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報酬の振り込みタイミングはちゃんと計算しておきたい

 フリーランスになって数か月。正直な話としてちょっと辛い。何が辛いかというと、最近までバイトの掛け持ちをしていた事もあり、その収入が亡くなった事。ここまでは想定をしていたし、覚悟もしていた。だが、問題はバイトの収入とフリーランスの報酬の振り込み時期のズレによる負担が辛いのである。早い話、収入の振り込みで一番楽なのは20日締めの月末支払いだと思う。逆にきついのは月末締めの翌月25日支払いというパターンである。掛け持ちをしていた分、フリーランスで活動が出来ていた時期の収入がどうしても少ない為、この支払タイミングのせいで、今月一生懸命働いても、振り込まれる報酬は先月分という形となるので、掛け持ちで働けなかった分が引かれた状態の報酬となる為、シンプルに今月の収入が少なかったのである。

 分かっていた事ではあるのだが、いざこうして形になると、想定していた以上にカツカツになってしまった。

 今回書きたい事はこの話ではないのだが、フリーランスになるにはかなり重要な話だと思うので、急遽予定を変えて執筆をしていきたい。

業務委託で働く場合、高確率で月末締め翌月25日払い

 勿論委託主次第ではあるのだが、売り上げの確定をするのが月末に締めるのが一番簡単なのである。これは経理を経験しているか、既に自分で確定申告を行っている人であれば大体納得して頂けると思う。また、給与を支払っている人の場合は、売り上げが不確定な状態よりも、売り上げが確定している方が給与を支払いやすいというメリットがある。会社が傾いた時にこの辺りはもめ事の原因となる為、個人的にはこの手の会社にはあまり入社をお勧めしたくはないのだが、思っている以上に月末締めの翌月25日支払いを採用している会社は多い。中小企業であればある程、その傾向にある。とはいえ、少なくとも今日まで存在している会社のはずなので、売り上げの安定している会社であればそこまで気にする必要はないだろう。

 既にフリーランスで働いている人は、報酬をもらっていると思うのでこの辺りは慣れていると思うのだが、これからフリーランスになりたい、副業で業務委託を受けたいと考えている人は、ちゃんと振り込みのタイミングは意識しておいた方がいい。

 例えば今の仕事が20日締めの月末払いであるのであれば、翌月の生活はそんなに心配しなくてもいいだろう。そして、掛け持ちをする仕事や、業務委託を受ける職場が同じ締めのタイミングである事が望ましいのだが、業務委託を依頼している会社のほとんどは月末締めになる為、今の仕事が月末締めの25日支払いのパターンであれば特に問題はないのだが、20日締めの月末払いで働いている人の場合は、しっかり1か月分の生活費だけは確保をしておかないと、ジリ貧生活がスタートしてしまう。勿論副業とするのであればそれほど気にする必要はないのだが、問題は掛け持ちによって収入のバランスを調整する為に働く、或いは完全に業務委託に切り替える場合は気を付けたい。

 本業と副業で掛け持ちをしている人で、それぞれの収入の振り込みタイミングが異なっている場合は、後から支払われる分の収入は、どうしても別の仕事をしていた時の分が抜け落ちる。

 もっと具体的に説明をすると、辞める仕事で10万を稼いでいたとして、副業で5万稼いでいたとしよう。辞める仕事の方が20日締めの月末支払いで、副業が月末締めの25日支払いだった場合、副業で働いていた分の5万しか収入が入らないという事になってしまう。なので、生活費をあらかじめためておくか、頑張って20日締めの月末払いの仕事を確保するか、何らかの時間差による収入の増減は頭に入れておきたい。

 こうしてデメリットを多く出してしまったのだが、一方で月末締めの翌月25日払いの仕事をしている人の場合、転職時にこれが助けになる。上手く転職が成功して20日締めの月末払いの会社に入れたとしたら、25日支払いの収入が入ってくれるため、転職早々の収入がかなり安定する形となる。最悪1か月ぐらい仕事をしなくても何とかなるのはかなり大きなメリットとなるだろう。実際私は、初めての転職の時に転職先が月末払いの会社だった為、2か月分の給与が同じ月に振り込まれた事がある。本当にあの時は助かった。

