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夜中

 この時間は音楽制作をしたり、エッセイを書いたり、仕事を探したりと、何かとやる事が多い。そして何かを見つめ直す時間にもなっている。

 大学の頃から夜更かしをする生活を長く続けており、一時期はちゃんと朝起きて生活をしている時期もあったのだが、広告代理店の頃は昼に起きて夜中に帰る生活をしていたし、接客の仕事をやっている時も昼出勤だったので、何だかんだで夜中まで活動をしている生活リズムの方が多く、何より私としてもやはりその方が向いている事を実感している。

 作曲をやるにも深夜の2,3時はプライムタイムで好みのメロディーが浮かびやすい。ミックスに関してはやる事が決まっているので時間は特に選ばないものの、それでも夜に作業をする方が個人的には頭が働きやすい。

 そして、考え事をするのも夜の方が多い。これに関しては悩みという形の方が多いのであまり良くない事ではあるものの、今後の事を考えたり、今の状況を整理するには一番良い時間である。特にフリーランスとなった今、この時間が比較的自由に使える時間なので、新たな仕事を探したり、今の仕事を成熟させる為の研究をしたり、何かと重要な時間となっている。欲を言えば朝の5時ぐらいまで活動したいのだが、今請け負っている仕事が10時からのスタートなので、どうしても2時ぐらいが限界である。

 それでも自分の動きたい時間に動ける事は本当にストレスフリーで、私にとってはフリーランスになって今の所メリットの方が大きい。何より気持ちに余裕がだいぶ生まれたので、こうしてエッセイを書く余裕が戻ってきたし、作曲をする時間も作る事が出来るようになったので、学生の頃程とは言えないが、仕事をしながら音楽活動は何とか出来そうである。

 そんな事を考えながらこうしてエッセイを書いているのだが、私にとってはこの深夜の時間を失くしてしまう事は、これからの人生ではもう考えられないだろう。それでも7時間睡眠で朝の9時なのだから、まあ言うほど無理な生活ではないだろう。

 こうして好きな時間に活動が出来たらどれだけ楽な事だろうか。残念ながら世の中は多様化と言いながらも、生活時間に関しては朝型の人を中心に回っている。ガッツリ夜型な体じゃなかった事がせめてもの救い。

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