LINEで巨大グループ
※課題のために作成した記事です。
スマホやPCで使えるメッセージアプリで、1対1のやり取りではなく、1対複数人のやり取りも可能だ。しかしながら、そんな複数人構成にも上限がある。グループと呼ばれる機能では、最大200人が上限となっている。これにより、200人規模のやり取りが可能になっている。
参照
https://u17.shingaku.mynavi.jp/article/5927/
http://news.infoseek.co.jp/article/mynavishingaku_5927/
http://kakeru.me/twitter/snl-mikagoshi/
http://kakeru.me/twitter/snl-linegroup/
http://kakeru.me/twitter/snl-mikagoshi/
ニュースに取り上げられたのは、このような200人規模の珍しいコミュニケーションをするグループがSNS、メッセージアプリ上にできたことについて、注目されていたことだろう。
200人という数字が重要なのではなく、その規模が重要なのだろう。このニュースにいくつかの質問、疑問をぶつけてみよう。
Q.200人規模を企画して、どうするのか
200人規模は、一般家庭を超えて、クラス会の人数も超える。これを少ない人数とは数えないだろう。ちょっとした集合住宅もしくは、1つの学年、もしくは2つの学年のような人数だ。
200人規模の集団で出来るのは、慈善活動でも、軽犯罪でも出来そうな気がする。200人がさらに細分化することも出来るでしょう。1人1人が、10人のグループのリーダーだとすると、これは、2000人規模の集団になり得る。その規模の人数が集まれば、できることの幅はさらに広がる。
しかし、人数が増えれば増えるほど、複雑な事情、状況などには対応しづらくなる。対応できたとしても、終始一貫して統一した思想や意見が保てるかというと、分裂しそうだ。現実的な数字ではなくて、そもそも分化させて、ある程度の人数やカテゴリーごとにグループに権限譲渡しないといけない。その方が、効率的だ。
http://kakeru.me/twitter/snl-mikagoshi/
上記の記事を参照してみると、このグループ自体には、目的らしい目的はないように思える。情報の拡散のため、ブランドのためなどといった行動自体が目的化している。
10代から30代あたりまでが加盟しているようで、これは、SNSと相関関係にあることだろう。SNSの目的としては、宣伝、情報共有や関係構築といったことがあるだろう。ただ、これらの行動は過程であって、数値的、数量的な目標ではない。だから、これには終わりがないでしょう。
Q.誰が企画したのか
上記のサイトを参考にすると、インターネット上の匿名グループで、SNSなどに相互コミュニケーションをする人たちのようだ。20歳に達していない若者がリーダーだということも「今どき」らしい。
Q.コミュニケーションはとれるのだろうか
深いコミュニケーションは取れておらず、浅いコミュニケーションのようだ。200人規模では、1つの話題に対しても、残り199人とも共有する。深いコミュニケーションを取らない一方で、浅いコミュニケーションに特化しているといえるかもしれない。
終わりに
2000年代のインターネットであった「○○同盟」のような同好会のような共同体、コミュニティを形成するグループの流れの一端のようだと感じました。ただあの時代は、そこまでデータの転送量も多くなく、コンテンツのデータ容量も大きくなかった。動画配信、音声配信よりも軽量なデータをやり取りすることが大半だったはずです。掲示板でのテキストデータでのコミュニケーション、メッセンジャーによる即時性の高いコミュニケーションに進化していき、紆余曲折を経てながら、こうなったんでしょう。
ムーアの法則で、コンピュータの進歩とともに、関連技術の進歩も進んだ。大容量のコンテンツを扱えるようになった現在でも、誰もがクリエイターになったわけではない。動画配信、音声配信には技術もノウハウも必要で、スマホやコンピュータが身近な存在になっているとしても、全員が全員クリエイターになるチャンスを得ただけで、全員が全員クリエイターになり受け入れられる世の中になるのかとなると思えば大間違いだと思います。
ただ認められたい、ただ会話したい、という素朴な欲求に対して、適したコミュニティの変化だと思いました。