VDMX5 素材の切り替えにトランジション(クロスディゾルブ)をつける
VDMX5で素材を切り替える際にトランジション(クロスディゾルブ)をつける方法をメモがてら記載します。
巻末にプロジェクトのリンクも貼付しておりますので遊んでみて下さい。
1chあたりレイヤーを2つ用意します。
画像では分かりやすい用にCH1のグループにAとBの2つを用意しました。
TCMを出し、左右のレイヤーを先ほど作ったCH_A、CH_Bに設定し、Auto Fadingを有効にします。
MediaBin(ここではCH1_Bin)を作成しMenusから先ほど作成したレイヤーのみをアクティブにします。
MediaBinの左上(レイヤーを選択する箇所)を選び、UI InspectorのNavタブを選択します。
Choose by floatにTCMのcrossfaderをアサインします。
アサインできたらInvert val?にチェックを入れます。
レイヤーソース(ここではCH1_A、CH1_B)をスタックさせ、
CH1_A Sourceが"/Layers/CH1_A/Opacity"で選択されるようにUI Inspectorで設定し、Enable/Disable this receiverにチェックを入れる。
CH1_B Sourceについても同様に"/Layers/CH1_B/Opacity"で選択されるように設定し、Enable/Disable this receiverにチェックを入れる。
レイヤーソースのEjectボタンを選択しUI InspectorのReceivingにCH1_A Sourceに"/TCM 1/rightOpacity"をアサイン、CH1_B Sourceに"/TCM 1/leftOpacity"をアサインする。
いずれもThresholdは1にする。
動作の参考動画を録りましたので御覧ください。諸々整理したプロジェクトも下記リンクから配布します。
トランジションタイムはTCMのFade Durationで設定します。
また、この方法は2つのレイヤーをTCMで切り替えている状態を1CHとして考えて動作させています。
VDMX5の仕様上、レイヤーの最後の再生状態が保持されますのでControlSurfaceやMIDIコントローラーで各レイヤーの再生ボタンに動作をアサインする必要があります。
最後に、下記にプロジェクトを置いております。
以上です。