柴田友里絵@FMT整体

愛知県小牧市にあるお寺の一室から始まった整体院。おかげさまで今では関東・中部・関西とご縁が広がっています。どのように逝きたいかを考えることは、自分の生き方を考えること。働き方は、生き方。「仏教理念を根本とした生き方をすること」をモットーに日々過ごしています。Zigen ceo

柴田友里絵@FMT整体

愛知県小牧市にあるお寺の一室から始まった整体院。おかげさまで今では関東・中部・関西とご縁が広がっています。どのように逝きたいかを考えることは、自分の生き方を考えること。働き方は、生き方。「仏教理念を根本とした生き方をすること」をモットーに日々過ごしています。Zigen ceo

最近の記事

想いという技術

FMT整体で施術家(セラピスト)をしている先生の8割は元患者です。 わたしも10年ほど施術をつづけていますが、「近くで施術を受けられる場所はありませんか?」と問い合わせのお電話をいただくたびに、もどかしい気持ちになります。 そういった状況をすこしでも改善するために始まったセラピスト養成学院ですが、わたし自身が学院でセラピストの育成をつづけてきて感じるのは、単純にセラピストを増やせば良いわけではない、という現実でした。 きっと「施術ができる」セラピストを増やすだけなら簡単で

    • 学ぶことは、まねぶこと

      「どうやったら体の力を抜くことができますか?」 これは患者さんと話をしている中で、かなりの確率で出てくる質問です。 痛みやしびれなどを改善するためだったり、パフォーマンスの向上であったり、体に向き合いより良い形を目指すための取り組みをつづけていくと必ずと言っていいほど、ぶつかる問題だと思います。 自分では力が抜けていると思っている方であっても、痛みやケガなどの症状が起こっているということは、思うようにコントロール(意識)できていない部分があるとみて、ほぼ間違いありません。

      • カラダは答えを知っている

        先日、施術を受けに来られたNさんから興味深いお話を伺いました。 「瞑想のやり方は教えてもらえても、それができるようになるためのその前。体のことは誰も教えてくれない。」そう話すご友人に会われたそうです。 どれだけやっても上手くいかなかったものが、方法論ではなく、ご自身で体を整えることに集中する期間を経て、取り組みなおしたところ人生が好転したとのこと。 「大切なことですよね。」とNさんと言葉を交わしながら、あらためて体の重要性を噛みしめていました。 今回は瞑想がどうという話

        • 深呼吸すらできない、そんな自分も認めてあげてください

          何か新しいことをはじめるとき、何かを変えたいと思ったとき。 どうすれば良いかわからなくなったり、恐怖で足がすくんだり、壁にぶつかって途方に暮れたり、生きていると大なり小なりいろいろなことがあると思います。 そんなできごとに出会ってしまったときに、いつも思い出し、自分に言い聞かせることがあります。 それは、まず「あきらめる」こと。 わたしがFMT整体に出会って学ばせてもらったことの中で、大切にしていることトップ3に入るくらい重要だと感じていることです。 さて、 あなた

          生きているカラダそのものが奇跡なのだと感じます

          「この施術は奇跡を起こすと確信しています。」 そう私たちに話してくれたのは、ホームケアコースに参加している学院生でした。 セラピスト養成学院に入学した当初は、滑落による足首の大怪我から一生痛み止めを飲み続けることを指示され、痛みでどうしようもない場合は足首の関節を完全に固定する手術を医師から宣告されていたHさん。 小走りなんてもってのほか。普通に歩くにもスピードは出ず、いつも足を引きずるように歩かれていました。 先日ホームケアコースの卒業を迎えたHさんは、学院がはじまっ

          生きているカラダそのものが奇跡なのだと感じます

          歳を重ねるからこそ、できる選択がある。

          FMT整体が主催するセラピスト養成学院には、職業や年齢もさまざまな方が入学されます。 私は講師として指導をする立場をいただいていますが、開催のたびに私たち施術家が教えるのではなく、参加者の皆さんから私たちが勉強させてもらっているなと感じるほど、皆さんの学びに対する貪欲さには頭が下がる思いです。 立ち上げ当初から10年ほどセラピスト養成学院に関わってきて毎回感じることは、いくつになっても謙虚に素直に学ぶ姿勢を持っている人は、挑戦し続ける姿そのものが輝いているということ。 私

          歳を重ねるからこそ、できる選択がある。

          「節目」が私たちにもたらすもの

          新しい年を迎えましたね。皆さま、いかがお過ごしですか? やり残してしまったことに取り組んでいる方もいれば、決意新たに何かを進める方、いつものように毎日を過ごしている方もいらっしゃるかもしれません。 何度経験しても、年末年始というのはなんとも不思議なもので、すべての人が同時にひとつの節目を迎えます。 年末という一年の終わり、年始という一年の始まり。 今年の自分を終え、新しい自分がはじまる。 動物にとっては、太陽が沈んで昇った、ただそれだけのことですが、 変わらない毎日

          「節目」が私たちにもたらすもの

          自分に由るという生き方

          この原稿を書き始めた今日はわたしの誕生日。 そんな日でも日常は変わらず過ぎていくけれど、この日だけは毎年「立ち止まって自分を見つめる」そんな日になってくれている気がするのです。 ひとつ歳を重ねるたびに、これまでを振り返る。 日本に限ったことではないのかもしれませんが、この国にある節目というものは実にありがたいものだなと感じます。 「逝き方を考えることは、生き方を考えること」 これはわたしの師匠がいつか聞かせてくれた言葉です。 高校卒業後の春、父との最期の別れの時から「ど

          自分に由るという生き方

          人の痛みや苦しみを抜き、喜びあふれる世界を具現化していく

          これは、私たちが大切にしている活動理念です。 FMT整体は、 慈悲の精神(与楽抜苦・よらくばっく)を 単なる概念ではなく、具体的な商品やサービスをとおして目に見える形にしていくこと をひとつの使命として、日々活動しています。 私たちの物語は今から約20年前。 愛知県の小牧市大草にあるお寺の一室からはじまりました。 先代から続いた小さな整体院は、支えてくださる皆様のおかげで全国から患者さんが来院してくださる場所となり、そこに協力してくださる方々が集まって、今では関東地

          人の痛みや苦しみを抜き、喜びあふれる世界を具現化していく