レバレスコン(HITBOX)入力覚書
前提
HITBOX仕様(左右同時ニュートラル、上優先)のコントローラー用の運指などまとめ。最速最安定かは不明。あくまで筆者FMYKのネタ帳共有です。
ストVとGGとDOA6やります。それ用のネタ帳。経験などで随時更新。
筆者はbrook ufb基盤利用の自作コントローラーです。
手の使い方
指と手首を使って入力。手首は落としたりバウンドするような上下運動はもちろん、左右の回転(手首、前腕の内旋外旋)も使える。指関節は基本的に開くか閉じるかしか出来ない(弾く方法もあるけど結局動きは握る動作)
入力の構造
ボタンが押されたときにON、解放や相殺入力でOFF。当たり前だけど大事なこと。
新規入力の前にはOFFが必要で、入力の際に余計なボタンがないか注意が必要。
レバレスコンはONとOFFの概念でコマンドを作る。
レバーとの対比例
レバー:右N右
レバレス:右ON右OFF右ON
レバー下右下右
レバレス:下ON(維持)右ON(維持)下OFF
動作数
レバレス特有の操作コスト単位の1つ。少ないほうが理論的には早い。音楽で言うコード、和音と言ったもの。ある種の型。
タイプ
指だけの動作。PCのキーボード入力とほぼ同じ動作。原則として手首に依存しない(動かさない)。ボタンに対して垂直方向の運動。
フリック
指を曲げる等の動作による入力。いわゆる弾き。押し込んでから手の内にスライドさせるのもフリック。ボタンに対して比較的水平方向の運動。
ドロップ
指先の形状を予め作っておき、手首の動作などで落とすように入力。指先のみ動かすならタイプ。
バウンド
ドロップは落としたまま維持するのに対して、バウンドは手首を上げることでボタンから離れる。フリックより遅いが同じような入力ができる。
チルト
ドロップやバウンドの変形。指先を斜めにして落とす。手首の傾きにより指先とボタンの距離に差を作るため、タタタンとずれた入力になる。半回転入力の導入などに使える。
スライド
ボタン上を滑るように順番に入力する。基本的に指の本数で同時入力など調整。チルトのフリック版。左から右は中指薬指、右から左は人差し指中指がおすすめ。
ターン
ボタンを押した状態から手首の回転で必要分解放していく。横方向の入力を維持したいときに便利。
二重
ネタ枠。指先で入力後そのまま指先を曲げ第一関節など指の背で入力。下2回ぐらいにしか使えない。そして素直に指2本ずらして入力した方が無難。人によっては最速となり得る。
実際のコマンド例
表記の注意
○○○(○)
左下右(上)
左から左下右上となる。上は基本省略。
○はボタンに触れてない。解放。
●はボタンに触れている。押して維持。
◎はフリック。●から◎の場合はフリックの解放を少し遅らせる。
一ニ三は数字の順に流れるように解放する。
壱弐参は数字の順に流れるように押下する。この時ボタンは離さず維持する。
この表現はコマンドの進化や表現により追加、変更されることがあります。
⤴236コマンド(反転含む)
基本要素
○●○
○●●
○○●
パターン1
●●●
一ニ●
または
●●●
◎●●
○◎●
○○●
解説(2動作)
全押しで左右を相殺し下のみの入力を完成。そこから腕をひねるなどしつつ順番に解放。左が解放されることで右のストッパーがなくなり右下となる。そのまま下を離せば右のみとなる。
最速ではないが2動作と早い。下がりながらの波動や進みながらの竜巻がこれで出来る。下のみのスタートで斜め入力に化けるプレイヤーにオススメ。
パターン2
○●○
○◎●
○○●
解説(1動作)
下をワンテンポ遅らせてフリック、遅らせている間に右を入力。右が早いと下が入らず、フリックが早いと斜めが入らないのでコマンドが成立しない。例外として下横で完成するなら問題ない。
2指をずらして引き込む動作なので1動作で済む。横入力が押すタイミングではなく下が解放されたタイミングなので斜めから横は最速フレームで入力される。
パターン3
○●○
○壱弐
○○●
解説(1動作)
主にスライド、人によりチルトを使う方法。指を立体的に斜めに滑らすように、袈裟斬りの要領で下を入れたらそこから横に振り抜く。速すぎたり指が細いと斜めが入らない様子。
慣れれば素早い入力とコマンドミスを防げると思われる。他のコマンドに比べるとやや運動量やボタン負荷が大きいか?
