど全部長文読解でした。
もはや、私たちが受けていた頃にあった問題
単語だけとか、カッコ内に入れる単語を選ぶとか
全くなしでした。

TOEICの文法問題を除いた
後半の文章題の簡単バージョンという感じです。

文章自体は簡単な内容です。
基本的な文法、単語を確実にわかっていれば解けます。
主語と動詞がすごく離れた位置にあったり
ひっかけ問題のようなものはないと思いました。

ただただ文章量が多いです。
見ただけで嫌気がさす分量です。

慣れてないとあの量にまず圧倒されてしまうのではないかな。

だから、私は子供の頃から英語の多読をやっておくことを
お勧めします。

子どもの頃から、多読で大量の英語の文に慣れていれば、
普通に文章を読むだけのことです。

重要なことは量です。
簡単な英文を大量に読むことです。

学校の教科書、テキストの文章だけでは少なすぎるのです。

国語の文章題と同じです。
読書が好きで、たくさんの本を読んでいれば
国語の文章題(これもかなり大量)の分量に怖気付くことはありません。

そして、英語の場合、国語のように難解な内容ではありません。
読むことに慣れていれば、スラスラと読んでいけるでしょう。

3 幼児期からの英語多読オススメ本

そこで

幼児の頃から、絵本のように
読み聞かせられるオススメの英語の本があります。

オックスフォード リーディング ツリー(ORT)です。

この本はイギリスの小学生の教科書です。
ですので、ネイティブが使う単語、表現になっています。

ネイティブが日常会話で使う表現、自然な英語です。

レベル0から始まっていまして、
レベル0は絵だけ、文字なしです。

これは読んでも読まなくてもいいと思います。
レベル1から始めればいいと思います。

レベル0は英単語なし
レベル1は1ページに英単語1つ

のようにだんだんとレベルが上がっていきます。

この本のいいところは
ネイティブの生活、文化がわかること、

そして
一冊のお話の中に必ずオチがあるところです。

そして、単に絵がいいというのではなく
絵に中にいろいろなヒント、遊びがあるのです。

ここがミソです。

絵を見て読む本、です。

絵にあのようなしかけ、工夫、遊びが加えられている絵本は
他にはあまりないんじゃないかと思います。

読んでいて、見ていて楽しいんです。
一緒に探すと子どもも大人も楽しいです。

子どもの方がいろんなことに気づくと思います。

そのヒントや遊びを親子で探しながら楽しむことができます。
遊びながら英語に触れることができます。

私に今、孫がいたら絶対にやります。
日本語の絵本と同じ感覚で
ORTの読み聞かせを幼児の頃から始めますね。

近所の図書館に多読コーナーはありませんか?

図書館司書に聞けば、その活用の仕方とか教えてくれると思います。

繰り返しになりますが
小さい頃から多読をやっていたら
共通テストは楽勝でしょう。

4 読み聞かせる上での注意

でも、お勉強的には絶対にやらないでください。
ためになるから、英語教育のためではダメです。

そういう魂胆は子どもに見透かされてしまいます。

逆効果になります。
子どもは嫌がって多読の本を見なくなるでしょう。

子どもが多読を楽しんでいるかどうかはすぐにわかります。

これ読んで、と親のところに持ってきたら
それが楽しんでいる証拠です。

親子で日本語の絵本を楽しむのと同じです。
本棚に日本語の絵本と英語の絵本の両方があるだけです。
絵本の世界観を子供と一緒に楽しんでください。

5 借りるのか購入するのか

図書館で借りられるなら、それがいいです。

英語の本はORT以外に他たくさんあるので
いろいろな本をどんどん読みたくなっていきます。
それをいちいち買っていたら大変なことになります。

ただし、資金に余裕があるのなら
ORTのセットを購入してしまうのがベターです。

なぜなら
手元に本があって、すぐに読める
お気に入りの本がいつも本棚にある

ということが
子どもにとってはベターでしょう。

ただし、自分の子どもが気に入るかどうかは
やってみないとわかりません。

何冊か図書館で借りて試してみてからでもいいかもしれません。

そして、ORTが好きになったら、他の英語の絵本にも興味が湧いてきます。そのときは、図書館で借りる。

将来、私に孫ができたら、ORTを一緒にのんびり楽しみたいです。


多読については、NPO多言語多読のHPが参考になります。



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