ストレス
今朝は、というより、昨晩から、2学期の始業式の前日のような、ブルーな気持ちに陥っていた。
そう。今日、約1年ぶりの対面授業があったのだ。
「行きたくないなぁ。」
まるで登校を嫌がる小学生のような心情。本来のブルーな気持ちを忘れて、そんな懐かしい感情から当時を思い出し、感傷に浸る自分がいた。
いざ教室に行ってみると、、、それはそれは人が多いこと多いこと。まさに"密"だった。
ソーシャルディスタンスは保たれおらず、十分な換気もされていない。むしろ、どこか教室内は、汗ばんだTシャツの中のようにムワッとしている。学生が多すぎて、席を確保できず、立ち見状態になっている学生もいた。
久しぶりに、前後左右自分の半径1メートル以内に人がいる状態。どこか気持ち悪さを感じ、相当なストレスを感じた。
恐らく同じようなことを感じたのだろう、授業の途中で退出する学生も複数いた。
「ブツブツ文句を垂れていても仕方がない。せっかく来たのだから、ここでしかできないことをしよう」と思い、実際どんな体勢で他の学生は受講しているのか観察してみた。
見渡す限り、多くの学生が携帯画面とにらめっこ。延々と教授の話を雨のように浴びる授業に疲れが溜まってきたのだろう、始めは頑張って聞いていた学生も最後には力尽きていた。
「これ対面でする意味ある?」
率直にそう感じた。実験や演習など、対面でないとできないものは分かる。しかし、そうでない授業はオンラインで十分では?実際に去年1年間それでできたのだから。
オンラインだからこそできることもある。実際に、そのオンラインの利点を活かし、アメリカンハンバーグのようにボリューミーな授業を展開して下さる教授もいる。
大学側の事情なのかどうかは分からないが、一度手にした武器を捨てる必要ないのでは?
そう感じながら、教授の口から降り出す言葉の雨を浴び続けた90分間だった。
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