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ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 ちゅうがえり

に行ってきました。

鴻池さんの作品は

で初めて見たのですが、今回はより多くの作品でその世界観を堪能させてもらいました。

動物の皮

鴻池さんといえば動物の皮を使った作品がシグネチャーですが、

大量に吊るされた狼の毛皮のカーテンは恐ろしくも神々しいものがありました。

毛皮が使用された服からは普段何気なく使っている財布や靴などを作るためには命が使われているということ、雪を駆け回るトナカイ、トナカイのような木の枝、角が宙を舞うインスタレーションからは生き物の躍動を感じました。

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生命の移り変わり

生物・無生物に限らず命が次々移り変わっていく様子が様々に描かれています。

象徴的なのは「風が語った昔話」で、雪は魚や人間、鳥を経て月となり最後に自分が雪であったことを思い出します。

生命は形を変えながら巡っていくものという世界観が鴻池さんの作品の根底にあるように思います。

最近読んだ「不滅のあなたへ」では最初はただの石だったものが、狼となり様々な人に変化しながら経験を積んでいくのですが、とても近いものを感じました。


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こちらをみる少女

繰り返し描かれるキャラクターとして、大きな目でこちらを見つめる少女があります。

もしかしたらこの少女も上記のように様々に変化しながら世界を見ている一つの命なのかもしれません。

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