出来るなら自営業で出来る仕事が良い

 これは割とハードルが高いものの、本来フリーランスとして目指すには一番良いスタイルとしては、業務委託ではなくちゃんとお客様を相手とした所謂BtoCの関係になれるのが理想だろう。ちなみに音楽の仕事に関して作曲は事務所経由となるものの、ミキシングを中心とした仕事は完全個人で働いている為、こちらの言い値で受けられるのであれば、諸々これが収入となる為、個人事業主でやっていくのであればこれが一番本当はフリーランスとしては理想の形である。

 何より報酬の振り込みに関して完全に自分で調整が出来る為、思わぬ臨時収入となる事も想定できる為、全ての仕事を自営業にする事が出来るのであればそれもいいだろう。それが難しいようであれば、業務委託の仕事も抱えた複数の仕事を掛け持つタイプのフリーランスをお勧めしたい。ちなみに私は掛け持ちタイプのフリーランスである。

20日締めの月末払いは見つけるのが難しい

 収入を出来るだけ早く貰いたいと思っている人であれば、上記の方法が本当は良いのだが、そうもいかない人は、月末払いとなる仕事を探すことを勧めたい。

 とはいえ、締め日が20日の会社は思っている以上に少なく、業務委託を依頼する会社となると、なかなか現実としては見つからないのではないだろうか?私も今の仕事以外にも業務委託先を探しているのだが、なかなか見つからない。寧ろこれに関しては私が情報が欲しい所である。

そもそも論、仕事は常に探し続ける事

 そもそも論ではあるのだが、支払いのタイミングでジリ貧になる時点でフリーランスとしては失格なのだが、そうも言っていられないのがフリーランスだと思う。

 とはいえ、完全個人経営だろうが、業務委託を抱えるタイプだろうが、そもそもフリーランスは基本的に仕事を探して取ってくるスタイルの労働方法だ。今の私はテレホンアポインターを中心に働いており、これは私が面接を経てつかみ取った仕事である。勿論その事業所ではそれ一本でやっている人もいるし、そこから独立を目指しているフリーランスも居る為、これはこれで正解のルートである。ただ、少なくとも私にはそれは向いていない為、絵私の場合は本来であればバイトを掛け持ちしている時点で最低でももう一つ、理想は3つぐらい仕事を掛け持ちして、体調だったり業務量によって優先する仕事の割り振りを自由に変えられるようにしたいと考えている。何より音楽の仕事が突発的に入るその時に、時間の縛りを受けたくないという理由があり、業務の一本化は最初から考えていなかった。

 正直な話、楽をしたくて時間の縛りの少ない仕事を探す人も居るだろうが、本当にやりたい仕事はあれど、常に仕事が入る訳ではなく、だが仕事が入った優先的に動きたいと思ったその時に、他の仕事に時間を割かなければならず、泣く泣くその仕事を蹴ったことのある人も中には居るだろう。

 私はそのような状況は今の所無かったのだが、このままバイトを続けていたら、いつか蹴らざるを得ない仕事が出てきてしまう事を危惧して、今の業務委託先にお世話になる道を選んだのである。計算ミスだったのは、それ以外の仕事を見つける時間の捻出が出来なかった事、その結果、今回の報酬額が減った状態の対策が出来なかった為、今月はジリ貧生活待ったなしとなってしまった。耐え抜けばまあ、一応翌月は必要な収入は手に入るのだが、そういう甘えは本当に負債を抱える為、このnoteを読んでいる人は絶対やめること。

 また、フリーランスで1本の仕事で満足している人は別にそれでいいと思う。そういう人は仕事を振ってもらえる環境だろうし、営業をかけられるタイプでもあるだろうから、そもそも困らないだろう。

 営業が苦手だけどフリーランスになりたいという人は、フリーランスをやりつつ、他の仕事も出来るように資格を取ったり、出来るならすぐ別の仕事も掛け持って、業務量を調整できる仕事を持つことを勧めたい。

 私の今後の展開としては、ライター系、出来れば広告系の仕事を一つ取って、そちらをメインとして、空き時間にテレアポの仕事を行っていくようなスタイルにしたいと考えている。尤も、今の事務所の人間関係は好きなので正直心が揺らいでしまった事は認めるが、やはりお金の問題が見えた時には、あくまで私はフリーランスの形として一本の仕事でやっていくタイプではなく、複数の仕事で業務量を調整した方がストレスも減らせる人で、時間を可能な限り確保したいと考える人間性だという事は分かっていたので、本来目指していたフリーランスのスタイルを目指していこうと思っている。

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