Z623コマンド(反転含む)
基本要素
○○●
○●○
○●●
パターン1
○○●
◎●●
解説(1動作)
1動作で済むがやや長いので1.5動作と言ったところ。右を入れてからフリックで左を有効にして左右相殺。これで下を確定させる。あとはそのまま左をフリックで振り抜けば最速タイミングで斜めが入る。
636はゲームが限定されるので基本はこちらがおすすめ。昇竜真空波動拳は636では難しいがこちらならコマンド兼用が出来て楽である。
パターン2
○○◎
○○○
○壱弐
解説(2動作)
慣れてない方はわけがわからないやつ。人差し指で右を弾いたら「薬指で下に触れ、中指で右に触れる」。
1に比べると難易度は高めだが慣れればかなり1動作になり同じぐらいの速さになる。横の維持に向かないので真空波動につなぎにくいなど汎用性に欠けるがフリックが苦手という場合選択肢としてはあり。
パターン3
○○●
○○○
○壱弐
解説(2動作)
紹介するのもためらうほどのシンプルな入力。入力解説は省かせていただきます。
余計なことをしないので、このコマンドからまだコンボが続くときに思考や指が絡まりにくい。けして最速ではないがコンボパーツとして使うのであれば最速は必要なく「十分な速度」が出せればいい。全解放をしっかりはさむこと。
半回転41236コマンド(反転含む)
基本要素
●○○
○●○
○○●
パターン1
●○○
◎●●
○◎●
または
壱弐参
一ニ●
解説(1動作)
左を入力してから全部押しで確実に下を発動。そのままの流れで順番に解放。全押し以降は解放後最速で入力されていく。
チルトスライドフリックなど実際のやり方はいくつかある。いろいろ試してあう運指を探すことをおすすめ。私FMYKはこの動作でフリックとスライド、チルトを比較し、自分の得手不得手を調べられるのではと思っている。
パターン2
壱弐参
一ニ●
または
●○○
○●○
○○●
解説(1動作)
そろそろ表現に限界が出るやつ。パターン1との違いは全押しを省くこと。下入力が難点。
このコマンドは下入力が肝だが可能な人間がいるならこれが最速候補。
パターン3
●○○
◎◎●
解説(2動作)
あえて2動作とカウント。左を先行させ、フリックで全押しによる下入力。フリック後に残るのは右でコマンド完成。
実際は1動作。ただ筋肉の硬直を考えると先行薬指か全押しのタイミングで入力を確定させる緊張が入りやすいと感じているので2動作と表現。
⤴↖2367低空剣コマンド(左向き)
基本要素
○●○○
○●●○
○○●●
●○○●
パターン1
○壱弐○
○○◎○
壱○○弐
解説(2動作)
1/4完成後、横方向を先に入れてからジャンプ。ジャンプまで隙間を作れるのと横方向入るので最悪垂直ジャンプで技自体は完成。
いわゆる低空剣。地上でコマンド完成させてからジャンプさせる。コマンド完成からジャンプまでの受付が比較的短いのでフォローの操作を最低限にし、指を分散させることで素早さを重視した運指。レバレスの低空剣のミスパターンは後ろ入力が生きたままになる事になるよう。とりあえず垂直ジャンプでも問題ないなら前を先に入れて横移動を相殺。
パターン2
◎●●○
○●●○
○○●○
壱○○弐
解説(2動作)
1/4回転がどうしても化けてしまう方向け。要点は前に書いてあるので省略。
私の場合は指が忙しくなりすぎむしろ安定しなかった。指が1つ2回使われてしまうが他のコマンドを通過している間に用意できる。理論的には1も2も練度が高くなれば速度は大して変わらないだろう。
