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少し重苦しい空のグレーは
まどろみの世界を誘うように
詩を描きたくなってしまったよ
軽やかな音色が舞うような

心が求めている
はっきりしない灰色と闘いながら
嬉々とした青い春のような時間を

まっさらでなんでもできそうなキャンバスに
好きなように絵の具を垂らして

ほんのちょっとの風に行き先を決められて
いろんな感情が重なり合う
夢のようにとろけたり涙を流したり

そこにあるのは、幻想か希望か

セピアの時間を色濃くなぞる
確かに存在していた世界のその先を描く第二章
変わらない笑顔の登場人物とヒロイン

喜びも悲しみも引き連れて
勇ましく進んでいく勇者のよう

あの時代も勇者でありたかった
みんなに慕われるヒロイン
どんな苦しみも誰かが見てくれている灰かぶり姫

ハッピーなエンドを信じて疑わない
みえない青空に恋をする

奏でる音色は淡く儚い物語
軽やかに黄昏に溶けたくて



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fuminocrycis
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