Adobe PremiereProをMIDIコントローラーで制御する

ご無沙汰しております。ふみです。

 タイトルにある通り、Adobe PremierePro(以下Premiere)をMIDIコントローラーで制御したい人向けの記事になります。
 7000円程度のシェアウェアを使用しますのであしからず…

そもそもAdobe製品を外部コントローラで制御するにはハードルが高い

 Adobe製品全般にいえることですが、デフォルトでMIDI機器からソフトを制御することを前提とされた仕様ではありません。
LightroomはMIDI2LRによってMIDIコントローラで制御する方法が有名ですね。
 また、Premiereだとざっと思い浮かぶハードウェア制御は有名どころはTangentのWave2を筆頭に最近はLoudeckPlus、LoupdeckCTなど…
Bome MIDI Translatorというソフトを使用しMackie設定からフェーダー周りをMIDI制御する方法は昔からありましたが使い勝手はいまいち。
Loudeckもバカ売れしている印象は薄いですしAdobe製品を外部コントローラで制御するって需要ないのかな…

Adobe公式HPにはこう記載があります。
Premiere Pro では、2 種類のコントロールサーフェスをサポートします
・Mackie コントロールプロトコル(Mackie)
・Avid および Euphonix のコントロールサーフェスの管理 (EUCON)

ということで長らくPremiereの一般的な操作を外部コントローラーで制御するにはハードルが高かったのです。

PrControl

 PrControlとは、オランダにあるPeltmadeという会社から販売されているプラグインです。
 もともとは数年前からLightroomの制御プラグインを開発していたようですが、2019年7月にPremiereの各操作にMIDIをアサインするPrControlを発表しました。

使い勝手

 僕自身2020年5月末現在、購入して1週間にも満たない状況ですが、MIDI Fighter TwisterというMIDIコントローラーでPrControlを使用しています。今進行している案件でLumetriカラーの操作を基本的にこれで行っていますが、仕事に使えるレベルで使い勝手は良いと思っています。マウスでドラッグするよりは圧倒的に直感的で効率が上がりました。
 気になる点もたくさんあります。まず、UIが非常に使い辛い。コントロールをアサインする際にある程度検索はかけられますがLumetriに関する項目が検索できなかったり、レンジの設定が保存されなかったりと不満に思うところは多々あります。
 Mac版ではプラグインのUI上でステップサイズを変更できますが、Windows版は一度設定をエクスポートしテキストエディターから変更→インポートすることになります。
 導入方法や実際の使用風景はPeltmadeのYouTubeチャンネルで公開されています。

おわりに

 比較的新しいかつ超マイナーなプラグインのため日本語はおろか英語でさえもなかなか情報を得ることができない状態です。
 体験版もないのでいきなり7000円払うのはためらうかもしれませんが、この記事を読んで興味を持たれた方は人柱覚悟で使ってみて頂ければと思います。質問等ございましたらTwitterでご連絡頂いても構いません。noteのプロフィールにURLがございます。

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