小ネタ:爪の手入れ
私FMYKはフリックを愛用しているプレイヤーなのですが、毎日のように問題が起きます。それはボタンとそのケースの間に爪が「カリッ」とひっかかること。別に痛いとか操作に問題があるというわけではないのですが、コントローラー傷つけそうだなとか。
これでも私、かなり深爪歴が長くて指先から爪先まで、短くても3mmぐらいあると思っているんですよね。それでも引っかかります。ここで毎回するのが爪やすり。結局毎日してます。ただ引っかかるたびにティッシュ用意してヤスリ持ってきてって面倒ですよね。というわけでこちらおすすめ。削りカスが本体に集まります。ケース付きのおろし金(大根おろし)みたいなもんです。削りもいいですし、私の場合は指先こすってもなんともない。もしカリカリにお悩みてしたらお試しください。
⤴⤴2626コマンド
基本要素
○●○
○○●
○●○
○○●
パターン1
◎◎●
◎◎●
亜種
○○●
◎●●
○◎●
◎◎●
解説(2動作)
右以外を同時にフリックすることで下を確定させつつ、解放されるタイミングで右が最速入力される。
亜種は右を先に入れる+下を遅らせて抜く事で昇竜コマンドが完成する。そのままのつなげば昇竜を真空波動でキャンセル可能。
難しくもなく汎用性も高いのでおすすめ。私はこれでレバレス開始1週間以内で9F達成。入門にどうぞ。
パターン2
○壱弐
○◎●
○壱弐
○◎●
解説(2動作)
コマンド的にはシンプルな波動2セット。2番目の下が斜めにならないように注意。
最速は難しいがミスポイントが1箇所なのとわかりやすいコマンドでミスが少ない。キャンセルからつなぐ分には最速である必要がないので得意、確実な方法で堅実に。
半回転+横412364コマンド
基本要素
○○●
○●○
●○○
○○●
パターン1
参弐壱
三ニ一
○○●
解説(2動作)
半回転して横とシンプル。下の入力と半回転最後のリリースをしっかりしたい。
指をタタタンと入れられるので感覚的に入力できる。その分雑になり下入力がないミスもあるので注意。
パターン2
参弐壱
●◎◎
○○○
○○●
解説(2.5動作)
パターン1の下入力を全押しにして確定させるパターン。こちらも左(最後)をしっかり外さないと右がはいらないので注意。
化けにくい入力方法。半回転までは速いのでそこからどれだけ早く横を押せるか。コマンドの雰囲気にのまれず測定できる人はしっかり比較したほうがいい。
⤴半回転2363214コマンド
基本要素
○●○
○○●
○●○
●○○
パターン1
○●○
参弐壱
●◎◎
解説(2動作)
下確定から半回転。斜め要素はいらないので最後は左だけ残して指を抜く。
最速ではないかもしれないがわかりやすく低リスクなコマンド。比較的化けにくいコマンドだと思われる。
パターン2
○●○
○○◎
○◎○
●○○
解説(2動作)
下確定からフリックで半回転。下のしっかりした解放が必要。
個人的に何故か最速。下入力をフリックの力で解放できると1動作に見える。
パターン3
○壱弐
○◎●
○○●
●◎◎
解説(2動作)
下と右を時差で入力して下を確実に抜く。これで下右、そのままの全押しフリックで瞬間的に下を入れて左を残す。
譜面的にはパターン2より安定するように見えるが筆者の練度の問題か安定しない上に早くできない。コンボはパターン1か得意なもの、差し返しなどカウンターはパターン2か3がいいと思われる。
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